小布施・戸隠高原ミズバショウ(2) 2024年5月2~3日2024年05月04日

2日目は戸隠森林植物園から鏡池までハイキングしてミズバショウと春の妖精たちに出会い、戸隠そばを頂きます。
2004年5月、戸隠キャンプ場に泊まって以来の春の戸隠高原は、懐かしい花たちとの出会いに心が躍る1日でした♪

                   ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます‥4枚
  心に残る花たちを拡大画像で(^^♪ ミズバショウ・・・黄色い円柱状の部分に小さな花が集まって咲いている

   トガクシショウマ・・・花弁のように見えるのは6枚の萼片で、花弁は花の中央にあり実が出来始めている

           リュウキンカ・・・花弁状の萼片が5枚、雄しべは多数、中央にある雌しべは4~12個                            

   ヤマエンゴサク・・・花の前方は半開し、花弁は外側に2個、内側に2個、後方の反り返った距に密腺がある


【行程】 5/3(金) ☀ 長野市の最高気温25.7℃ 最低気温8.1℃ 爽やかなハイキング日和
ホテル朝食6:30~長野駅(アルピコ交通 70番ループ橋経由戸隠線 戸隠周遊きっぷ \3,000)8:30→9:35鏡池入口
そばの実(席の順番記入)9:50~10:00戸隠高山植物園~11:45随身門分岐~12:15鏡池(休憩)12:35
~13:05鏡池入口(昼食)14:20(バス)14:40→14:51戸隠キャンプ場15:13→16:28長野駅(夕食)(かがやき511号)17:46
→19:37敦賀駅(北陸線)19:55→20:45米原駅(琵琶湖線 新快速)→21:42山科駅(湖西線)21:47→21:58比叡山坂本

 8:30 発車20分前にバス停に並んだら、後から次々来られて長い列になる!戸隠線70番特急バスは2台発車した
 1996年に開通した浅川ループラインは、1998年の長野オリンピックの会場、飯綱高原スキー場へのルートとなる

浅川はボブスレーとリュージュの会場となった。車窓にはのどかな山村風景が広がり、リンゴの白い花が咲いている

    スキー場のある飯縄山(1,917m)が見えてきた。材木が山積みになっていて、発電所が併設されている

              飯綱高原バス停から大座法師池、スワンのボートやキャンプ場が見える

            ミズバショウが咲く大谷地湿原と飯縄山、ここも時間があれば訪れたい場所です

     9:40 戸隠中社バス停、10分程延着です。満員だったバスは戸隠宝光社と戸隠中社でガラガラになった

9:45 鏡池入口で下車、横のお蕎麦屋さん「そばの実」で名前を書いて順番を確保する。建物の右にカタクリ群落あり

車道を10分歩いて森林植物園に行く。戸隠高原は標高約1,200m、道の傍にカタクリやキクザキイチゲが咲いている

             車道沿いの湿原にミズバショウとリュウキンカの群落があり、早速足を止める

               先でたくさん見られるのに、嬉しくてついカメラを向けてしまった(*^_^*)

     10:00 戸隠森林植物園、八十二森のまなびや、館内で案内図を貰い、おすすめのコースを教えて貰う

     芽吹いたばかりの新芽と、満開のオオヤマザクラ、木の柵の向こうにトガクシショウマが咲いている

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             オオヤマザクラの花はヤマザクラより赤みを帯びていて、葉っぱが大きい

                    トガクシショウマの横にはキクザキイチゲがいっぱい

                   ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます‥4枚
植栽のトガクシショウマ、そよ風に揺れる背高のっぽのトガクシショウマは美しく可憐で、ブナ林の妖精とも呼ばれる
1886年、長野県戸隠山で最初に発見され、葉の付き方がショウマに似ていることからこの名で、トガクシソウとも言う

    トガクシショウマ・・・戸隠升麻 メギ科、日本固有種で1属1種、中部以北の多雪地帯の沢沿いに生える

淡いうす紫色の花を3~5個、下向きに付ける。私は北岳登山口の広河原で初めて見て、お洒落な花だなあと思った

    花弁のように見えるのは6枚の萼片で、花弁は花の中央にありとても小さい。花の後に葉が大きくなる

   八十二森のまなびやの前の広場から戸隠山を望む。左の集団は無料の観察会に参加されている人たち

                広場の奥にあるみどりが池の手前にミズバショウの群落がある

 アズマイチゲ・・・東一華、キンポウゲ科、イチリンソウ属、花糸の根元部分が紫色で、葉は丸くて垂れ下がっている

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                    みどりが池傍の、ミズバショウとリュウキンカの群落

ミズバショウ・・・水芭蕉、サトイモ科、ミズバショウ属、白い仏炎苞は葉が変化したもの、下にネコノメソウがいっぱい

 仏炎苞の中心にある肉穂花序(にくすいかじょ)にある小さな黄色いブツブツが、小花と呼ばれるミズバショウの花

               咲き始めたばかりの瑞々しい花たちに出会えて、とっても幸せ~♡

階段を登り始めたら、目の前をアカハラがピョコピョコ階段を上がっていく!戸隠高原は野鳥の宝庫で観察者も多い

                    10:40 植物観察園に到着、少しだけ花が咲いている

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  雄しべが真っ新のカタクリ ※佐渡島のアオネバ渓谷とマトネで見たカタクリとシラネアオイの群生が懐かしい

   シラネアオイ・・・白根葵、キンポウゲ科、シラネアオイ属、日本固有の一属一種、薄紫色の萼花弁が美しい

               ショウジョウバカマは見慣れた花ですが、戸隠の花は大きくて色が綺麗

              サンカヨウは蕾ばかり、去年と一昨年は上高地で別嬪さんに出会えた

                     日陰に咲くシラネアオイは、紫色が美しく蕾が多い

                   エンレイソウ・・・延齢草、葉が3枚、萼が3枚、花弁が3枚

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              高台園地に向かう。カラマツ林を背景に咲くオオカメノキの白い花が綺麗

   オオカメノキ(ムシカリ)・・・アジサイに似た白い装飾花をたくさんつける。亀の甲羅のような大きい丸い葉

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         10:55 水芭蕉の小径は今回の戸隠観光のメイン、戸隠連山を背景に木道が続いている 

    リュウキンカ・・・立金花、キンポウゲ科、リュウキンカ属、雪融け水が流れる水辺や湿地に群落を作る

                    たくさんの花から一番の別嬪さんを見つける(*^_^*)

                   ハイカーが通り過ぎた後の静寂な木道で記念撮影(^^♪

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      小さなせせらぎの中に咲くミズバショウ、木々の芽吹きが未だで明るい園地、後方に西岳が見える

                 今日は良いお天気なので、白い仏炎苞がキラキラ輝いている

                     奥行きのあるリュウキンカとミズバショウの群落

             11:20 木道の終点で休憩、フッキソウ・・・ツゲ科、フッキソウ属、常緑小低木

               ヤマエンゴサク・・・山延胡索、ケシ科、キケマン属、高さは10~20cm

                        小布施・戸隠高原ミズバショウ(3)に続く