カナディアンロッキー(2)レイク・アグネス 2006年7月11日2020年07月02日

   2日目は、ちょっと頑張って16 kmのコースを歩きます・・・レイク・ルイーズ、ミラー・レイク、レイク・アグネス、
   3色の異なった湖を巡り、真っ青な空と氷河を抱く山々を眺めながら、気持ちの良いハイキングが出来ました
【行程】 7/11(火) ☀のち☁ バンフ国立公園    ※上の画像は、帰り道の岩場で見たピカ (ナキウサギ)
ホテル8:00(バス)→8:18レイク・ルイーズ8:30~9:20レイク・アグネス・トレイル途中で休憩~10:08ミラー・レイク~
10:25レイク・アグネス ティハウス(休憩)10:40~12:00ビック・ビーハイブ(昼食 サンドイッチ)12:30~
13:15ミラー・レイク分岐~13:32樹林帯を出てビクトリア・グレーシャーのサイドモレーンを歩く~
13:55プレーン・オブ・ザ・シックス・グレーシャーズ ティハウス(川があり小さな橋を渡る手前の広場、トイレがある)
時間切れで引き返す14:20~15:50ミラー・レイク分岐~16:24レイクショアトレイルのベンチで休憩
(横に清流が流れる、レイク・ルイーズ湖の西端)~17:18レイク・ルイーズ(専用車)→18:30頃にバンフのホテル着

                     ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
                     レイク・ルイーズ周辺地図・・・1~2日目のハイキング

       8:18 レイク・ルイーズ (1,731 m) 湖畔は朝もやの中、巨大ホテルは、シャトー・レイク・ルイーズ
       ※ルイーズは、ビクトリア女王の王女の名前で、名前を冠する時、レイクやマウントは前になる

  8:30 出発、レイク・アグネス・トレイルは指導標に従い右に登る。針葉樹の林には最初からお花がいっぱい(^^♪

                 バンチ・ベリー (ゴゼンタチバナ) 5~20 cm 秋に赤い実がなる

           トゥインフラワー (リンネソウ) 3~10 cm 茎は直径1 mmと細く、地を這って分布する

グリーニッシュ・フラワード・ウィンターグリーン (イチャクソウ属) 8~25 cm 白、緑のカップ型の花、後方はリンネソウ

              長いジグザク道を登る頃に靄が晴れて、レイク・ルイーズが見えてきた

             マウント・アバディーン (3,152 m) が見える。素晴らしいお天気になりそう(^^♪

     10:08 ミラー・レイクとビッグ・ビーハイブ (2,270 m) 、蜜蜂の巣の意味で、名前通り丸い頭の岩山です

   ミラー・レイクに映ったビッグ・ビーハイブ、透き通ったきれいな水です。今日はいくつかの湖をめぐる予定♪

    スポッティッド・サクサフリッジ (シコタンソウ) 5~15 cm 花弁にちいさいオレンジ色、紫色、黄色の斑点

                     ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
ミラー・レイクから右に曲がり登ると視界が開ける。左からハッド・ピーク (3,070 m) 、マウント・アバディーン (3,152 m) 
マウント・リフロイ (3,423 m) 、右手前はビッグ・ビーハイブ、この道はホーストレイルで、馬糞がいっぱい落ちている!

                    皆さんにこやかに挨拶をしてくれるので嬉しい(*^_^*)

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       随分と登って来た・・・ビック・ビーハイブの右奥にデビルズ・サム (2,458 m) 、中央に滝が見える

                 ズームにすると、ブラダル滝と右上のティハウスが良く見える

          10:25 レイクアグネスの東端に建つティハウスに到着、ここでは飲み物と軽食がとれる

   休憩の間に橋を渡って対岸に行くと、目の前に滝が見えてすごい音がする。滝を下って行くトレイルがあった

    レイク・アグネスとデビルズ・サムを背景に記念写真(*^_^*) 左の樹林帯はビック・ビーハイブの裏側です
    水の透明度は素晴らしく深緑色の湖面がきれい!今回は何処でも湖水に手をつけることに・・・冷たい!

