霊仙山 2013年4月4日2013年04月05日

妹に誘われて、初めてツアー日帰り登山に参加しました。裏磐梯の後、運動は全くしていないので体力が心配です。
幸い何とか皆さんの後について歩くことができ、お日様の光を浴びて花開く福寿草にもいっぱい出会えました(^^♪

                    ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます。


【コースタイム】京都・竹田(パス)8:30→10:15今畑(330m)10:30~10:44白雲山宋金寺(福寿草写真)~11:18(小休憩)
~11:45笹峠(700m 休憩)~12:15(小休憩)~12:30近江展望台(1,030m 昼食)12:55~13:05(福寿草写真)13:20
~13:40(小休憩)~14:05霊仙山最高点(1,098m)~14:17霊仙山三角点(1083.5m 小休憩)
~14:35経塚山(1,040m 9合目)~14:50お虎ヶ池(小休憩)~15:07お猿岩(7合目)~15:21見晴台( 5合目)
~15:42汗ふき峠(2合目 小休憩)~16:20落合16:40(バス)→17:05極楽湯・彦根店18:10→19:10京都・竹田

            10:30 多賀町の今畑登山口(330m 廃村)を出発、朝はひんやりして寒いくらい。

                  10:44 白雲山宋金寺、登り始めると暑いので上着を脱ぐ。

     情報では西南尾根に花はないらしく、ここで福寿草の撮影タイム、昨日の雨で花びらが濡れている。

                  直ぐ落葉樹の林になり、明るくて気持ちの良い登山道です。

                        足元にちいさなミスミソウが咲いている。

11:18 立ち休憩(度々あるのでうれしい)、左に近江展望台が見える。ダンコウバイやタムシパが咲き始めています。

                  11:36 緩やかな道になりホッ!黄色い花はアブラチャン。

   花序と枝をつなぐ柄があるのがアブラチャン、無いのがダンコウバイだそうで・・・これはアブラチャンです。

                    カルスト地形の石灰岩、樹林帯なので苔むしている。

                   オニシバリ・・・初めて見る花でたくさん咲いていました。

            11:45 笹峠(700m)に到着、座り休憩の間に急登に備えてチョコレートを食べる。

  近江展望台まで滑りやすい急な坂道を苦労しながら登る。岩の間に咲く小さなミスミソウが元気づけてくれます。

12:30 近江展望台(1,030m)に到着、良いお天気で霊仙山最高点(右)に続く霊仙山の西南尾根登山道が見渡せる。
石灰岩の岩柱が林立する広々した近江カルスト台地、以前はこの辺りから福寿草がいっぱい咲いていたそうです。

西に薄っすら琵琶湖、南に御池岳の雄姿を眺めながら‘おにぎり’をほおばります。風もなく暖かいのでの~んびり♪

                   岩陰にちいさなヤマネコノメソウがいっぱい咲いている。

12:55 近江展望台を出発、霊仙山西南尾根は福寿草の群生地で知られているが、年々花が少なくなっているらしい訪れた時期が良かったのか、雪解けが終わり花びらを開いたばかりの福寿草が、私達を迎えてくれました(^^♪

春の日差しを受け黄色い花びらが光り輝いている。小さな新芽がいっぱいあるので踏まないように注意・・・妹が撮影

春を告げる花々(スプリング・エフェメラル)の代表で、夏になると地上部が枯れて、翌春まで地下で過ごすそうです。

                      よく見るとこげ茶色の蕾がたくさんあります。

         開いたばかりなのでしょうか・・・ハート形のきれいな雄蕊がきれいに並んでいます。

           福寿草は、花びらで太陽の光を中心に集め、その熱で虫を誘引しているそうです。

                         福寿草の立ち姿も素敵・・・妹が撮影

                           岩の隙間から ‘にょきにょき’

                           花びらの裏側はこげ茶色です。

                      去りがたいが15分程で花たちとお別れします。

                         視点を変えて妹の写真をもう1枚(^^♪

13:20 霊仙山最高点に向けて出発。霊仙山(中央)と、最高点(右)を眺めながら広大なカルスト台地の尾根道を歩く。

しばらくカレンフェルトの岩の上を歩くが、浮石が多くて歩きにくい。岩の隙間から小さな福寿草が顔を見せている♪

   13:40 岩場を過ぎた広場で小休憩、左奥が最高点、土の所は薄っすら黄緑色に変わり春の訪れを感じる。

    上の写真の左に続きます。右の最高点から中央のピークをひとつ越えた左に霊仙山の三角点がある。
    霊仙山のイメージにある広大な笹原は冬枯れ?それとも鹿の食害?同じ高さで枯れている様に見える。

