伊吹山サラシナショウマ 2020年8月19日 ― 2020年08月19日
小学1年生の孫が、夏休みにお山に行きたいと言います。伊吹山の山頂なら涼しいだろうと思いマイカーで出発です
1年生の男の子、5年生の女の子、娘、主人と私の5人、お盆の休み明けだったので、車道も登山道も空いていました
山頂のお花畑は、初秋の花が咲き始め綺麗!広々した登山道を、子供たちが自由に歩けたのが良かったです(^^♪
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シモツケソウの群落は、ちょっと見頃を過ぎていた
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ルリトラノオは今が盛り、伊吹山の特産種です
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東登山道のイブキトリカブトとマルバダケブキの群落
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9月初旬が見頃のサラシナショウマは蕾がいっぱい
【コースタイム】 ☀ 大津市の最高気温は37.6℃ 山頂登山道は☁時々☀ 10:00で20℃ 14:30で26℃ 涼しかった
自宅8:15(車)→(伊吹山ドライブウェイ \2,900)→10:50伊吹山山頂駐車場11:05~(西登山道)~
12:05伊吹山山頂(昼食)13:10~(東登山道)~14:00山頂駐車場14:15(車)→16:30自宅
※花の名前と説明は、伊吹山お花畑植物ガイド(伊吹山自然観察会グループ)を参考にしています
8:15 自宅を出発、通勤時間帯だが北行は空いている。今日も良いお天気です。琵琶湖大橋を渡り、対岸の守山から
琵琶湖さざなみ街道を米原へと快適に走る。R21とR365を通り、関ヶ原の伊吹山口から伊吹山ドライブウェイに入る
子供たちは、前日に駄菓子屋さんで買ったそれぞれのお菓子袋から品定めをして、朝からおやつタイム~♪
10:50 山頂駐車場に到着すると曇っている。午前中は毎日山麓からガスが湧き上がるようだ
霧のおかげで高山植物が生育できると以前にテレビで見た気がする。トイレを済ませて出発
鹿除けのゲートを通り、西登山道を歩き始めるとお花が次々咲いている。フェンスの向こうはキオンの群落
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キオン(黄苑)・・・キク科、50~100cm、日当たりの良い草地に生える。葉は互生
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咲き始めで、白い雄しべが美しいルリトラノオ・・・子供たちは登るのが楽しいらしく、おじいちゃんと先に行きました
9月初旬が見頃のサラシナショウマの群落、登山道の各所で見られたが、ここはほとんどが蕾、黄色い花はキオン
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シオガマギク(塩竃菊)・・・ゴマノハグサ科、30~60cm
和名は、浜の風景に趣をそえる塩釜にたとえ「葉まで(浜で)美しい」とかけてシオガマギクとついた
イヌトウバナ(犬塔花)・・・シソ科、茎や萼に長い毛が多い、葉には大きな鋸歯がある
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シモツケソウ(下野草)・・・バラ科、60cm、葉の形はモミジに似ている。木本のシモツケに似ているのでこの名がある
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キヌタソウ(砧草)・・・アカネ科、30~60cm、葉は4枚輪生、花弁は4枚でとてもちいさい、低木の下に咲いている
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ヒメフウロ(姫風露)・・・フウロソウ科、20~40cm、石灰岩地に好んで生える。6~7月に咲く花で、実も出来ている
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西登山道のちいさなお花畑、シモツケソウ、コオニユリは鹿の食害で激減しているそうだ
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コイブキアザミ(小伊吹薊)・・・キク科、50~80cm、茎の上部にたくさん花をつけ、葉はとげが多い。伊吹山の特産種
アカソ(赤麻)・・・イラクサ科、60~80cm、葉の先は3裂で、雌花は赤色、雄花は淡黄緑色で雌雄異株
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イワアカバナ(岩赤花)・・・アカバナ科、20~60cm、子房が長い。ちいさな花で雨や曇った日には花が閉じる
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登山道の右側にシモツケソウの保護区域がある。見頃は過ぎ半分ほど花が残る。手前はルリトラノオとキンミズヒキ
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中央部のシモツケソウはまだ蕾もある。濃淡のピンクのお花の絨毯が綺麗です
ワレモコウ(吾木香)・・・バラ科、70~100cm、茎の上部が分岐して先に花がつく。もう秋ですね
オオヒナノウスツボ(大雛の臼壺)・・・ゴマノハグサ科、100cm、ちいさな花が臼や壺に似ているとして和名がある
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花は茎の先によく分枝する円錐花序で、花冠はつぼ型、初めて見る花で形が暗紅紫色の色が珍しい
イブキトラノオ?(伊吹虎の尾)・・・タデ科、50~80cm、7月に咲くのでほとんどが終わりかけだった
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ツリガネニンジン(釣鐘人参)・・・キキョウ科、50~80cm、葉は3~6枚輪生、これから咲く花で蕾が多い
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駐車場付近では天辺まで咲いていたルリトラノオが、山頂近くまで来ると咲き始めです。青空が広がりとっても綺麗
ルリトラノオ(瑠璃虎の尾)・・・ゴマノハグサ科、50~90cm、葉は対生でクガイソウ(輪生)と異なる。伊吹山の特産種
