赤坂山 2015年10月25日2015年10月25日

22日に見られなかったクロモジを探して、赤坂山に登ります。天気予報は晴れだが、マキノ高原で5mの強風らしい。強風が吹き荒れる事で知られる赤坂山なので、稜線の強風を心配しながら出発します。ブナの黄葉も楽しみです。
実際、稜線では簡易風速計の最大値30mを振り切る風が吹きました!お蔭で素晴らしい展望が得られてラッキー♪黄葉もちょうど見頃を迎えていて、楽しい山歩きが出来ました。湖西道路が空いていたのも良かったです(*^^)v

                     鉄塔の広場から赤坂山(中央後方)と明王ノ禿(右)

                      黄葉が始まった赤坂山歩道の明るいブナ林

【コースタイム】 ☀時々☁ 強風 ※強風のお蔭で、コースタイム通りに歩けました(笑)
自宅(車)6:50→7:50マキノ高原マキノスキー場(P)8:00~8:11赤坂山登山口~9:08ブナの木平(休憩)9:25
~10:16粟柄越~10:30赤坂山~10:43粟柄越~12:00寒風(昼食)12:30~13:34西山歩道分岐~14:04寒風登山口
~14:16マキノスキー場(P)14:25→16:00自宅

8:00 早朝に出発したおかげで湖西道路が空いていて、1時間でマキノ高原スキー場の登山者用駐車場に到着した。
駐車場はガラガラ、キャンプ場は子供連れの方が結構居られて、のんびりされている。強風で雲の流れが速いです

            8:11 赤坂山登山口(マキノスキー場が標高187m)、きれいな標識が出来ている

赤坂山歩道の階段の急登を行く。この辺りは照葉樹と落葉広葉樹が混じり、春夏は大汗ですが、今日は快適に登る

                    サカキかな(?) 緑と黒の実がいっぱい生っている

  9:08 ブナの木平、ここまで女性グループ1組に抜かされただけで誰もいない! ここで樹木観察と最初の休憩♪

強風に雲が流されて、日差しが当たったり、さえぎられたりと目まぐるしいお天気です。左の登山道にお目当ての・・・

オオバクロモジが群生~♪ すでに実は落下し冬芽が見える。黄葉はまだ先ですね。楊枝の木で良い香りがします

    9:33 しばらく沢沿いを歩き、此処からは九十九折の緩い道を登る。明るい落葉広葉樹林は気持ちが良い

                   ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
             9:50 登山道に朱色と黄色の紅葉がちらほら見え始めて、あらきれい~♪

               落葉した木々の隙間から、左にきれいに紅葉した山の斜面が見える

                        背高ノッポの密集したブナ林の間を登る

                 木々の梢は鮮やかな紅葉・・いろんな形と色の葉っぱの競演

                   赤坂山歩道で私が好きな場所、いつもここで休憩します

              木々の足元にはオオイワカガミが群生、春は可愛い花を咲かせます

   暑くもなく寒くもなく快適な登山で、私はカメラを出すことが多くなり、ついつい主人を待たせてしまう事に^^;

                             ホツツジの赤い実

                   ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
右に高圧送電線の鉄塔広場があるので寄り道する。凄い風だが展望は素晴らしく、北に赤坂山と明王ノ禿が見える

東北東は右奥から、高島トレイル最初のポイント乗鞍岳(865.2m)、芦原岳(840m)、以前に歩いた懐かしい山並です

   10:16 粟柄越(770m)、強風に備えて鉄塔横の茂みで上着を着たがそれでも寒い!帽子は飛ぶので脱いだ

      粟柄越の分岐から、右に行き赤坂山を往復します。高圧送電線はゴーゴーとうなり声をあげている

            10:30 赤坂山(823.8m)に到着、立って居られないほどの強風が吹いている!
            展望方位盤があったのに確認せず^^; 北に見えるのは野坂岳(913m)かな?

                   ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
    東は、明王ノ禿、芦原岳、乗鞍岳と続く高島トレイルの山々、此方側から2人の男性が登って来られた

                       北東に、三国山(876,3m)と明王ノ禿(780m)

        南南西に、粟柄越から寒風(840m)の登山道、右奥に大御影山(950.1m)の反射板が見える

                     南南東に、琵琶湖が反射板の様に輝いて見える

10:36 山頂を出発しようとしたら、下から5人組が登って来られた。道を譲って待つ間が立って居られなくて座り込む

           窪地でホッとして、赤坂山山頂を振り返る。春は何度も来ているが秋は2回目かも?
           1つだけ雪山の記録がありました。 http://alpin-rose0706.asablo.jp/blog/2013/02/

