佐渡アオネバ登山口 2014年5月8日 ― 2014年05月08日
2011年5月18~20日に初めて佐渡を訪れました。アオネバのシラネアオイ、ドンデン高原~金北山~白雲台縦走、
マトネのカタクリ、白瀬登山道のオオイワカガミなど、お天気にも恵まれて、佐渡の美しい花達に感動の連続でした。
今年は、妹と2人で再訪します。憧れのオオミスミソウが見られて、山も歩ける様にと、10日早い設定にしました(^^♪
【行程】 2014年5月7~11日 夜行バス2泊 現地2泊 ゆっくり佐渡のお花と展望を楽しみます
1日目 アオネバ登山口~アオネバ十字路~ドンデン池~尻立山~ドンデン山荘泊
2日目 ドンデン山荘~アオネバ十字路~マトネ 往復 佐渡加茂温泉吉田屋泊
3日目 石花登山口~平城畑~石花越分岐点 往復 (ガイド登山)
※click!のある画像は拡大してご覧いただけます。
シラネアオイ、アオネバ渓谷の群落は日本一とも言われている
オオミスミソウ(雪割草)、日本海側には花が大きく、色の美しいものが多い
【コースタイム】 ☀ 妹と2人 ※花を見ながら、撮りながらなので、コースタイムは参考になりません
5/7(水) 京都駅新阪急ホテル前 22:55 (阪急高速バス)→5/8(木) 6:59 新潟駅前 7:10 (新潟交通17系統)→
7:26 新潟港 7:55 (佐渡汽船ジェットフォイル) →9:00 両津港 9:10 (港タクシー)→9:35 アオネバ登山口 9:45~
10:30 落合~11:09 ユブ~12:12 アオネバ十字路(昼食) 12:40~13:15 金北山縦走路入口~13:29 ドンデン分岐~
14:21 ドンデン避難小屋~14:34 ドンデン池~14:46 椿越峠~15:21 尻立山~16:02 ドンデン山荘(宿泊)
7:00 新潟駅前に到着、夜行バスから佐渡汽船行きの路線バスに乗り換える。快晴の青空、夜までもって欲しいな!

7:55 佐渡汽船のジェットフォイル「つばさ」に乗り、約1時間の船旅。船内でパンの朝ごはん。9:00 両津港に到着
佐渡も良いお天気で、残雪の金北山が見える。展望台は老朽化して行けなかった。9:10 予約した港タクシーに乗る

9:35 アオネバ登山口に到着、夜行バスと高速船が一緒だった女性4人組が、後から来られたが、他に登山者は無し
標高は300m、梅津川上流(水川内沢)沿いを、約5km登る。尾根周辺に見られる青い粘土がアオネバ(青粘)の由来

9:45 気持ちの良いグリーンシャワーを浴びて出発です。登山口から直ぐに小さなダムがあり、緑色の水面が美しい

沢沿いに、コンロンソウ
スダヤクシュ

登山口付近のオオイワカガミは満開
チゴユリ
オオイワカガミ

フデリンドウ

オドリコソウ
足元にオオタチツボスミレとニリンソウが群生
ホウチャクソウとニリンソウ
ニリンソウの花はちょうど見頃で美しい! オドリコソウが混じる
ヒトリシズカ、この辺りでは満開

ミヤマハコベ

ルイヨウボタン

樹林帯の沢沿いをゆっくり登るので、涼しくて気持ちが良い

咲き始めのホウチャクソウ ※ナルコユリとの違いは、花弁が重なって筒状に付いていること
スダヤクシュ
ニリンソウ
明るい樹林の道、足元はニリンソウ畑

ミヤマキケマン
10:30 落合に到着、コースタイムが40分の所を45分で歩いたので快調、デジイチを首にぶら下げながら登っています

この辺りまで登ると、オオイワカガミはまだ固い蕾

オオカメノキ(ムシカリ)

11:00 この辺からシラネアオイ街道が始まる~♪ ここまでは花びらが開きすぎてカメラを向ける気にならなかった

お日様の光を浴びて、ひ~らひら
シラネアオイの群落は日本一とも言われています
11:09 ユブに到着、木々は芽吹いたばかりで、太陽の日差しを直接受けて暖かい為なのか、虫が多くて閉口する!

