東北の旅 岩手山 2017年6月26日2017年06月26日

今年の夏山は、女友達5人で東北の山々を歩き、花を愛でる旅です。1月に山岳ガイドさんを、4日間依頼しました。
行先は、秋田駒ヶ岳・八幡平・早池峰山を希望し、お天気と花の開花情報を見ながら、当日に登る山を決めます。
幸いにも4日間お天気に恵まれて、楽しい山旅が出来ました。宿泊地は八幡平温泉郷に2泊、安比高原に1泊です。

【行程】 6/25 京都駅19:32(ひかり534号)→22:10東京駅八重洲南口23:10(ドリーム盛岡1号)→6/26 7:35盛岡駅東口

                   ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
                         岩手山焼走りコースのコマクサ

                               シラネアオイ

【コースタイム】 6/26 ☁のち☀ 参加者 Fさん Kさん Sさん Mさん 合計5人
JR盛岡駅7:30(ガイドさんの車)→焼走り登山口(P)8:50~11:35第一噴出口跡~12:45ツルハシノ別レ(五合目 昼食)
13:05~13:50引き返す~14:55第一噴出口跡~17:25焼走り登山口→18:00八幡平温泉郷 八幡平ハイツ(2連泊)

7:30 盛岡駅でガイドさんと集合、夜行バスで来たので、八幡平を散策する予定だったが、雨が降っているらしい^^;
雨の予備日は、岩手山のシラネアオイを見に行く事にしていました。焼走りコースの途中まで、ピストンで歩きます。
8:50 トイレと準備体操をしてから焼走り登山口を出発、登山道は少し濡れているが、雨はあがっていて良かったです

     焼走り溶岩流を左に見ながら、ミズナラの樹林帯を登る。しばらくすると日が差してきて、新緑が美しい

       林床に咲くヨツバムグラ、イチヤクソウとアマドコロも咲いていた。木陰は涼しくて快適

                            タニウツギの花は大きい

         11:05 第二噴出口跡、焼走り溶岩流は、1732年に4つの噴出口から流れ出たそうだ

                   ベニバナイチヤクソウ、まだ蕾だが見られてラッキー♪

                       ベニバナイチヤクソウ、一輪だけ開花

                             ミヤマハンショウヅル



    途中で、昨日岩手山八合目避難小屋に泊まり、今朝焼走りコースを下山されている団体と出会う
    皆さん大変そうなので不思議だったが、帰り道に私達もなるほど・・と納得した。マイヅルソウの花

                 11:35 第一噴出口跡、岩手山にかかる雲が少しずつとれてきた

山麓の自衛隊岩手駐屯地から、大きな空砲音が何度か聞こえてきてびっくりする!7月にマラソン大会が開催される

                    樹林帯のあちこちに、マイヅルソウが群生している

    しばらくすると樹林帯を抜けて、登山道は右へトラバースする。左上の斜面にコマクサがいっぱい(^^♪

                                 タカネスミレ

       直射日光が暑いし、火山砂礫の道は歩きにくい^^; コマクサは咲き始めたばかりで蕾も多い

  ハクサンチドリもいっぱい咲いている♪ 最近、火山礫の斜面に灌木が浸食してきて、問題になっているようだ

                        咲き始めたばかりのハクサンチドリ

                   12:35 樹林帯に戻りホッとする。ツバメオモトの咲き残り

                    大きなダケカンバ、爽やかなお天気で木陰は涼しい

12:45 ツルハシで昼食、ここは五合目で上坊コースとの合流点です。虫がいなくて安心していたら、噛まれてしまった

         13:05 出発、ここから急登が始まる! しばらくすると両側の斜面にシラネアオイが群生

                               ミヤマスミレ

                        スダヤクシュ・・・漢方薬になるそうだ

                           咲き始めのミヤマカラマツ

            大きなダケカンバの根っこ、4日間お世話になった優しいが頼もしいガイドさん

             シラネアオイは、先週が見頃だったようだ。雪融けの遅い所には蕾がある

                   ミドリユキザサ・・・咲いていたのはここだけで蕾が多い

13:50 シラネアオイ街道が続くが、そろそろ引き返す。焼走りコースは下山者が多く、日帰り登山者が下りてこられる

下側の斜面にも、シラネアオイが咲いている。シラカンバに対し、樹皮がむけるのがダケカンバで、よく燃えるそうだ

 コマクサ群生地の終わり、火山砂礫の広い道は、植生保護の為にロープが張ってある。右奥に姫神山が見える

14:55 第一噴出口跡、山麓の黒い所が焼走り溶岩流で、緑が自衛隊駐屯地、岩手山は晴れたても早池峰は雲の中

      岩手山の火口壁が見える。ここから延々下る事2時間半、元気な友人たちはお喋りに夢中です

  17:25 焼走り登山口の自然観察路から、焼走り溶岩流と岩手山(2,038m) 駐車場で整理体操をして車に乗る

  18:00 ホテルに到着、単純硫黄泉の温泉で疲れを癒し、19:00 夕食、さすがに寝不足で皆さん直ぐに就寝~☆

初日は簡単に散策の予定が、8時間半も歩いてとても疲れました。明日は快晴の予報なので早々に寝ます(*^_^*)
岩手山のコマクサとシラネアオイが見られてラッキー♪ 宿泊地が同じだと、行先変更が可能なのでこれは正解です