ツール・ド・モンブラン(9) アルペッタ小屋 2010年7月21日2019年02月22日

TMB5日目は、エレナ小屋~ラ・フリ、標高差469mの登り、938mの下り、コースタイムは4時間40分、バスで移動後、
シャンぺ・テレ~アルペッタ小屋、コースタイムは30分、最高地点のフェレのコルでイタリアからスイスに入ります。
朝からガスがかかり、フェレのコルまで展望なし、峠を越えるとスイス側は晴れていて、今日も気持ちよく歩けた(^^♪

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                   フェレのコルを過ぎて、イワダイコンソウの群生と池塘

                      スイス側から眺めるモン・ドランとドラン氷河

                      緑のアルプを背景に、フェレ村の可愛いロッジ

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 黄色い線が歩いた所です。 出典・・・RANDOEDITIONS 2003 Pays Du Mont-Blanc ハイキングマップ 1:50,000

【行程】 ☁のち☀ 夕方一時雷雨 のち☀ 
エレナ小屋(7:00 朝食)8:05~8:45廃屋(休憩)~9:40フェレのコル10:00~11:20ら・プール小屋(カフェオレ)11:50~
12:35沢を渡り車道(休憩)~13:05フェレ~13:45ラ・フリのレストラン(昼食)15:10~15:20ラ・フリのバス停15:30(バス)→
16:00オルズィエール16:30(バス)→16:50シャンペ・テレ(雨宿り)17:20~18:00アルペッタ小屋(19:00 夕食)

        7:00 質素な朝食、8:05 エレナ小屋(2062m)を出発、夜からガスっていて全く展望がない^^;

8:45 急登が終わり休憩、トラバース道に入るとお花がいっぱい(^^♪ペディクラリス・ベルティキラタ (タカネシオガマ)

               ゲンティアナ・コキアナ (チャボリンドウ)・・・アルプス三大名花の一つ

                      アスター・ベリディアストルム (アルプスギク)

                         ビスクテラ・ラエビガタ (アブラナ科)

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  紫系のミヤマツリガネソウ、イトシャジン、タマシャジン、オクエゾガラガラ(黄)、アルプスギク(白)、アザミ(ピンク)

             エレナ小屋から見ていた緑一色の斜面が、来てみたら一面のお花畑だった!

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       イブキジャコウソウ(ピンク)、オクエゾガラガラ(黄)、イトシャジン(青)、エゾコウゾリナ(右下黄色)

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                   ミヤマツリガネソウ・・・花びらの繊毛に露がついている

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             ヒコポエリス・ウニフロラ (エゾコウゾリナ属)・・・細毛にびっしり露が付いている

      ガスで展望のないガレ場の下り!後から写真で見るとマウンテンバイクの人のお尻と靴は泥んこ

                  やっと黄色い標識が見えた(^^♪ スイス側は青空も見える

  9:40 グラン・コル・フェレ (フェレ大峠 2537m)に到着 ※フェレ小峠(2490m)はテート・ド・フェレの北西にある

   「 S 1931 」 の石柱でイタリアからスイスに入る ※グラン・コル・フェレ・・・レポはフェレのコルと標記します  

          寒いので記念写真を撮ってから、比較的暖かなスイス側の斜面で休憩する。10:00 出発~

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   10:10 フェレのコルを少し下ると晴れてきた!緑の斜面に池塘がいっぱいある。残雪の山々がきれい(^^♪

                      ゲウム・モンタウム (イワダイコンソウ) の群生

    スイス側は広々した山の斜面に、緩やかな登山道が続いている。後方微かにグラン・コンバン(黄矢印)
    ラ・ドッツ山(手前中央 2492m)の南斜面を歩く。後方に、モン・フェレ(左 2978m)、モン・テリエ(右 2952m)

         フェレのコルを振り返る・・・荷物をいっぱい積んだロバ、MTBの人、多くのハイカーがいる

              10:20 フェレのコルの北にあるテート・ド・フェレ (2714m) が見えてきた!

