ツール・ド・モンブラン(1) エギーユ・デュ・ミディ 2010年7月15~16日 ― 2019年02月15日
憧れのツール・ド・モンブラン(略称TMB)を、4人の山仲間とガイドさんの合計6人で、楽しく愉快に歩いてきました(^^♪
TMBはヨーロッパアルプス最高峰のモンブラン(4810m)の周りを、フランス・イタリア・スイスにまたがって歩く人気の
トレッキングコースで、標高1,210mから2,665mまで何回も峠越えをしながら歩きます。素敵な山小屋と美味しい料理いろいろな国の人達との交流、何処までも続くお花畑とモンブラン山群の絶景を満喫し、モンブランを表と裏から
眺めてきました。初日は氷河の上を渡るゴンドラで空中散歩、モンブラン山群とシャモニ針峰群のパノラマ風景が、
素晴らしかったです。
※時差、ヘルシンキ -6時間、シャモニー -7時間(サマータイム) ※両替レート €1 \112 (2007年は170円!)
※参考図書 山と渓谷社 小川清美著 「海外登山ガイド シャモニ周辺を歩く」
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エギーユ・デュ・ミディ展望台から望む、白銀のモンブラン・・・この山をぐるっと一周
初日は時差ボケ解消にラックブランへ軽いハイキングを予定していたが、15日夜のシャモニー到着時はきれいな
夕焼けで今朝は快晴の青空が広がっている!朝一にロープウェイでエギーユ・デュミディ展望台に昇り、3連結の
ゴンドラでイタリア側のエルブロンネ展望台まで氷河の上を空中散歩(^^♪ 午後はロープウェイの途中駅から、
モンタンヴェールまで4時間のハイキングも出来て、初日から充実感いっぱいの一日が過ごせました\(^o^)/
※2007年に行けなかったエギーユ・デュ・ミディからエルブロンネへ行くゴンドラのリベンジが出来て良かったです。
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エルブロンネ行きゴンドラの中から、メール・ド・グラス氷河
ジェアン氷河の奥に、ダン・デュ・ジェアン (4013m)
【行程】 ☀ 参加者、Hさん、Fさん、Mさん、妹 ガイドのSさん、合計6人 ※アドベンチャーガイズの個人手配旅行
7/15 JR京都(はるか7号)7:15→8:54関西空港(FIN-AY078便)11:00→現地時間15:10ヘルシンキ(AY869便)16:50→
現地時間18:50ジュネーブ(送迎車)→20:30シャモニー
ホテル グルメ・イタリー2連泊(アルヴ川沿いの三つ星ホテル、4階の303と304号室、スタッフ親切、朝食も美味しい)
7/16 ホテル(7:00朝食)~7:52ロープウェイ山麓駅8:15→8:35エギーユ・デュ・ミディ(エレベーター)→8:57頂上テラス
(ゴンドラ)9:35→10:05エルブロンネ(ゴンドラ)10:45→11:15エギーユ・デュ・ミディ(ロープゥエイ)11:30→11:50
プラン・ドゥ・レギーユ(昼食サンドイッチ、コーヒー)12:33~15:25氷河展望地15:35~16:30モンタンヴェール(登山電車)16:55→17:15シャモニー19:00 LE CARLINAで夕食 ペンネ、生サーモン、サラダ、生ビールなど5人で一緒に食べる
今回は個人手配旅行です。3月にフィンランド航空の早割航空券の手配を依頼する。航空運賃が安く
乗継のヘルシンキまで9時間50分なので体も楽です。7/15 11:00 関西空港をFIN-AY078便で出発~

今年機体が新しくなり快適な空の旅、窓際で湖沼風景も♪15:10 ヘルシンキ着、16:50 AY-869便は40分遅れで出発

18:50 2時間でジュネーブに到着、AGのガイドSさんと合流し送迎車で1時間弱、山を眺めながら快適なドライブ

20:30 シャモニーのホテル・イタリーに到着、アルヴ川沿いにあり、部屋は4階の右側303号室、トリプルで快適(^^♪

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チェックインの前に、ホテルの前から見えたモンブランに感激! 2003年以来の再会です
左にエギーユ・デュ・ミディの展望台も見えている。日本は雨続きのお天気だったがシャモニーは晴れで良かった♪
エギーユ・ディ・ミディ(正午の時計の針)・・・街の教会から見ると、正午に太陽がこの山頂の上に来ることから由来
21:00 まだ明るいのでシャモニーの街を散歩する。リゾート地の雰囲気が漂う(^^♪