         10:40 レイク・アグネスの北岸を歩き始めると、ちいさな花がいっぱい咲いている(^^♪

            ラフリーブド・アラムルート? (ツボサンゴ属) 15~50 cm 黄色い花で花弁は5枚

            クリーピング・ビアードタン (イワブクロ属) 10~20 cm 背丈の割に花が大きい

シルキー・スコーピオンウィドウ (ハゼリソウ科) 10~40 cm 蕾です。エルクなどの大型哺乳動物が春から夏に食べる

 レザーリーブド・サクサフリッジ (ユキノシタ科) 10~40 cm 白、ピンク色の花を総状に付ける。湿った場所に生える

             ストロベリー・ブライト? (アカザ属) 10~50 cm 濃い赤色の花、花弁はない

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         半周した所に雪渓の水が流れ出る沢がある。湿原の花ワタスゲがいっぱい咲いている
           コットングラス (ワタスゲ属) 10~30 cm 白く綿のような球形のそう果が水辺を彩る

             レッドステムド・サクサフリッジ (ユキノシタ科) 8~30 cm 赤紫色の茎が特徴

              ビショップス・キャップ (マルバチャルメルソウ) 3~15 cm ちいさな白い花

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             奥の方に先程いたティハウスが見える。風がないので湖面は鏡のようです

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          ビック・ビーハイブへのジグザグの登り道、大きな岩がきれいに横積みになっている!

12:00 登り切った分岐を左に行くと、ビック・ビーハイブ (2,270 m) の展望台に到着、あずまや風の休憩所の先は絶壁

             レイク・ルイーズの記念写真を撮ってから、昼食のサンドイッチを食べる(^^♪

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         東側の絶景・・・エメラルドグリーンのレイク・ルイーズ、シャトー・レイク・ルイーズホテル
           レイク・ルイーズの村、ボウ・リバー、アイスフィールド・パークウェイ、対岸の山々

      西側は、深緑色のレイク・アグネスとマウント・ニブロック (2,976 m) 、順光できれいな写真が撮れた

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  12:30 分岐に戻り今度は南斜面を下る。左からマウント・アバディーン、マウント・リフロイ、マウント・ビクトリア

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高所から眺めるハッド・ピーク (中央) とマウント・アバディーン、左奥にちょこっと首を出す白い山はマウント・テンプル

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    13:15 ミラー・レイク分岐からハイライン・トレイルを歩く。モレーンの荒涼とした風景の間を沢が流れている
    中央はマウント・リフロイ (3,423 m) とリフロイ・グレーシャー、針葉樹にサルオガセがいっぱい付いてていた

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                      マウント・ビクトリア (3,464 m) 真っ白に輝く氷河