   気持ちの良い稜線歩き(^^♪ 春霞なのか、黄砂の影響か、ぼんやりしているが、南に鈴鹿の山々が望める。

                  左から藤原岳(1,120m)、御池岳(1,247m)、鈴北岳(1,130m)

    14:05 霊仙山最高点(1,098m)に到着、標識の後ろに薄っすら伊吹山(1,337m)、左に琵琶湖が見える。

                         歩いて来た西南尾根を振り返る。

            記念写真だけ撮って霊仙山に出発、ピークをひとつ越えて左奥が霊仙山三角点

         上の写真の右に続き手前中央が経塚山で、右の稜線に避難小屋が見える。後方は伊吹山

14:13 ピークに到着、ここから霊仙山三角点まで往復し、帰りは右の経塚山方面に行き、左下のお虎ヶ池から下る。

                 霊仙山三角点は目の前、平日でも山頂付近は登山者が多い。

14:17 霊仙山三角点(1083.5m)に到着、平らな広い山頂でケルンと山頂標識がある。順番に記念写真を撮る(*^^)v
三角点の白い棒の右横が経塚山、左のお虎ヶ池方面の水平道を歩くグルーブが見える。私達もこれから行きます。

                        霊仙山三角点から西南尾根(南霊岳)

                      カレンフェルトの岩柱と先程の分岐のピーク

                 これから歩く経塚山(右端)、次のピーク(中央)から左に下る。

                 上の写真左に続きます。左中段の窪地にお虎ヶ池が見える。

            14:35 経塚山(1,040m)に到着、標識には落合・榑ヶ畑から登る表示で9合目とある。

                   経塚山から霊仙山三角点(右端)と分岐のピーク(左)

          緩やかな登山道をお虎ヶ池まで歩く。途中右側に雪解け水を溜めたきれいな池があった。

14:50 お虎ヶ池に到着(小休憩)、カルスト地形の擂鉢状の窪地(ドリーネ)に水が溜まってできた池なのだそうです。中を覗くと泥に水草が生えているが今は枯れている。霊仙神社の鳥居がある。右上の丘を4頭の鹿が歩いていた。

                お虎ヶ池から見上げる霊仙山三角点(中央)、ケルンが見えます。

                      15:07 お猿岩(7合目)、標識に米原市とある。

  15:21見晴台(5合目)、琵琶湖が見えます。ここからは滑りやすい急坂が続き、各所に虎ロープが張ってある。
  今日はお天気が良いので地面が乾いていて、ほとんど滑らないので一安心、気持ちよく高度を下げて行く。

ツチグリ(土栗)、キノコの一種で外皮が星形に反り返っている。乾くと閉じて球状になり袋の胞子を飛散させます。
球状になると風に吹かれて移動し、別の所で湿気を帯びると再び星形に開くので「晴天の旅行者」とも呼ばれる。

             15:37 3合目、多賀町に戻る。標高が下がると暑くなってTシャツ1枚です。

   15:42 汗ふき峠(2合目)に到着、下りは結構な速足!落合と榑ヶ畑の分岐で、最後の小休憩をとる。
   ここから大洞谷へ下る急斜面は崩れていたが、現在はきれいに整備されていて心配する事はなかった。

大洞谷は杉林の中の広い道ですが、洪水や土砂崩れの跡が各所にあり、写真は鉄梯子で対岸に迂回した所です。

16:20 落合登山口に到着、ここからバスで日帰り湯に行きます。今畑と落合でヒルがついていた人がいました!

鈴鹿の山は御池岳、鈴北岳、藤原岳、御在所岳に何度か登っているが、交通が不便なのとヒルが怖くて最近は歩いていません。霊仙山は以前から登りたいと思っていたので、思いがけずツアーに参加できて本当に良かったです。
お天気と福寿草の開花時期に恵まれて楽しい山歩きが出来ました\(^o^)/ 但し準備不足はやはりダメですね^^;
次はイワウチワを探して比良を歩きたいです~☆