踏切でちょうど電車が通過、ここが夕焼けの撮影スポット

21:10 モンブランの夕焼け、岩峰が赤く染まっている

エギーユ・デュ・ミディも赤い! 明朝・・・晴れていたら朝一でミディ針峰の展望台に行く事に決める

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7/16 6:00 起床、左から朝日が当たりモンブランの雪面が赤く染まっている

朝食までシャモニーの街を散策、流石に人影はまばら、踏切を電車が通っている

6:45 快晴の青空が広がり、エギーユ・デュ・ミディの展望台行きは決まりです\(^o^)/ 中央奥がモンブラン

モンブラン(左奥) ドーム・デュ・グテ(中央) エギーユ・デュ・グテ(右の三角錐) ボソン氷河が流れる

ソシュール広場のバルマとソシュールの像・・・バルマが指差す先にモンブラン

7:00 朝食、数日前にモンブランを登頂した男性3人が居られた。定年後の挑戦みたいで充実感いっぱい(*^_^*)

バイキング形式の朝食、パンとチーズが美味しいです

7:52 ロープウェイのシャモニー駅(1035m) 2008年に改築された。8:15 出発、朝早いのでそれほど混雑していない

8:35 一度乗り換え20分でエギーユ・デュ・ミディに到着、ロープウェイで一緒だった姉弟が可愛い笑顔を見せてくれた

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エキ゜ーユ・デュ・ミディ展望台地図 (ロープウェイのパンフレットをコピー) ②が駅 ④テレキャビン駅 ➅頂上テラス
ロープウェイ駅のある北峰の展望台は行かないで、中央橋を渡り中央峰に行く。Sさんはとても良いガイドさん(*^_^*)

橋からは、こんな絶景が飛び込んできます!雲海とシャモニ針峰群、ミディ尾根の急斜面を下る登山者が見える

反対側は、切り立った岩壁の向こうに真っ白なモンブラン

中央峰の岩盤をくり貫いた高速エレベーターに乗って頂上テラスに行く

8:57 頂上テラスで記念写真、気温は低いが風がないので気持ちが良い。私は7年ぶりにモンブランと再会(*^_^*)

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モンブラン (4810m 白い山) は、ヨーロッパアルプスの最高峰で、フランスとイタリアの国境にある
イタリア名は、モンテ・ビアンコ・・・TMBを歩いて、イタリア側からのモンテ・ビアンコも眺めます(^^♪
山頂の雪面を歩く登山者のジグザグのトレースや、岩壁の白い部分を登る登山者が良く見える
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頂上テラスのパノラマ (パンフレットをコピー)
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ミディ針峰の頂上テラス(3842m)から眺める絶景・・・富士山より高いので高度障害にならない様にゆっくり移動
左からモンブラン・デュ・タキュル(4248m) モンモーディ(4365m) モンブラン(4810m) ドーム・デュ・グテ(4304m)
左奥から、モンブラン、ヴァロ小屋(4362m 中間の岩の所にある)、ドーム・デュ・グテ、エギーユ・デュ・グテ(3863m)
シャモニーの街に向かって流れ落ちるボソン氷河

この後乗る予定のパノラミック・モンブラン・ゴンドラが下に見える

ゴンドラはヴァレー・ブランシュを越えて、左下の岩峰を通過、ジェアン氷河を渡り、左奥の三角錐のエルブロンネへ

ヴァレー・ブランシュの氷河の上にカラフルなテントがいっぱい!

