羅臼湖 2014年7月16日2014年08月16日

2月に知床の現地ガイドさんと連絡を取りました。北海道も最近は梅雨があり、7月半ばから雨の日が多いそうです。
7月7日からが良いと言われたが、仲間が旅行中なので、15日と16日を予約して晴れた日に羅臼岳登山にしました。
今日はオリジナルガイドと言うことで、午前中に羅臼湖、午後は羅臼の海岸を歩きます。好きに選べるなんて凄い!

【行程】 ☀
ホテル(ガイドさんの車)7:30→8:10知床峠8:30→8:40見返り峠、羅臼湖入口~11:18羅臼湖11:40~13:20見返り峠→
14:00羅臼温泉(昼食・道の駅買い物)15:30→16:20相泊温泉~羅臼海岸散策~17:20相泊温泉→18:40ホテル

                      6:26 ホテルの7階廊下から、羅臼岳が見える

                       777号室の窓から、ウトロ港とオホーツク海

     プユニ岬・・・知床八景のひとつで、初日に行った。今朝は時間があるので朝食をホテルで食べる

 7:30 ガイドさんのお迎えでホテルを出発、ガイドさんは羅臼在住で、毎日知床横断道路を通って来て下さいます

                    ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます。
8:10 知床峠 (738m) 、羅臼湖はオリジナルツアーだったが、雨で歩けなかったカップルが参加を希望されていたのでOKして知床峠で合流する。今日は朝から晴天でハイマツの樹海にぽっかり羅臼岳が浮かび、素晴らしい景色~♪

             雲海の向こうに国後島の泊山 (542m)が見える。 北方領土の案内板があった

8:40 見返り峠 (583m) が羅臼湖の登山口、駐車場が無いので、車はガイドさんの仲間が羅臼に戻り、お昼に迎えに来てくださる。ここからは羅臼岳山頂の岩峰も見える。昨日は、あの天辺にいたんだ!と感慨もひとしおです(*^^)v

羅臼湖トレイルは全長3㎞、高低差が89m、木道の整備は最小限なので、私達はガイドさん準備の長靴を履きます
針広混交帯の明るい登山口です。案内板に羅臼湖ルール、入山届を記入する。勿論ここもヒグマ対策が必要です

           9:15 二の沼から羅臼岳、ワタスゲがいっぱい・・・一の沼は水量が少ないのでパス

               「歩道はぬかるみでも真ん中を歩く」 が鉄則、林床にゴゼンタチバナ

今日は道が乾いていて歩き易い。ダケカンバ、この辺りでは背の高いハイマツ (五葉松の一種だそう) 、クマザサ

             ダケカンバの倒木をまたぐ若いカップル、仲が良くてちょっと羨ましいな(*^_^*)

             イワツツジ、葉っぱの下に花が咲いているのに、見つけられてうれしい(^^♪

             9:39 三の沼、ここが一番のビューポイント・・・ブルーの水面に映る逆さ羅臼

         湿原の間に木道と展望台が設置されている。登山道からガイドさんが写してくれました

                    沼に映ったダケカンバの白い幹が、さざ波に揺れる

しばらく行くと、末端は穴が開いているが、沢筋にまだ雪渓があった! 青空、木々の緑、雪渓の白がきれいです

                      ガイドさん恒例のジャンプ!頑張りました(笑)

          ここから眺める羅臼岳は、端正な三角錐で美しい、ベールの様なうす雲も素敵~♪

                           10:15 アヤメが原の木道

           アヤメが原から流れ出るきれいな水、エゾサンショウウオが生息しているそうです

     10:35 四の沼とミツガシワ、現在羅臼湖の木道工事中で、資材を運ぶヘリコプターが行き来している

                            交尾中のルリイトトンボ

     潜水産卵したメスを、水中から助けている雄のルリイトトンボ・・・何匹も来て、何度も頑張っている

                    10:55 五の沼と知西別岳、ここもワタスゲがいっぱい

工事中の作業員さんとすれ違い、左に曲がって壊れた木道を歩いて羅臼湖に行く。現在は湿原の真ん中に木道が
あるが、新しい木道は左端に出来るらしい。木道の両側に湿原の花がいっぱいあって、私は中々辿りつけなかった

             モウセンゴケ、虫を捕まえたものは気持ち悪いのできれいな個体を選んだ

                     モウセンゴケが、ちいさな蕾を延ばしている!

