ツール・ド・モンテローザ(3) チェルヴィニア 2011年7月11日2019年03月03日

ツール・ド・モンテローザ1日目は楽しみにしていた氷河歩き・・・テオドールパスで国境を越えスイスからイタリアへ、
今日は良いお天気なので、マッターホルンをスイスとイタリアの両側から眺められそうで、期待が膨らみます(^^♪

      【参加者】 妹と私、関東在住の男性Aさん、ツアーガイドSさん、合計4人
      【予定コース】 標高差 1,272mの下り コースタイム 2時間30分
      マッターホルン・グレッシャーパラダイス(3,820m)~テオドールパス(3,301m)~プラン・メゾン(2,548m)

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               スイスのツェルマットから眺める、容姿端麗なマッターホルン (4478m)

           イタリアのチェルヴィニアから眺める、モンテ・チェルビーノ (イタリア側山頂 4476m)

              マッターホルン・グレッシャーパラダイスから見たブライトホルン(4164m)

【行程】 ☀ 穏やかなハイキング日和
ツェルマット(7:30 朝食)9:10~9:45シュルーマッテンゴンドラ乗り場9:50(ゴンドラ)→10:20トロッケナーシュテーク駅(ロープウェイ)→10:40マッターホルン・グレッシャーパラダイス(展望台 11:15 昼食)12:20~13:30テオドールパス~16:00プラン・メゾン16:20(ロープウェイ)→16:27チェルヴィニア→16:42ホテル
ホテル・エーデルワイス(203号室 日本なら3階 小学生の団体が泊まっていて忙しそうだった 19:30 夕食)
★昼食(スープ、クロワッサン)CHF14 絵葉書CHF8 チェルヴィーノ地図€8.5 翌日昼食(クロワッサン)€1 白ワイン€4

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    地図・・・ツール モンテローザ 1/50,000 (青色が氷河歩き、黄色が登山道、オレンジはTMRのコース)

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          朝焼けの時刻は寝過ごしてしまった。朝食は7:30なのでツェルマットの村を散策する
     6:30 マッターフィスパ川に架かる橋からマッターホルン、左が東壁、右が北壁、右の稜線がツムット稜、
        北東側のヘルンリ稜に建つヘルンリ小屋(赤↓ 3260m)、ソルベイ避難小屋(黄↓ 4003m)

    お花がいっぱいの教会の墓地・・・マッターホルンに挑んで命を落とした登山家のお墓もあるそうです

           ホテル・シュミネーの近くにあるパン屋さん・・・美味しいのでお昼用に何度も買った

9:10 スーツケースを預けてホテルを出発、バーンホフ通りを歩きドルフ広場の教会とマッターホルン博物館(青屋根)

                     聖マウリシウス・ローマカトリック教会の中に入る

                        今回も旅の初めに、TMRの無事を祈る

                             教会の前で演奏中~♪

       マッターフィスパ川沿いを歩き、赤い看板のある橋を渡る。右のマッターホルンはもう雲隠れ!

  9:45 シュルーマッテンゴンドラ乗り場に到着、マッターホルン・グレッシャーパラダイスの気温は2℃、風速30m!

      切符売り場に大きなザックを持った登山者! 観光客がいないので行列なしでゴンドラに乗れた

9:50 出発、標高1、616mのツェルマットから、3,883mの展望台まで、2,267mを一気に昇る。右にツムットの村が見える

  9:58 フーリを通過、ゴンドラと左側の深い谷 10:08 シュヴァルツゼー(2585m)、フルグも通過して直通で・・・

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 10:20 トロッケナーシュテーク(2939m)到着、ロープウェイは中央に見える1本の鉄塔に支えられて山頂駅まで行く
 左に近代的な建物があり、オフシーズンの夏はいろんな所で工事中、スキーシーズンの賑わいを想像した(^^♪

左の窓からゴルナー氷河の壮大な流れが見渡せる。右上がモンテローザ、手前の岩盤にガンディックヒュッテがある

                ウンタラーテオドール氷河の緩やかな流れの上を進むロープウェイ

         クラインマッターホルンの岩塊に近づくと、ウンタラーテオドール氷河は荒々しい姿に変わる

10:40 マッターホルン・グレッシャーパラダイス駅(3820m)に到着、到着直前ロープウェイは岩盤の間を垂直に昇る!