コスミック小屋・・・モンブラン登山基地の一つ

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左下の急斜面を下り、ヴァレー・ブランシュ(白い谷)の氷河の上をたくさんの人達が歩いている
切り立つシャモニ針峰群、後方左にドリュ(左 3754m)、ヴェルト針峰(4122m)、右の雲海にアルプスの名峰が並ぶ
グランド・ジョラス(左) ダン・デュ・ジェアン(中央突起) 真っ白な氷河と雲海が美しい!TMBはこの後ろ側も歩きます
望遠でグラン・コンバン (4314m) 右にマッターホルン (4478m) 共にスイスとイタリアの国境にある
モンテ・ローザ (4634m) ヨーロッパアルプス2位の高峰、スイスとイタリアの国境にありスイスの最高峰です
グランド・ジョラス (左 4208m) ドーム・ド・ロシュフォール(中央白 4,015m) ダン・デュ・ジェアン (右 4013m 巨人の歯)
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北峰にあるテラス・シャモニー、下の階にロープウェイ駅があり、先程渡った橋が見える
テラス・シャモニーと下にシャモニーの街、対岸は赤い針峰群、右上に私達のTMB最終地点バルムのコルがある
9:23 エレベーターで下に戻り、氷河のトンネルを通って、登山や氷河歩きをする登山者の出発地に行ってみる

ミディ針峰の尾根を下り始めた3人グループ、この先急下降をしてヴァレー・ブランシュに出る
ガイドさんを予約をすれば私達でも歩けるそうです。冬は氷河スキーの出発地点になる(^^♪

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パノラミック・モンブラン・ゴンドラの地図 (パンフレットをコピー)
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出典・・・RANDOEDITIONS 2003 Pays Du Mont-Blanc ハイキングマップ 1:50,000
9:35 3連結のパノラミック・モンブラン・ゴンドラに乗ってエルブロンネに行く。ゴンドラは2本のロープで固定されている

4人乗りなので私達は2台に分乗・・・人が乗る度にゴンドラがストップするので、写真撮影に好都合~♪

進行方向の左側の窓だけが開けられる(^^♪ ザイルをつないで氷河を歩く人達が見える

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フランスからイタリアへ30分の空中散歩が始まる(^^♪ 広々した氷河の上を行く爽快感は、展望台とは一味違う!
ヴァレー・ブランシュ氷河は、右のジェアン氷河と合流してタキュール氷河となり、下流でメール・ド・グラス氷河に
合流地点の凄まじいクレバスやセラック (塔状氷塊) に驚く!
3連結のゴンドラは時々停止する! 前の岩峰はグロス・ログノン(3533m) ゴンドラの中間駅で支柱はここだけです
風がなくて揺れないので絶好の撮影タイム・・・後ろに乗った友人を撮影、後方はエギーユ・デュ・ミディの南壁

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ヴァレー・ブランシュは傾斜を増し、氷河は荒々しい流れとなる
クレバスを望遠レンズで覗くと、氷河の縞模様がグニャグニャに崩れている
氷原にあるクレバスは横縞模様がきれい(^^♪
ゴンドラ右側は窓がないのでガラス越し・・・モンブラン・デュ・タキュルの東壁、グラン・カピュサン(3838m 左の突起)
9:46 先程の岩峰グロスログノン (3533m) の上にある中間駅を通過、行程の約3/1です