                  ススキの穂が強風に揺られて、波の様でとてもきれい♪

10:43 粟柄越、福井県美浜町13㎞とある。ここは福井県美浜町と滋賀県高島市の県境尾根で右に行くと折戸谷です

         帽子をかぶらないと体温が奪われて寒い!低木の陰でレインスーツの上着を出して着る

           着替えている間に先程の5人組が抜かして行かれた。中央に寒風が見えている

  直ぐに樹林帯に入りホッ! 一株なのか何本にも枝分かれした背の低いブナ、風と雪に耐えているのでしょうね

         樹林帯から次のピークを目指す。この辺りはツゲの木が多くて、面白い形をしている

                  谷の向こうに琵琶湖が光っている。斜面の紅葉が綺麗です

         ピークに来ると、寒風がだいぶ近づいたように見えるが、相変わらず凄い風です
         主人が簡易の風速計を出したら、最高値の風速30mを振り切ってしまって驚く!  

             前を行く5人組も、何度も立ち止まって素晴らしい景色を眺めておられる

               日本海は相変わらず見えませんが、青空と真っ白な雲が綺麗です

                   ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
          次のピークから登山道を振り返る。こんもりした台地の上を歩いてきたんですね。

          標高が上がったので、三国山と赤坂山、右後方に乗鞍岳もまた見える様になった

石ころだらけの所でカナブンの写真を撮っていたら、その間に虫を捕まえていたようだ!その時は気づかなかった^^;

                      折角標高を上げたのに、今度は樹林帯を激下り

   もう一度登り返します。風が強いのでゆっくり出来ず、ひたすら歩き続けるが、不思議と辛くないのは何故?

 大きな岩が転がった台地に出る。寒風はもう目の前、以前ここで、友人から野点を頂いた事を思い出しました(^^♪

    草地の斜面を登り切った所から、北側にやっと日本海が見えた! 半島に打ち付ける白波も見える

              この谷の奥に福井県美浜町が見えている。上の写真はカメラをズーム

             野点をした広い台地と三国山、高島トレイルの雄大な風景が広がっている

     やっと寒風手前の樹林帯に入りホッ! ずっと強風にさらされていたので、木立は落ち着きます

          ここは背の高い細いブナが密集している。風雪にさらされない地形なのでしょうか?

                       黄葉を始めたハウチワカエデの先に・・・

12:00 寒風(840m)に到着、右に続く道は大谷山(813.9m)に続く高島トレイルで、大谷山からはマキノ石庭へ下れる

                    寒風からの琵琶湖絶景、うっすらと伊吹山も見える

                         北東に、三国山、赤坂山、乗鞍岳

         風を避けて、少し下った所で琵琶湖を見ながらお昼ご飯、ハナヒリノキの紅葉がきれい

         12:30 下り始める頃、ご夫婦が下から登って来られた。ここからは又黄葉がきれいです♪

 稜線の強風は嘘みたいに止んだ。足元の下草はシダ、稜線では茶色く枯れていたのに、緑色で生き生きしている

                   ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
          黄葉したブナの梢越しに、大谷山が見えた。以前寒風からピストンしたことがある

 掘れた旧登山道の横に、新しい道が出来ている!ずっと下の方まで続いていて、柔らかい土の道を楽々下山~♪

              下から見上げると、緑の葉っぱが多いので、黄葉の盛りはまだ先かな

                     寒風のブナ林は、いつ来てもきれいですね~☆

                        下から見上げると少し色づいています

            コアジサイとオオイワカガミ、この辺りも春は花がきれいで、カタクリも咲きます

      ここで旧道と合流、暑くなったのでレインスーツを脱いだ。此処からしばらく杉の樹林帯を下る

   13:13 ベンチのある展望地から、マキノのメタセコイア並木とパッチワークの畑、良く見ると模様がありました

                       少しだけ紅葉を始めた灌木の間を下る

                       13:34 西山歩道分岐の標識で、左に曲がる

              良く覚えているトチノキの大木、右下の広場は落ち葉で埋もれている

                              クマさんの爪痕?

               マキノスキー場の上部に出てきた。下の広場がマキノキャンプ場です

       14:04 スキー場の中の道を下って、寒風登山口に到着、最後のスキー場歩きが疲れた~

                  14:16 マキノ高原駐車場、朝と違って穏やかな青空と山々

日曜日で、もっと登山者が多いと思ったが、ほとんど2人だけで歩きました。オオバクロモジが見られて良かった(^^♪
湖西道路は真野インターから渋滞したが、1時間半程で帰れたので、ゆっくりお風呂に入ってから夕食準備が出来た