                        ハイカーの荷物を積んだロバが登ってくる

               マウンテンバイクの陽気なグループは登り坂でも元気に挨拶(*^_^*)

       雪融け水が流れる傍に、トゥスシラゴ・ファルファラ (フキタンポポ)・・・糸のような細い舌状花

                    乾燥した岩の斜面にイトシャジン、後方はイワガスミ

       登山道の左を見上げると、一面にアンティリス・ブルネラリア(黄)、濃いピンクはタカネシオガマ

                スイスとイタリアの国境の山々、深い谷はプールの谷と呼ばれる

          ラ・ドッツ山南斜面の歩きやすいトラバース道、お天気が良くなり素晴らしい展望(^^♪

                    ジプソフィラ・レペンス(イワガスミ ハナイトナデシコ)

                     この辺りは、ハナウドが斜面一面に咲いている

      10:55 登山道の横が放牧地になり、1本の柵があるが牛さんは美味しい草を見つけて近寄ってくる!

                     ずっと向こうまで、いろんな色の牛がたくさんいる

         ラ・プールの小屋が見えた。白いパオが2棟あり、寝袋があれば宿泊も出来るそうだ

                 11:20 ラ・プール小屋に到着、フェレは黒牛の闘牛が盛んな所

 ドミトリータイプの宿泊棟、下にウッドチップが敷かれている。奥に牧畜小屋もあり先程の牛はたぶんここで飼育?

                    お洒落な丸太のプランターとモン・フェレ(左 2978m)

             素晴らしい晴天になった\(^o^)/ 広いテラスでカフェオレを飲みながら休憩

           11:50 出発、少し下ると、ラ・プール小屋の全景と、ラ・ドッツ山 (2492m) が見える

     広い牧草地の横の平坦な道を歩く。ゲンティアナ・プルプレア、茶色のリンドウで背丈が60cm位ある

             12:05 つづら折れの幅広の道を下る。リリウム・マルタゴン(マドンナリリー)

               森林に咲く花が目を楽しませてくれる(^^♪ ローザ・カニナ(イヌバラ)

                     ユーフォルビア・キパリスシアス(トウダイグサ科)

                       アコニトゥム・ブルパリア(白 トリカブト属) 

                      アコニトゥム・ナペルス(紫 ヨウシュトリカブト)

        緑が美しいプールの谷を下る。道の両側に花・花・花~♪ 前方にシックス・ニエール山群

                      フウロソウ、ワスレナグサ、白いキンポウゲ

                 ボンノムのコルの登りで見た紫の花が群生・・・名前が判らない

 12:30 ラ・ドランス・ド・フェレ川、橋を渡ると駐車場があり広い車道に出る。河原で休憩、水は意外にもぬるい!

        トゥール・ノイル(中奥)、ラー・ヌーヴ氷河、グラン・ダレー(右奥)、シックス・ニエール山群(右)

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12:50 橋を渡り左に行くと黄色いスイスの標識がある。Res Ars (1795m)、フェレまで20分とあり素晴らしい展望(^^♪
モン・ドラン(左 3823m)、ドラン氷河、トゥール・ノイル(中奥 3836m)、ラー・ヌーヴ氷河、グラン・ダレー(右端 3514m)

昨日はイタリアのエレナ小屋、今日はスイス側からモン・ドラン(中央 3823m)、ドラン氷河、左はモン・グレピヨン連峰

     プール谷の上流にも緑豊かな牧草地が広がる。車道の右奥が先程渡った橋で駐車場は満車だった

一段上の道にも車が止まっていて人気の場所らしい~♪フェレのコルから見えていたモン・フェレ(2978m)が間近に

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             フェレの村の入口に可愛いロッジ・・・どんな素敵な人が住んでいるんだろう

                                憧れる~♡

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                         西(左)に、ヨーロッパモミとモン・ドラン