中間駅から広いジェアン氷河を渡り、ポワント・エルブロンネ (中央の三角錐の山頂にある) に向かう

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ジェアン氷河は、レショー氷河と合流して、メール・ド・グラス氷河になる。ドリュ(左端)とヴェルト針峰(隣)が良く見える
望遠レンズでメール・ド・グラス氷河・・・フランス最大の氷河で、氷が波上に広がっているので氷の海と名付けられた
オーシャイブと呼ばれる縞模様は、季節ごとの氷河の流れの違いによって出来る。下に建物が見えるが名前は?
9:55 アイスフォールが目の前に迫り、急上昇が始まる。ゴンドラは岩峰の間を通過する
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再びモンブランが見えてくる。ミディ展望台は北から、今は東から眺める山頂です。左の山はツールロンド (3792m)、
右の白い山頂がフランス側 (4810m)で、左がイタリア側のモンブラン・デュ・クールマイユール (4769m) 2つの山頂!
真っ白な氷原をゴンドラはゆっくり進む。対向する赤いゴンドラが可愛い!両方の岩峰から固定ロープが繋いである
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ゴンドラが停車し撮影タイム(^^♪ ジェアン氷河からメール・ド・グラス氷河へ、絵葉書のような美しい風景です
左がシャモニ針峰群、右奥にドリュとヴェルト針峰、氷河の下流に午後ハイキングするモンタンヴェールがある
ジェアン氷河の奥に、ダン・デュ・ジェアン (4013m) 巨人の歯の意味どおりの尖った岩峰でひときわ目立つ!
ダン・デュ・ジェアンの右にグランド・ジョラスの山頂かな? エルブロンネから見るとグランド・ジョラスは右側になる。
雪原を登る登山者が見える。今日は好天に恵まれて、ゴンドラ周辺は氷河歩きや岩峰に登る登山者で大賑わい~♡
振り返ると間を通過してきた左側の岩峰が見える。左下にテントがあり、登山者が数名いる
10:05 エルブロンネに到着、 展望台はガスに覆われて視界ゼロ^^; 長い階段を下りて氷河歩きの出発地点に行く

迷彩服を着た一団・・・イタリア軍?

危険なので周囲はネットで囲われていて、出入の扉がある。雲の窓が開いて、一瞬ヴェルト針峰が顔を見せる(^^♪
イタリア側のポワント・エルブロンネ (3462m)の展望台、何も見えないのでキリスト像の前で記念写真を撮る
10:45 ガスは晴れずエルブロンネを出発し帰途に就く。※2015/5/31、スカイウェイ・モンテ・ビアンコが開通、
エルブロンネ~クールマイユールの新ロープウェイは、キャビンが移動中に360度回転するそうで私には?

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出発すると直ぐにガスが晴れた!帰りはこちら側の窓が開く・・・ツールロンドの右にモンテ・ビアンコ
眼下に大きなクレバスが見える・・・右下に氷河を歩く2人を発見!
ジェアン氷河の氷原にテントが2つ、右端の寝袋で寝ている人が2人、気持ちいいだろうなあ(*^_^*)

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帰りは窓があって、モンブラン・デュ・タキュル(4248m)をクリアーに写せた(^^♪ 左の塔はグラン・カピュサン(3838m)
ガラス越しのメール・ド・グラス氷河と赤い3連結のゴンドラ、これも臨場感があって良いかな

10:58 中間駅グロスログノン、乗り降りは出来ないみたいだが管理者がいる

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荒々しい岩肌と真っ白の氷河の対比が美しいモンブラン・デュ・タキュル・・・東壁をアイスクライミングで登れるそうだ
白い雪庇の奥がモンブラン・デュ・タキュルの山頂、ゴンドラの停止中は望遠で写せるので嬉しい

ヴァレー・ブランシュの氷原に出た。中央からドーム・デュ・グテ、エギーユ・デュ・グテ、右の岩峰にコスミック小屋

望遠レンズでコスミック小屋と氷原のテント、ここはモンブランの登山基地の一つ

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登山ルートはモンブラン・デュ・タキュルからモンモーディを縦走して、モンブラン山頂に続く
コスミック小屋とエギーユ・デュ・ミディ展望台

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エギーユ・デュ・ミディ頂上テラス、左下が北峰のテラス・シャモニー、右下はゴンドラの出発地とテラス・レビュファ
ゴンドラは岩壁に沿って垂直に昇る感じ・・・エギーユ・デュ・ミディの南壁をクライミングする人

コスミック稜から登るルートがあるようです?

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岩峰の上を歩いている5人のクライマー(右端)、壁の下や途中にもたくさんの人が見える!私達は楽々観光でした♪
11:15 エギーユ・デュ・ミディに到着、テラス・レビュファから頂上テラスを見上げる

11:25 ロープウェイで途中駅のプラン・ドゥ・レギーユまで下りて、午後はモンタンヴールまでハイキング・・・次回へ
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