カナディアンロッキー(4)ナブ・リッジ 2006年7月13日 ― 2020年07月04日
今日はロッジに宿泊している人が2班に分かれて一緒にハイキング・・・私たちはナブ・ピークを目指します(^^♪
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アシニボイン・ロッジ～ナブ・リッジ～チャック・リッジ～エリザベス・レイク～ロッジ 黄緑色のコースを歩いた
【行程】 7/13(木) ☀のち☂ 稜線は強風が吹く
アシニボイン・ロッジ (8:00 朝食) 9:00～10:30ナブ・リッジ～エリザベス・レイク～11:50チャック・リッジ (昼食) ～
13:35エリザベス・レイク～14:00セルリアン・レイク～14:10サンバースト・レイク～レイク・メイゴック・キャンプグラウンド
～16:20アシニボイン・ロッジ (18:35 夕食)
アシニボインの朝焼けを近くの丘から見る予定だったが、2日とも曇りで中止になった (5:10 出発)
アシニボインを愛した山岳ガイドのケン・ジョーンズさんの写真が飾ってある (92歳で亡くなった)
朝7:30にお湯を届けてくださる。洗面をして8:00からメイン・ダイニングで朝食、宿泊客は約30人で、テーブルは3つ
息子のアンドリューさんから今日のハイキングの説明があり、アシニボイン登頂が中止になった健脚組は
ネスター谷を歩き、他は娘のセーラさんとナブ・ピークに登る。ハイキングの参加は自由でフリーの人もいる
朝食はホットケーキでメープルシロップが美味しい。オートミールのお粥など他は自由、お昼のサンドイッチも作る
9:00 出発、ゆったりとした登り道の両側にお花がいっぱい咲いている(^^♪
マウンテン・メドウ・サンクフォイル？ (キジムシロ属) 10～20 cm 花弁は5枚でハート型
トール・パープル・フリーベン (ムカシヨモギ属) 日本名のアズマギクに似ている
セーラさんを先頭に、ナブ・リッジ・トレイルを歩く。最初は寒くてフリースを着ていたが、日差しもあり半そでＴシャツと
長袖のカッターシャツで充分、樹林帯をゆっくり登り視界が開けると、シオガマギクとイワオウギの白いお花畑です
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アルパイン・メドウ (高山草原) のお花畑・・・背の低いインディアン・ペイントブラシ、ウサギギク、ミヤマアズマギク
マウント・アシニボイン州立公園は、入山者の数が限られているので、とても静かな山域です
アルパイン・フォーゲットミーノット (エゾムラサキ) 10～20 cm 風の強い場所で頑張って咲いている
10:30 ナブ・リッジに到着、360度の展望が広がる。休憩をして撮影タイムです
南西側、サンバースト・ピーク北壁とセルリアン・レイク、右のマウント・ワトソン (2,969 m) は雲の中
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南側、サンバースト・レイク (中央) とレイク・メイゴック (左) 、サンバースト・ピーク (右) とマウント・メイゴック (左)
2つの山の間にマウント・アシニボインが見えるのだが、今日は雲の中で残念です
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南東側、マウント・メイゴック (右 3,095 m) 、マウント・テラピン (中央の亀の形 2,943 m) 、ナイセット・ポイント (左)
手前の湖はサンバースト・レイク (右) とレイク・メイゴック (中央)
ナブ・リッジの岩場一面に群生するイワオウギ・・・ちょうど見頃
イエロー・ヘディサラム (イワオウギ属) 15～70 cm
右に登るとナブ・レットからナブ・ピークですが、「晴れているが風が強いのでナブ・ピークには行かない」 との説明(^^;
残念だがリーダーの判断なので諦める。左へ下る道から奥にネスター・ピークが見える
レッド・マウンテン・ヘザー (ツガザクラ属) 10～40 cm ピンク、濃赤色のベル型の花をつける
ロウ・ラークスパー (ヒエンソウ属) 10～50 cm ちいさい4枚の花弁と、大きな花弁のような5枚の萼片からなる
一緒に歩いていたカナダ人から教えて貰った。日本人のグループ行動でなく、外国の人との交流も楽しい(^^♪
アルパイン・ミルクベッジ (ゲンゲ属) 4～25 cm 花はピンクと白のツートンカラー
同行のハイカーは私たちのツアー以外に、日本人親子が3人、他はカナダやアメリカの人たちで、その間に交じって
歩くと、お花など身振りで教えてくれる。セルリアン・レイクに日が当たると、水深によって色が微妙に違って美しい
いろんな色のお花が寄せ植えのように咲いている
サブアルパイン・メドウ (亜高山草原) 針葉樹林に囲まれた綺麗なお花畑が続く。赤いインディアン・ペイントブラシ
ウェスタン・アネモネの穂、大きくて立派！ リスが穂をかじってベッドにするそうだ
イエロー・コロンバインが綺麗に咲いていて、蕾もある
見上げると上の方の岩場にもいっぱい咲いている！
インディアン・ペイントブラシ、セーラさんに教えて貰い、ピンクの苞葉の間にある黄緑の花芯を吸うと、ほのかに甘い