            13:10 フェレ (1700m)、バス停がある。小さな村で直ぐに抜ける。可愛い家~♡

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            村の端っこに、白い礼拝堂がある。緑のアルプとマッチして、スイスらしい風景

               緑の丘の向こうに、モン・ドランとドラン氷河、右端にトゥール・ノイル

             トゥール・ノイル(中央奥)、ラ・ヌーヴ氷河(中央)、グレゼッセ(右手前 3024m)

                   東(右)、後方を振り返ると、モン・フェレと一面のアルプ

                     石造りの家、妹が覗いているので私も行くと~

                      園芸種のエーデルワイスが咲いている(^^♪

              牧草を刈っている人とトラックを発見・・・後程ラ・フリで同じ車を見かけた

                             上に羊の群れがいる

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                         美しい岩峰 トゥール・ノイル(3836m)

                          ヨーロッパモミの大きな松ぼっくり!

            13:40 ラ・フリ(1593m)に到着、新しいロッジが並んでいて、左にスーパーがある

                    1階が石造り、2、3階が木で造られた家の前を通る

            13:45 ラ・フルのレストラン「de La Fouly」でランチ、テラス席からトゥール・ノイル

                私達は室内・・・この後バスで移動するので生ビールで乾杯(*^_^*)

                   きれいに盛り付けられたサラダ・・・久しぶりの生野菜

                    ロシティ (スイスのジャガイモ料理 レシュティとも言う)

               パンに4種のチーズを乗せて焼く ハムを載せたものと2つオーダー

            15:30 直ぐ近くにあるラ・フリのバス停から「オルズィエール」行きのバスに乗る

        車内は向かい合わせの座席、何度か乗っているがバスで後ろ向けに座るのは気持ち悪い

        16:00 オルズィエールで一旦下車、荷物も降ろす。30分後同じバスが、シャンペ行きになる
        この地方はグラン・サン・ベルナール峠に近くて、バスも鉄道も車体にセント・バーナード犬

                   オルズィエールの駅舎、時間待ちの間にホームに行く

    セント バーナード エクスプレス (マルティーニ~サンブランシェ~オルズィエール~ヴェルビエ)が停車中
          ※シャンペ行きのバスは、後方に見える山に造られたつづら折れの車道を登って行く

           16:30 オルズィエールを出発、美しいシャンペ湖 (1477m) を通る頃に雨が降り出す!

         16:50 シャンペ・テレで下車、リフトの小屋で30分雨宿り、凄い夕立で雷の音も聞こえる

     17:10 雨が止んだので出発、工事中のリフトの下を通り、後は車道を歩いてアルペッタ小屋に行く
     ※TMBのコースは沢沿いで、雨の後は危険だと判断し、ガイドさんが工事関係者に確認してくれた

18:00 アルペッタ小屋(1630m) 、到着が遅く沢山の宿泊者で賑やかだ!恒例の整理体操をしていたら拍手を貰った

      私達の部屋は、玄関右の別棟、1階右側の6人部屋でトイレもある。シャワーは本館の2階に行った

                       2段ベッドが3つ、板張りの広い部屋です

   妹が憧れているアルペッタの窓を背景に記念写真、夕食前でハイカーはそれぞれにくつろいで居られる(^^♪

            アルペッタの窓(2665m)・・・西の方向にあるが、窓が見えているかは定かでない

                19:00 夕食、山小屋でもきれいにテーブルセッティングされている

                ドール・ブランシュ・・・スイス、ヴァリス産の白ワインが美味しかった

                   生野菜サラダ、チーズ・フォンデュ、リンゴのコンポート

                        1988年製?薪ストーブのあるレストラン

          どこの山小屋もスタッフさんは若くて元気、言葉は通じないが笑顔が素敵です(*^_^*)

明日はバリエーションコースのアルペッタの窓~フォルクラ峠を予定していたが、天気予報とメンバーの体力を考慮、
ガイドさんの判断でノーマルルートに変更する。午後から雷雨の予報なので、皆さん納得です(*^_^*)

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