                ブロンズ・ベルズ (ユリ科) 20~40 cm ブロンズ色のベル型の花

              ブルーアイド・グラス (ニワゼキショウ) 10~50 cm 青空色の花を付ける

   フリンジド・グラスオブパーナサス? (ウメバチソウ属) 10~30 cm 花の形が梅鉢に似ている。まだ蕾です

          ホワイト・ティステル (アザミ属) 40~80 cm 根が美味しくて、鹿、熊、馬が好んで食べる

             ホワイト・カマス (リシリソウ属) 15~70 cm クリーム色の花を付け花弁は6枚

           花はきれいだが、すべての部分に毒がある。明るい道沿いにたくさん生えていた

    アルパイン・フォーゲットミーノット (エゾムラサキ) 10~20 cm アラスカの洲花でワスレナグサと近縁

                アニューアル・フォークスビアード? (フタマタタンポポ属) 0.1~1 m 

   オレンジフラワード・フォルス・ダンデライオン (キク科) 10~60 cm オレンジ色の花を付ける。タンポポもどき

         イエロー・コロンバイン (キバナノヤマオダマキ) 20~70 cm 黄色い花をつけ花弁は5枚

ウィンドフラワー (イチリンソウ属) 15~50 cm 属名のギリシャ語のアネモネは、風の強い所に多く咲くことからついた

樹林帯を出てサイドモレーンの道、プレーン・オブ・ザ・シックスグレーシャーズのトレイルを行く。涼しい風が心地よい

振り返るとレイク・ルイーズとスキー場が見える。右はフェアビュー・マウンテン (2,744 m) 、この山に登るツアーもある

          イエロー・ヘディサラム (イワオウギ属) 15~70 cm 花の根はグリズリーの貴重な食糧

     コモン・バターウォート (ムシトリスミレ) 4~15 cm 黄色の葉から染み出る液で昆虫を捕らえて消化する

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  コモン・ピンク・ウィンターグリーン (ベニバナイチャクソウ) 10~30 cm ピンク、赤紫色のカップ状の花をつける
                  冬になっても葉が緑のままなので、ウィンターグリーンと言う

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    マウンテン・ファイヤーウィード  (アカバナ属) 5~40 cm 川原や氾濫した川の跡に最初に生え群生する

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シューティング・スター (サクラソウ科) 5~40 cm 英名で流れ星、日本にはないがカタクリの仲間、一株だけ咲き残る

        マウント・リフロイとリフロイ・グレーシャーが近づく。雲が多くなり今にも雨が降り出しそうです

   13:55 プレーン・オブ・ザ・シックス・グレーシャーズ ティハウスに到着、小さな橋を渡る所が今日の終点(^^;
   マウント・ビクトリアとビクトリア・グレーシャー、左奥にアボット・パス (2,922 m) があるがここからは見えない

              マウント・ビクトリアの氷河・・・ドーンと氷河が崩れ落ちる音が聞こえる

              氷河末端のグレーシャーブルーが美しい。14:20 名残惜しいが引き返す

      モレーンの岩にシマリスがいる。たくさん人が歩いていても怖がりません。立ち姿が可愛いです

15:50ミラー・レイク分岐~16:24レイクショアトレイルのベンチで休憩 (横に清流が流れる、レイク・ルイーズ湖の西端)

フランクリンズ・レディース・スリッパー (アツモリソウ属) 10~35 cm 内部に濃い紫の斑点がある。とてもちいさい花
ツアーリーダーの志水さんが草の中に見つけてくれた。この花とシューティング・スターが見られてとてもラッキー♪

ピューと言う鳴き声が聞こえたので探したら、岩場に「ナキウサギ」を見つけた。可愛いです (画像を拡大しています)

      イエロー・ドライアド (チョウノスケソウ属) 15~25 cm 花弁は8~10枚、完全に開ききることはない

  プリックリー・ローズ (オオタカネバラ) 0.2~1.2 m アルバータ州の州花 wild rose 果実はローズヒップ茶になる 

 湖の西端でロッククライミングを楽しむ人たちがいた。その近くの岩場でピカ (ナキウサギ) を見られてラッキーです
 時間が遅くなったので、湖畔の遊歩道を急ぎ足で戻る。 17:18 シャトー・レイク・ルイーズから眺めるビクトリア氷河

   18:30頃、専用車でバンフに到着、車窓からバンフの駅、今日は特別のイベントがあり客車が停車している

バンフ・ターミガン・イン・・・バンフ通りに面したホテルで、ショッピングエリアに近くて便利です。奥行きがあって広く
清潔な感じが気持ち良い。夕食はサーモンステーキ、カナナスキス生ビール、夕食後の散歩で絵葉書を買って送る

※花の説明の()内は日本名、該当なしは科又は属を表記、数字は高さですが実際に見た花はどれも小さかったです
                  出典は、The Flower guide of the Canadian Rockies