ハートリーフ・アーニカ (ウサギギク) 皆こちら向きに咲いている。セーラさんはリピーターのお客さんとのんびりお喋り
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エリザベス・レイクの湖畔に下りてきた。湖の色が例えようもない深い藍色で美しい・・・
ウェスタン・アネモネの穂がいっぱいあり、対岸に雪渓が少し残っている
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湖から流れ出る沢を渡り、左のサンバースト・バレーでなく、右のチャック・リッジ・トレイルの樹林帯を登る
写真はセーラさん、ラーチ (落葉松) が茶色に枯れているのは、B.C.州で松枯れが起こっている為だそう
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湿原とエリザベス・レイクの後方は、ナブ・リッジ (右) からナブ・レットへの尾根筋で、強風でなかったら今日歩けた道
チャック・リッジ・トレイルの樹林帯で、セーラさんがヒグマの糞を見つけて教えてくれた！フリーでは歩けない所です
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11:50 チャック・リッジに到着、北西側の素晴らしい眺めです。左の雪渓のある山がネスター・ピーク (2,969 m)
右の奥に続くのはネスター・クリーク・・・健脚組がトレイルのない危険な谷を、上流まで歩いているそうです
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崖の先端まで行きセーラさんと記念撮影、セーラさんはクロスカントリースキーの選手でオリンピックの銀メダリスト！
応対がはきはきしていて気持ちの良い方です。ハイキングの後はロッジの料理、荷物運びなど忙しく働かれています
記念撮影をした崖とネスター・ピーク、下の谷とは凄い高度差です
南西側には、氷河を抱く岩峰、マウント・ワトソン ※マウンテン・ゴートの足跡があり教えて貰った
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ネスター・クリークの下流にウェッジウッド・レイク (左上) 、樹林帯の中央にミッチェル・メドウズ・キャンプ場が見える
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北側にナブ・ピーク (中央 2,743 m) 今日行けなかった山頂が見える
自分たちで作った大きなサンドイッチをほおばる4人、生野菜のスティクや手作りクッキーもあり、嬉しいランチタイム
午後は、私たちも地図に載っている道を外れて、南西の尾根を下る。何処に行けるのかちょっと楽しみです(*^_^*)
尾根の右端からウェッジウッド・レイクが近くに見える。マウント・ワトソンは山頂部が相変わらず雲の中
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13:35 エリザベス・レイクに戻ってきた。澄み切った水に手を浸すと冷たくて気持ちが良い。小雨が降り出した
ブリティッシュ・コロンビア州は、太平洋側に面していて、ロッキー山脈の東側にあるバンフより、雨が多い(^^;
湖畔は湿地帯で端の方に行くとズブズブ沈む。他のメンバーは、ここでゆっくりするそうです
雨でレイン・スーツを着たり、ザックカバーをするのは日本人だけで、外国人には不思議？
帰りはサンバースト・レイク・トレイルを歩く。サンバースト・ピークが目の前に見える
14:00 雨に煙るセルリアン・レイク湖畔、雨が強くなってきたのでひたすら歩く
14:10 お隣のサンバースト・レイクはちいさな湖、見る方向によってサンバースト・ピークの形が変わる
サンバースト小屋で皆を待って少し休憩する。以前はここでクッキーとお茶を頂けたそうです
シルキー・スコーピオンウィード (ハゼリソウ科) 10～40 cm 突き出ている雄しべが特徴
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本降りの雨だったので、小屋の前に咲いていたちいさな花に気持ちが安らぐ
出発後、途中で少しトレイルを離れ、ケン・ジョーンズさんが木の幹に書いた文字 「1929」 を見た
アシニボイン・ロッジは1928年に建てられたので、彼は早い時期から此処へ来ていたことになる
16:20 レイク・メイゴック・キャンプグラウンドを通り、アシニボイン・ロッジに戻る。まずシャワー兼サウナ棟で汗を流す
メインロッジ裏側の左手前がキッチン、黒いカバーがかけられたものが例のオーブン、右側2階の部屋はとても狭い
18:35 お楽しみの夕食が始まる。オニオンスープがメチャ美味しい(*^_^*)
メインディッシュはローストビーフ、オリーブオイルで焼いた温野菜も美味しい。オレンジ色のサツマイモにびっくりした
デザートは杏の焼いたもの、ラングドシャ、生のブルーベリー、コーヒー・・・ごちそうさまでした(*^_^*)
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