           ロープウェイの駅から、クラインマッターホルンの中に掘られた長いトンネルを歩く

             トンネルの窓から見るミシャベル山群、ここからエレベーターと階段を登って・・・

  10:55 マッターホルン・グレッシャーパラダイス展望台(3883m) 素晴らしいお天気に感謝・・・十字架のキリスト像

    3人で記念写真、風が強くてとても寒い・・・私は帽子を岩棚に飛ばしてしまい、ガイドさんに拾って貰った^^;

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 西側、プラトー・ローザの氷河上のスキー場とテスタ・グリジア(青↓) 山麓に今日の宿があるチェルビニア(黄↓)
 午後は、プラトー・ローザの上を歩いて、テスタ・グリジアからテオドールパスまで、現地ガイドと氷河歩きをします

  望遠でテスタ・グリジア(3479m)・・・スイスとイタリアの国境、イタリアのチェルヴィニアからロープウェイで昇れる

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北西側、マッターホルンは雲に隠れる^^;左からテオドールパス(黄↓3317m)まで氷河を歩き、その後斜面を左に下る

 プラトー・ローザからテオドール氷河に続き、右下にトロッケナーシュテークの駅舎、冬はすべてがスキー場になる

      北側、マッター谷の左にツィナールロートホルン、ヴァイスホルン、右にドーム&ティッシュホルン
      手前は左からテオドール氷河、ウンタラーテオドール氷河、ブライトホルン氷河、ゴルナー氷河

     北東側、ドーム&ティッシュホルン(黄↓)、アルプフーベル、アラリンホルン、リンプフィッシュホルン、
     シュトラールホルン、手前の台地に昨日行ったゴルナーグラート展望台(赤↓)、前にゴルナー氷河

         望遠で左から、アラリンホルン(白 4027m)、リンプフィッシュホルン(魚の背ビレ 4199m)
         シュトラールホルン(4190m)、TMRの後半、この山々の裏側にあるサースフェーを歩く

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                東側、ブライトホルン(4164m)、風が強く雲が勢いよく流れている

          氷河で覆われたブライトホルン山頂部に続く登山者の列・・・晴れて良かったね(*^_^*)

     南側、ブライトホルンプラトーの大雪原(下は氷河です)・・・左に曲がるトレースはブライトホルン登山
     真直ぐはスキーのTバーリフト、右に曲がるのがプラトーローザに行く道で、私達が午後から歩く(^^♪
     右から赤いヘリコプターが飛んできて、ブライトホルンの登山者の列に向かう。右はエレベーター塔

  11:15 展望台は寒いので、セルフサービスのレストランで早目のお昼ご飯、観光客とスキーヤーで混んでいる

                スープ、クロワッサンでCHF14、スープを飲んだら温まった(*^_^*)

 12:20 マッターホルン・グレッシャーパラダイス(3820m)を出発、雪が軟らかいのでレンタルしたアイゼンは要らない

 現地ガイドとロープをつなぎ、ブライトホルンプラトーの圧雪された道を下る。間隔を均等に取るのは意外に難しい

     マッターホルン・グレッシャーパラダイスを振り返る。エレベーター塔が前回より高くなり階段が短い
     下の大きな建物もなかったので変貌に驚く!スキーが盛んなヨーロッパは投資の度合いも凄い!

12:40 プラトー・ローザスキー場のトンネル手前で休憩、展望台と違い風がないので気持ちよく歩け気分爽快(*^_^*)

    現地ガイドのトーマスは背が高くてカッコいい(^^♪ 足が長くて歩くのが早いからついて行くのが大変!

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           氷河の断面はきれいな横縞模様・・・氷河の上を歩いている事を感じられる場所です

    休憩地から下を見ると、プラトー・ローザを歩くトレースが見える。赤い矢印が終点のテオドールパス

         トンネルを抜けるとプラトー・ローザ、ヘルメット姿の子供たちがTバーリフトに乗っている

   テスタ・グリジア(3479m)への下りは少し急斜面になり尻餅をついた^^; 横を滑る子供たちが羨ましくなる

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 テオドールパスが見えた(^^♪ スイスとイタリアの国境でテオドール小屋がある。右はテオドールホルン(3393m)
 これから急坂を下り、雪道を登り返して左側の岩場の斜面に行く。トーマスが足早に下るので皆さん大変・大変!

         13:30 テオドールパス(3301m)に到着、ガイドのトーマスはテオドール氷河を下って行った
         出発したマッターホルン・グレッシャーパラダイスが目の前に見える。Uターンしたので近い

       上の斜面を右に下り、プラトー・ローザのスキー場を左に下って来た。ここはまだスイスです

        マッターホルン・グレッシャーパラダイスのロープウェイ駅、山頂に展望台とエレベーター塔

13:33 テオドールパスの岩に初めて「TMR」のマークを発見(^^♪ 正式なルートはテオドール氷河を登ってくるようだ

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 13:40 イタリア側に少し下った平らな岩の上で休憩、南側左上にテスタ・グリジア、右下のコルがチーメ・ビアンケ峠

