初夏の大雪山(5) 旭岳~間宮岳~中岳 2008年7月10日2023年08月29日

3日目は姿見から旭岳に登り、後旭キャンプ指定地~間宮岳~中岳分岐~裾合平~姿見の周回コースを歩きます。


【コースタイム】 7/10(木) ☁時々☀ ※コースタイム7時間40分 所要時間9時間40分
白樺荘6:00~旭岳温泉山麓駅6:15(旭岳ロープウェイ往復 \2,500)→6:25姿見駅5合目6:32~6:47姿見ノ池
~6合目7:17~7合目7:36~8合目8:06~9合目8:30~8:45旭岳(朝食)9:20~10:00後旭キャンプ指定地
~10:45間宮岳分岐~10:54間宮岳11:06~11:55中岳分岐
~12:35中岳温泉(足湯)12:53~14:02裾合平(昼食)14::24
~16:12姿見駅16:15→16:25山麓駅~16:30白樺荘  ※表大雪 北海道東川町

  昨日は重たい荷物を持って縦走したので最後はとても疲れた。今日は日帰り周回コースなのでザックは軽い
  登山者で混む6時の始発に乗らず、6時15分のロープウェイに乗る。6:25 姿見駅着、登山者名簿に記入する
             6:32 姿見駅は旭岳登山の五合目(1,600m)、チングルマが綺麗な遊歩道を歩く

                      6:47 姿見ノ池、ガスが湧いて山頂は見えない

               登山道の両横斜面は、エゾツガザクラのピンク色の縞模様が綺麗

 噴煙を上げる地獄谷、白雲岳避難小屋からトムラウシ山へ行かれる大きなザックのグループと相前後して登る

   7:17 六合目の標識、山頂まで火山礫の単調な登りが続くので、各合目にある標識を見ると元気が出る

                     ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
              八合目を過ぎて青空が見え始めた。地獄谷対岸の赤茶けた斜面と稜線

       旭岳山頂と金庫岩が見える。何組かのご夫婦に出逢ったが、それぞれ違いがあって面白い

           振り返ると多くはないが登山者が次々登って来られている。旭平の緑と雪渓が綺麗

           8:30 九合目を過ぎニセ金庫岩で左に曲がる。先程の重装備のグループが休憩中

           しばらく行くと地獄谷側に本物の金庫岩があり、噴煙を上げる地獄谷一帯を見渡せる

             この斜面を登れば旭岳の山頂、展望がある間に到着したいので急いで登る

    8:45 旭岳山頂(2,290m)、北海道の最高峰です。3回目の登頂で初めて山頂からの視界が開けた\(^o^)/

                  ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます・・7枚
  山頂は広くて皆さん思い思いの場所で休憩されている。風もなく暖かいので私達も朝ご飯を食べてゆっくりする

                旭岳山頂から地獄谷を見下ろす。左側に登って来た登山道がある

           比布岳方面は東西からガスが来ている。下の谷は昨日歩いた中岳温泉~裾合平

             当麻岳(2,076m)、安足間岳(あんたろま 2,194m)、比布岳(ぴっぷ 2,197m)

             ※今日は旭岳から下写真の後旭キャンプ指定地に下り、間宮岳~中岳分岐、
             上写真の中岳温泉から大塚、・小塚を眺めながら裾合平へ行きます。
                    熊ヶ岳(2,108m)、間宮岳(2,185m)、後旭岳(2,216m)

                望遠で比布岳、安足間岳、この後ガスが湧いて何も見えなくなる

  中央手前が熊ヶ岳、メアカンキンバイが一面に咲いている ※山頂を少し北へ下るとキバナシャクナゲも多い

            ウスバキチョウがたくさん飛んでいる。ロープの向こうなので望遠で何とか写せた

9:20 旭岳から北側の急斜面をロープに従って後旭キャンプ指定地迄下る。ジグザグのガレ場は滑りやすく歩き難い

              途中からは長い雪渓が残っている。下りなので4本爪アイゼンを着けた

      10:00 後旭キャンプ指定地(2,074m)に到着、熊ヶ岳と後旭岳のコルにあり、悪天時は強風が吹く

     登山道はエゾノハクサンイチゲ、チングルマ、ジムカデ、キバナシャクナゲ、イワウメなどのお花畑

                     ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
                    ミネズオウの群生地はピンク色の絨毯になっている

    熊ヶ岳の斜面をトラバースするように登って行くと、斜面にチングルマ、エゾツガザクラが咲いている

       上部のガレ場にはエゾタカネスミレが群生、登山道にはずっと目印の石が並べてあり助かる
       右のピークが山頂かと思ったらまだまだで・・・左奥の平坦地が間宮岳の稜線でした!

                              ミヤマキンバイ

                              ミヤマタネツケバナ

                     ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
                     勘違いしたピークからはるか向こうに間宮岳分岐

                        望遠で北海岳に向かう登山者の列

   10:45 後旭キャンプ指定地からほとんど人に出会わず、不安に思いながらやっと間宮岳分岐に到着出来た

           分岐を右に曲がると松田岳・北海岳を通り、白雲岳避難小屋や黒岳方面に行ける

               左に曲がると直ぐに間宮岳の山頂標識がある。白い花はイワウメ

  10:54 間宮岳(2,185m)、平坦な山頂なので皆さん写真だけ撮って素通り、私達は温かい紅茶を飲んで休憩する

               11:06 中岳分岐へ出発、これから伸びて花を咲かせるヨツバシオガマ

                       御鉢平内部の荒々しい姿が微かに見える

                         妹が登山道横の花を撮り始めた(^^♪

         ヒメヤマハナソウ(クモマユキノシタ) ※ここはほとんど次の3種類の花で占められている

                        何株が集まって咲くチシマクモマグサ

                               イワヒゲのツリー

                  ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます・・・4枚
                         ヒメヤマハナソウ(クモマユキノシタ) 

                               チシマクモマグサ

                             イワヒゲが一番多い

                         台地上の平面に並んで咲くイワヒゲ

            登山道にはずっとロープが張ってあり、間宮岳のお花畑は予想以上に面白い

                        エゾイワツメクサは咲き始めたばかり

 中岳分岐は間宮岳と中岳(2,113m)のコルにある。同じ宿に泊まっていて今日黒岳へ向かうグループが休憩中です
               
                     ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
中岳~北鎮分岐~御鉢平展望台、昨日は向こう側から御鉢平の稜線を歩いてきた。右に赤石川が流れ出るV字谷

                  ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます・・・2枚
                        アースハンモックのイワヒゲのお花畑

                   イワヒゲのむきだしの根っこ、背後に御鉢平が見える

                            ウスユキトウヒレンの蕾

                     ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます‥・2枚
                            イワヒゲ、メアカンキンバイ

                        中岳分岐周辺にいっぱい咲いている

                 11:55 中岳分岐、九州から来られた登山者が休憩されている

  3日目後半は、中岳温泉から裾合平、姿見まで昨日と同じ道を歩きます。時間に余裕があるので楽しみ(^^♪