左斜面の新緑・・・春の柔らかい青空と芽吹きの彩りがきれいです
時を忘れて、シラネアオイと素敵な対面・・・恥ずかしがりやさん
咲いたばかりの、きれいな花芯
最初、蕾は葉っぱに包まれているんだね
シラネアオイ (白根葵) は、1科1属1種の日本特産種だそうです
花弁のように見えるのは、萼片で4個ある
咲き始めたばかりの花は、花びらがしわしわで色が濃い
落ち葉の中からにょきにょき、背丈は15~30cm
林床で、無造作にいっぱい咲いている!
今日一番のお気に入りです
雪解けの遅い場所はまだ蕾
同じ標高でも、雪が早く融けた所は満開です
透過光の花びらと、掌状の大きな葉っぱ
アオネバ十字路に近づくと、蕾が多くなった
エゾエンゴサク、この辺りから青い粘土質の土壌が現れる

ヒトリシズカ・・・ちいさくて可愛い
シラネアオイの開きかけた蕾
ユキサザの蕾
ブルーのキクザキイチゲ
エンレイソウの群生

12:12 アオネバ十字路(767m)に到着、初めて残雪を踏んだ。数人の登山者が下りてこられただけの静かな山です。
貸切で昼食を頂くが、虫が多くてゆっくり出来ません^^; 疲れたのでマトネまでの往復を止めて、ドンデン山に向かう
2回ほど迂回路を歩き、その後は林道の様な広い道を行く、右に池があり、枝からカエルの卵?がぶら下がっている
白いキクザキイチゲがいっぱい
ブルーのキクザキイチゲは咲き始めたばかりで、葉が撚れている
所々でたくさんの残雪があり、融けた所からフキノトウが顔を出している
初めてきれいなオオミスミソウを見つけた!
ピンクの花もありました(^^♪
13:15 金北山縦走路入口に到着、佐渡縦貫線の舗装道路を右に行くと直接ドンデン山荘、左が尻立山経由です

入口からしばらく歩いたこの辺り、2011年はカタクリとシラネアオイのお花畑でしたが、今回はまだ雪があります
右の小さな沢筋にキクザキイチゲが群生
13:29 ドンデン池の分岐、雪の上を歩いて右斜め方向に登る。天気予報は下り坂ですが、青空が広がりラッキー♪

上に新しい堰堤があり休憩、明日歩くマトネが見えている。上から10名ほどのグループが下りてきました
残雪がまだまだあって、木々の芽吹きも半ば
右斜面に、ザゼンソウの群落を見つけた!
苞の中が良く見える
ちいさなエンレイソウ、バイケイソウ、キクザキイチゲ、カタクリ
日当たりの良い斜面では、カタクリが満開です
突然広い湿地帯が現れ、遠くにミズバショウが咲いている

登山道はくるっと回り込んでいて、湿地帯を上から眺める
左上にドンデン避難小屋が見えたので行くと、周辺はアマナの大群生です

満開のアマナ、ここは日当たりが良いので背丈が低い
這いつくばって横から見ても可愛い♪
14;21 ドンデン避難小屋からドンデン池を見下ろす。この辺り、夏は放牧地だそうです
内部を見学、台所もある2階建ての立派な小屋です

ドンデン避難小屋の前から尻立山
霞んでいるが、外海府の海が見える
北東、右奥に金剛山、左の三角錐は芝尻山
ドンデン避難小屋から、大きな雪壁に沿ってドンデン池に下る。ホオジロがいた
枯れた牧草地にエチゴキジムシロがいっぱい
14:34 ドンデン池に到着、青空を映してきれい!
先程の雪壁の上に上がってドンデン池を見下ろす、対岸の雪が音を立てて崩れている

椿越峠への道からドンデン避難小屋、この辺りから少しだけ登山者と出会うようになる
14:46 椿越峠に到着、両津湾がきれいに見えている。気持ちが良いのでしばらく休憩、2回目の昼食は虫がいない♪
尻立山の登り道、灌木の下にカタクリがいっぱい咲いている
15;21 尻立山 (940m) に到着、前回歩いた金北山縦走路の稜線がきれいに見える
中央がマトネ (937.5m) 、明日はドンデン山荘からマトネまで歩く予定です
反対側は、未踏の金剛山縦走路、右の禿山が論天山、左の三角錐が芝尻山、間にドンデン池と避難小屋が見える
ドンデン山荘への下り道にもカタクリがいっぱい
ドンデン山荘の屋根の向こうに両津湾と加茂湖
16:02 ドンデン山荘 (890m) に到着、午後3時からは曇りの予報だったが、晴れてくれてラッキー♪

早速お風呂に入りゆっくりする。夕食は生ビールで乾杯!今日は満室で宿泊者は数人を除いてほとんどが女性!

明日は☂マーク、朝のお天気で行動予定を決める事にして、20:00就寝、山荘が揺れるほどの強風が吹いている!
それでも昨夜が夜行バスだったので、ぐっすり寝ました(*^_^*) 夜中は雨も凄かったようです。
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