 チーメ・ビアンケ峠は、明日登り返して歩く。氷河の水を湛えるチーメ・ビアンケ湖、右下に目指すプラン・メゾンの駅

         北側、雲に隠れるマッターホルン(独語)は、モンテ・チェルビーノ(伊語)に名前を変える

            テオドールホルンから続く岩尾根の地層・・・茶色とグレーの綺麗な縞模様です

            雪渓とガレ場の結構急な斜面を下る・・・一瞬モンテ・チェルビーノの穂先が見えた

       テオドールパスから続くTMRの道、ガイドのSさんは自由に歩かせてくれるので2倍楽しい(^^♪

 ガレ場の残雪から小さな沢が幾筋も流れている。後方から3人のハイカー・・・他には誰もいなくてとても静かです

ガレ場にちいさな花が・・・イワツヅリは初めて見た花です。サクシフラガ・オポシティフォリア、岩の間から咲くの意味

                    ケラスティウム・ラティフォリウム・・・ミミナグサの仲間

                     リナリア・アルピナ・・・ゴマノハグサ科 ウンラン属

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14:25 休憩、テオドールパス(中央)、テスタ・グリジア(右)を振り返る。停止中のリフトがたくさんあり冬はスキー場です

まだ雪が残るLago du Tramail、右下に人造湖のグイエット湖、左奥にチーメ・ビアンケ峠、手前に明日行くゴンドラ駅

    分岐標識に気が付かなかったが、TMRの道は途中で左に曲がる。道は緩やかになり3人組に抜かされた

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15:20 中央にリフト駅の建物、右に明日行くビアンケ・ラージのゴンドラ駅が見える。TMRの道はそこに続いている筈
テスタ・グリジア(赤↓)、マッターホルン・グレッシャーパラダイス(黄↓)、ブライトホルン(青↓) の下にテオドールパス

     望遠でブライトホルン、氷河が白く輝いている。右下の青のネットが先程通ったテオドールパスです

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                      ゲンティアナ・オルビクラリス・・・ハルリンドウ

                      ドロニクム・クルシイ・・・高山に咲くキク科の花

                          アルパイン・ムーン・デイジー

 周辺が草地に変わり、デイジーとタンポポのお花畑が広がる。中央にキルシウム・スピノシスシムム・・・白いアザミ

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             16:00 プラン・メゾン(2548m)に到着、モンテチェルビーノが顔を見せる(^^♪

             イタリア側から初めて見る山頂部、途中は見えなかったので本当にうれしい

  振り返ると、ブライトホルン(緑↓)、マッターホルン・グレッシャーパラダイス(青↓)、テスタ・グリジア(黄↓)の左に
  氷河歩きをしたプラトー・ローザのスキー場、その後、テオドールパス(赤↓)からプラン・メゾンまで下ってきた~

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左の稜線がリヨン稜でイタリア側から登る登山ルート、間の窪みがリヨンのコル(青↓3581m)、オリゾンデ小屋(黄↓)

         望遠で荒々しい岩峰を写す・・・イタリアからの登山基地になるカレル小屋(黄↓3830m)

          望遠で、イタリア側山頂の十字架が見える(黄↓4476m) 右がスイス側山頂(4478m)

                   草原に目を移すと、マウンテンバイクで下る人が見えた

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 マッターホルンの初登頂は、1865年7月14日、イギリス人のエドワード・ウィンパーら7人がヘルンリ稜から初登頂、
 下山時に4人が滑落死する。3日遅れの7月17日、イタリア人ガイドのジャン・アントン・カレルがイタリア側から登頂

ブライトホルンの白い綿帽子・・・マッターホルン・グレッシャーパラダイスのロープウェイのお蔭でここまで来れた~♡

       16:20 最終のロープウェイでチェルヴィニアに下りる。最終便に間に合って良かった(*^_^*)

                  16:27 ロープウェイの山麓駅、スイスと違って石造りの駅舎

    ブレイユ=チェルヴィニア(略称 チェルヴィニア 2009m)は、スキーリゾートの村でツェルマットより小さい

 イタリアのハイキング地図を買いたくてメインストリートに連れて行って貰う。モンテ・ローザ 1/25,000 €8.5で購入
 川の橋を渡る所から、モンテ・チェルビーノが見える。建物の写真と同じ山が右に見えたので何故か感動した(^^♪

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  モンテ・チェルビーノの雲が完全にとれた!一眼で撮りたかったが余裕がなかった^^; オリゾンデ小屋(黄↓)

            16:42 ホテル・エーテルワイスに到着、ユースホステルのようなホテルだった

明日のお昼用にCoopへパンを買いに行くがない^^; 写真左のホテルのレストランで大きなクロワッサンが買えた €1

   19:30 ホテルのレストランは子供達で賑やか、スキーの合宿でした。忙しそうで焦げたオムレツが出てきて!

 玄関の前にテラス席があり、夜遅くまでモンテ・チェルビーノが見えていた。街灯があり星が見えなくて残念です。