初夏の大雪山(1) 大雪高原温泉~緑岳~小泉岳 2008年7月8日 ― 2023年08月25日
8/24、NHKBSプレミアムにっぽん百名山 大雪山系トムラウシ山を見ました。「山の編集長」こと萩原浩司さんが
歩かれていて素晴らしいお花畑に感激(*^_^*) 懐かしいので、2021年に作成途中のブログを完成する事にします
北海道大雪山に4回登りました。2002年、2004年、2008年の夏、2013年の秋です。2008年7月7日からの夏山山行は
雪融けが始まったばかりの頃でお花畑が素晴らしかったです。15年前の山行ですが、記憶をたどり楽しみます(^^♪
2008年7月7日~7月11日 JALツアーズ 旅スケッチクーポン利用 \60,036(関空~旭川往復飛行機代、層雲峡1泊)
① 大雪山高原温泉~緑岳~小泉岳~赤岳~銀泉台 ※北海道上川町 表大雪 3回とも日帰り縦走です
② 層雲峡~黒岳~北鎮分岐~裾合平~姿見~旭岳温泉
③ 姿見~旭岳~間宮岳~裾合平~姿見
【お気に入りの画像】
※click!のある画像は拡大してご覧いただけます・・7枚
雪渓が残る第一花畑から緑岳、チングルマとエゾツガザクラ
エゾコザクラの群生・・・草むらの雫がキラキラ光っている
高根ヶ原の広大な大地を見下ろす
緑岳山頂から眺める、後旭岳(左)と白雲岳(右)
小泉岳稜線に咲く、エゾオヤマノエンドウ
エゾタカネスミレ
チョウノスケソウ
【日程】 7/7(月) ☀時々☁ 妹と2人 ペンション・ユーカラ(\8,800)
JR京都駅9:13(はるか15号 往復 \6,300)→10:34関西空港11:20(JAL2611便)→13:15旭川空港(空港バス \570)→
14:05旭川駅14:35(道北バス 1,900)→16:25層雲峡~層雲峡ビジターセンター(登山情報確認)~層雲峡散策
16:25 丸一日かかってやっと層雲峡に到着、右奥に黒岳とロープウェイが見えます

まず層雲峡ビジターセンターに行って登山情報を聞きます。私の愛読するHP 層雲峡ビジターセンター山便り

ペンションに荷物を置いて散策、道端にチシママンテマが咲いている

斜面にはエゾスカシユリがいっぱい!北海道に来た事を実感する

ペンション・ユーカラ・・大雪高原温泉~緑岳の登山情報がなく心配していたら、同宿の松本から来られたご夫婦が、
今日歩かれたそうです。貴重な情報を貰い予定通り登れることになりホッとした。朝が早いので9時には就寝します

【コースタイム】 7/8(火) ☀時々☁ 層雲閣グランドホテル ※コースタイム7時間を、9時間40分(休憩2時間15分)
層雲峡4:30(タクシー \10,000)→5:05大雪高原温泉緑岳登山口5:20~5:50見晴台~6:10第一花畑6:40
~645第二花畑~7:30展望地(朝食)7:50~9:10緑岳9:35~10:00板垣新道分岐~11:15小泉岳
~645第二花畑~7:30展望地(朝食)7:50~9:10緑岳9:35~10:00板垣新道分岐~11:15小泉岳
~11:20小泉岳分岐(昼食)11:40~12:15赤岳12:25~12:50第四雪渓下~13:30駒草平13:50~14:10第二花園
~14:22第一花園~14:48赤岳登山口~15:00銀泉台バス停15:30(道北バス \800)→16:10層雲峡
4:30 予約していたタクシーに乗り層雲峡を出発、大雪湖からは未舗装の狭い林道を走る
5:05 大雪高原温泉に到着、数台の車と2組の登山者が居られた。ヒグマ情報センターに登山届を出す

5:20 緑岳登山口(1,231m)を出発、温泉の湯気が吹きあがる。はじめは針葉樹とダケカンバなど樹林帯の急登です

ジグザグの狭い道で、林床にはゴゼンタチバナが群生、オオバミゾホウズキやエゾイチゲも見つけた

5:50 見晴台の標識はまだ寝かしたままです(*^_^*)

いったん高根ヶ原方面の展望が開ける

ウコンウツギ

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6:10 第一花畑に到着、雪渓の向こうに緑岳(左)と小泉岳(右)が見える。今日は緑岳に登り、この稜線を赤岳まで歩く
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咲き始めたばかりのキバナシャクナゲが、ハイマツの緑に映える
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第一花畑奥の雪渓が融け始めた場所で、チングルマとエゾツガザクラが咲いている
エゾツガザクラ

ヨツバシオガマ

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大きな水溜りの側にかわいいお花畑、エゾコザクラに雫が光る~☆
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開いたばかりのチングルマと蕾
スプーンカットの雪渓を少しだけ登る。歩きやすいので、持参したアイゼンは不要

上から眺めた第一花畑、水溜りの横がエゾコザクラのお花畑、石狩岳方面の展望は、雲に隠れて何も見えない

川のようになった岩の登山道を登る。稀に登山者と出会うが、ひっそりとした道はとても静か

6:45 第二花畑、雪渓から融けでた水が、先程の登山道を流れている。立派な木道も土台の土がドロドロで不安定!