           少し離れた所に二輪の白い花が咲いている・・・モウセンゴケの花は初めて見た

                     チシマワレモコウ、蝶々はコチャバネセセリかな?

                   ツルコケモモ、ちいさなピンクの花でこれも初めて見る

                              ホソバキソチドリ

                       11:18 羅臼湖に到着、地西別岳 (1,317m)

                 羅臼湖は細長い湖の様で、これは右側でヒオウギアヤメが一輪

左側の風景、展望台でガイドさん恒例の知床スペシャルミルクティを頂く。若いカップから北海道のチョコも貰った♪

               羅臼湖畔の展望台で記念写真、この案内板も7月末には無くなる

11:40 同じ道を歩いて見返り峠まで戻る。中央奥に天頂山 (1,046m) 、拡大すると右下雲の左に羅臼岳山頂が見える

                    アヤメが原のギボウシ蕾、コガネギクの蕾もあった

                         アヤメが原にいたエゾアカガエル

       ウコンウツギの花・・・13:30 登山口、知床峠まで若い二人を送り、今度は羅臼温泉に向かう

          14:04 ガイドさんお薦めの鮨店は夜だけの営業、他のお店で特上生にぎりを奮発して頂く
          写真は珍しいブドウ海老と馬糞ウニ、羅臼産の焼きホッケが冷凍なのに美味しかった

                   羅臼港の漁船と羅臼川、国後島がすぐ目の前に見える

                          国後島の泊山、コンブ漁船?

                    15:06 羅臼側から見た羅臼岳、雲がかかり残念です

     15:30 道の駅で買い物をして出発、知床公園羅臼線を走って相泊温泉に向かう。 熊の入った家

                      昆布養殖のブイの向こうに、国後羅臼山

15日に解禁され、昼間に干してあった天然羅臼昆布を片付けるご家族、即売の煮昆布用の養殖羅臼昆布を買った

  海岸の岩場にあるセセキ温泉、満潮になると海に沈むそうだ。先程の家族の所有で、手を浸したら結構熱い

16:20 相泊温泉、ブルーシートの中が温泉、この先に駐車して、少しだけ羅臼の海岸を歩く。知床岬への第一歩?

                     郵便屋さんに出逢う。配達も歩いてでご苦労様

                コンブ漁の時期だけ住む家だそうです。横に昆布の乾燥室もある

        天然の羅臼昆布、厚みがあって立派、先程の子供たちはおやつの様に昆布を食べていた

浜でウニを洗っていた女の人が、食べて行けと声をかけてくれる!昆布に付いていたウニで遠慮は要らないと・・・
白いものとオレンジ色があり、ちょっと苦味があると仰るが、私達にはとても美味しい。旦那さんの肴を横取りです

                         北の国からで使われた 「純の番屋」

                       16:52 知床岳の登山口、ここで引き返す

                時間が早ければ、見えている観音岩まで行く予定だったそうです

16:20 相泊温泉に到着、キタキツネがいた。羅臼温泉経由、ウトロ温泉まで長いドライブ、ガイドさんご苦労様でした

18:16 知床峠付近から羅臼岳、笠雲が凄い、18:40 ホテル着、2日間素晴らしいガイド登山を楽しませて頂きました 

今日も大急ぎで温泉に浸かり、夕食のバイキング会場へ行く。連泊なので毛蟹付だが、時間がないので大変です。
明日は3時半起床で、5時に出発し、雌阿寒岳に登ります。3日共ホテルでゆっくり出来なかったが、思いっきり知床の
風景に触れられて、本当に良かったです。お天気と、良いガイドさんに恵まれたことに感謝しながら就寝\(^o^)/