ルリトラノオを上から写してみる(*^_^*) 伊吹山はいつも5月と7月に登るので、8月に咲くこの花に会えて幸せ~♡
大きくなると1本の茎から枝分かれしていくつも花を咲かせている。初めて見る姿です
下から登る上野登山道との合流点近くにある展望地から、一瞬ガスが晴れて3合目と三島池付近が見えた
フッキソウ? 花が咲いていないので判らないが展望地の横に群生している
山頂への平坦な登山道を行く。広々としているのでハイカーとの距離も気にならない
蝶々がいっぱい・・・アサギマダラ、キアゲハ、アカタテハ、スジグロシロチヨウ、ウラギンヒョウモンなど
アカソの雄花だと思う?青空が、またガスに覆われてしまった
ハクサンフウロ(白山風露)・・・フウロソウ科、30~80cm、亜高山性植物で伊吹山が分布の南西限
見つけられなかったがイブキフウロもあるそうだ。花弁の先が3つに分かれ、がくに立った毛が多い
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カワラナデシコ(河原撫子)・・・ナデシコ科、30~50cm、山野の日当たりの良い草原や河原に自生する
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アキノキリンソウ(秋の麒麟草)・・・キク科、30~80cm、凄い花付きにびっくり!下に蕾もいっぱいある
山野でふつうに見られる。和名は秋に咲く麒麟草で、花の美しさをキリンソウ(ベンケイソウ科)に例えた
12:05 伊吹山、日本武尊像(1,371m)の前で記念写真、おじいちゃんと子供たちはベンチで待っていてくれました
クサボタン(草牡丹)・・・キンポウゲ科、80~100cm、和名は葉がボタンに似ていることから
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花びらのように見える萼片は先が反り返る。下の方の茎は木のように固い
クルマバナ(車花)・・・シソ科、20~50cm、和名は花が輪生することから、葉は対生、萼は赤い
キンミズヒキ(金水引)・・・バラ科、40~80cm、花は一つの茎に蜜につく
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コイブキアザミ(小伊吹薊)・・・キク科、50~80cm、茎の上部にたくさん花をつけ、葉はとげが多い。伊吹山の特産種
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秋に咲くコイブキアザミはほとんどが蕾です。蕾を見ると、花の色は白、ピンク、赤紫があるようだ
シシウド?(猪独活)・・・セリ科、1~2m、大型の草で花火のような形の頭花
12:15 テーブルのある大きなベンチでお昼ご飯、涼しくて天国のような場所です(^^♪ イワツバメが頭上を飛び交う
お楽しみのかき氷とソフトクリームを食べたら、2人とも寒くなって長袖の上着を着ました。13:10 トイレに行って出発
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イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)・・・シソ科、3~15cmの低木、葉をもむと良い香りがする
前日に花の図鑑を見てこの名前を憶えていた弟は、手で葉を撫でて香りを確認(*^_^*)
帰りは東登山道を下ります。一番に歩きたい弟は先を行きますが、急坂では安全の為に、おじいちゃんと交代です
フジテンニンソウ(富士天人草)・・・50~120cm、花は下から上へ咲いていく。雄しべは長く、花から突き出る
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アキアカネ・・・拡大するとこちらを見てる? ※トンボは少なかった
東登山道を快調に下る。鹿の食害でお花畑はなくなり、サラシナショウマの群落だけが見える。晴れると暑いです!
オトギリソウ(弟切草)・・・オトギリソウ科、30~60cm、葉は対生、花弁と萼片に黒点と黒線がある
樹林帯まで降りてきて山頂を見上げる。木々は厳しい自然条件の中で頑張っている
イブキトリカブト(伊吹鳥兜)・・・キンポウゲ科、100~150cm、猛烈な毒草、道沿いは白い蕾ばかり
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マルバダケブキ(丸葉岳蕗)・・・キク科、80~120cm、大型の草花、この群落はネットで保護されている
道沿いに咲くマルバダケブキ、頭花は直径8cmほど
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左上の斜面にイブキトリカブト、マルバダケブキの群落が見える。猛毒なので鹿は食べない
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拡大するとイブキトリカブトは凄い花付きです!青紫色のものは萼で、花びらはこの中にある
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トリカブトの下にサラシナショウマの群落、これも鹿は好まないのか、各所で群生していた
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サラシナショウマ(晒菜升麻)・・・キンポウゲ科、60~150cm、花の穂は20cm以上、蕾が多く9月上旬に見頃を迎える
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サラシナショウマの花を拡大、和名は若菜をゆで、水でさらして食べたことによる
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14:00 山頂駐車場に下山、スカイテラス伊吹山の展望階段から西登山道と青空の広がる伊吹山山頂部を眺める
晴れても気温は26℃、別天地です(^^♪ 子供たちは満足気で、ドライブウェイの料金所を出ると爆睡でした(*^_^*)
14:15 山頂駐車場を出発、帰りの道も空いていて16時30分に帰宅、大津市の最高気温は37.6℃だったそうで暑い
久しぶりの伊吹山からの素敵なプレゼントは、秋の訪れを感じさせる黄色・紫・白の背丈のあるお花畑でした(^^♪
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