ここもキバナシャクナゲがいっぱい(*^_^*)

第二花畑上に、ウラジロナナカマドの白い花が咲いている。ダケカンバと共に紅葉も綺麗でしょうね

大きな雪渓をトラバース、見下ろす台地にもキバナシャクナゲがいっぱい咲いている

左上は岩場、トレースは岩のすぐ横についている。岩の隙間にウコンウツギ、エゾコザクラが咲いている

雪渓の終わりは短いガレ場の登りです。板状の岩がたくさんあり浮石だらけ!

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岩場に咲くトカチフウロ、色が淡くてきれいです
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しばらくハイマツのトンネルを歩く。エゾイソツツジとコケモモがいっぱい咲いている
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淡いピンク色が可愛いコケモモの花
枯れ枝にホシガラスがいっぱい! 野鳥のさえずりも良く聞こえる(^^♪

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ハイマツ帯の展望地から高根ヶ原と平ヶ岳(左)、高根ヶ原を歩く登山者の列が肉眼で見える
展望地の砂礫地にメアカンキンバイ

7:30 朝食用のおにぎりをほおばりのんびり休憩、この後緑岳の南側、岩場の急登が始まる

コヒオドシ、この辺りから少しずつ登山者が増えて挨拶を交わします(^^♪

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イワブクロはまだほとんどが蕾です。ここからは礫地に咲く花が見られる
ハイマツの雌花

第一花畑と第二花畑がずいぶん下に見える!

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大きな岩の上を気をつけながら歩く。高根ヶ原の大きな雪渓が大雪らしい風景です~☆
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エゾノマルバシモツケ・・・ハイマツと岩場の登山道にもいろんな花たち
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イワウメ
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イワヒゲ
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チシマキナレイカ、緑の葉っぱはウラシマツツジ
大雪山の高山蝶・・・ウスバキチョウを見つけた(^^♪ ピンク色の花は咲き終わりのイワウメ

9:10 緑岳山頂(2019.5m)、白雲岳避難小屋に泊まる男性グループに写して貰う。気温は低いが風もなく穏やか

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左から後旭岳(上に旭岳の天辺)、熊ヶ岳、間宮岳、白雲岳、右下の大きな雪渓の上に白雲岳避難小屋がある
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白雲岳(左 2229.5m)、これから歩く小泉岳への登山道、右下の方からガスが次々湧いてくる
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残念だがトムラウシ山は雲に隠れている。高根ヶ原の荒涼とした砂礫の台地と大きな雪渓
小泉岳に向かって広大な稜線を行く。キタキツネがのんびり歩いている

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ウスバキチョウが羽を休めている。近くで写せてラッキーです(^^♪
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ここからが楽しみにしていた稜線のお花畑、咲き始めのコマクサが可愛い~♡
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キバナシオガマも咲き始めできれい(^^♪ ダイセツタカネヒカゲ(高山蝶)が飛び交う
エゾハハコヨモギ(黄色)、イワブクロは共に蕾

ミヤマキンバイ

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クロマメノキ
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10:00 板垣新道分岐を過ぎると花が多くなりルンルン(^^♪ エゾタカネツメクサ(白)、キバナシオガマ、ミヤマキンバイ
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レブンサイコ・・・まだ蕾で細かい黄色の花が咲く
エゾツツジの蕾

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ホソバイワベンケイ
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咲き始めのホソバウルップソウ
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イワウメ(白)、エゾオヤマノエンドウ(紫)、層雲峡ビジターセンターの報告では、今年は紫の花が目立っているそうだ
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エゾオヤマノエンドウの花付きが凄い!
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砂礫地にエゾタカネスミレが群生
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こんもり盛り上がるエゾタカネスミレ、白い花はチョウノスケソウ
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エゾオヤマノリンドウ、キバナシオガマ、チョウノスケソウなど、花の絨毯はとてもちいさな花ばかり
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純白のチョウノスケソウ・・・楽しみにしていた花です
小泉平のお花畑を満喫、棒状の花は終盤のホソバウルップソウ、黄色はチシマキンレイカ、ミヤマキンバイなど

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緑岳と小泉平を振り返ると花は何処?足元にいっぱい咲いています
11:15 小泉岳(2,158m)、山頂は標識が頼り、ガスが出たら迷いそうな、緑岳から小泉岳の稜線歩き、ケルンが有難い

1日目の後半は、小泉岳~赤岳~銀泉台です
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