山の辺の道 南コース(2) 2024年11月9日2024年11月09日

                      山の辺の道 南コース(1)からの続きです

【行程】 ☀ 風もなく穏やかな山日和 最低気温6℃ 最高気温20℃ 妹と2人
 往路 近鉄京都駅7:41(急行 梶原神宮行)→8:20大和西大寺8:24(普通 天理行)→8:45天理駅
 復路 JR三輪駅16:31(万葉まほろば線 普通 奈良行)→16:57奈良駅17:07(奈良線 みやこ路快速)→17:51京都駅

五社神社から山の辺の道を歩き、灯篭山古墳群の六地蔵。衾田陵から下る道は墓地を通ってここへ来られたみたい

      13:00 大塚山念仏寺、現在は浄土宗のお寺ですが、廃寺の真言宗旧中山寺の一坊と伝えられる

    ちいさなお地蔵さんがいっぱい並んでいる石畳の道を下る。無人販売所で乾燥させた鷹の爪を買った

  13:15 釜ノ口山 長岳寺 大門、午後になり行き交うハイカーが多くなってきた。皆さん素通りされるが行ってみる

       受付で拝観料400円を払う。鐘楼門・・・日本最古の鐘楼門で、創建当時からある唯一の建物

               放生池・・・平戸つつじ、かきつばた、紅葉が美しい花の寺だそうです

 本堂、天長元年(824)、淳和天皇の勅願により弘法大師が大和神社の神宮寺として創建、ご本尊は阿弥陀三尊
 大地獄絵特別開帳がなされていて、この日は13時から地獄絵の絵解き説法があり満員!時間がないので辞す

          ボランティアで説明をされている女性に教えてもらい、大師堂から狭い急な階段を登ると~

     弥勒大石棺佛・・・古墳の石材を利用したもので、高さが2m近くある。上にも石仏があるが引き返す

13:50 長岳寺の隣にある天理市トレイルセンターで休憩、先ほど買った草餅とみかんを頂く。果汁たっぷりで美味しい
まだ行程の半分しか歩いていないので直ぐに出発、地図を見ると、JR三輪駅まで寄り道なしで、5.8km 1時間40分

     14:15 櫛山古墳・・・双方中円墳、古墳時代前期後半(4世紀後半)に築造、池にオシドリが泳いでいた

 直ぐの展望地から大和盆地と金剛山系の山並み、ここにもベンチがあり、ハイカー同士の交流が楽しそうです(^^♪
 崇神天皇陵・行燈山古墳(すじんてんのうりょう・あんどんやまこふん)の外堤を歩く。拝所は0.6km下るので止めた

14:20 龍王山分岐、崇神天皇陵から0.6km、景行天皇陵まで1.4km、各々古墳の上部に道があり拝所まで距離がある

14:30 セイタカアワダチソウの向こうに景行天皇陵・渋谷向山古墳(けいこうてんのうりょう・しぶたにむこうやまこふん)

14:40 曲がり角から三輪山が見えた!額田王の歌碑、「三輪山を しかも隠すか 雲だにも 心あらなも 隠さふべしや」

         景行天皇陵分岐から桧原神社まで45分かかるので足早に進む。周辺は田んぼと果樹園

          たわわに実る「はるか」、12月頃に収穫し、1か月ほど熟成してから出荷するそうだ

      へたの部分はデコポンのような凸があり、果頂部(おしり)には凹環と呼ばれる丸い窪みがある

  道を少し離れた所にみかんが生っていたので写しに行く。この先に、みかん狩りの旗がたなびく果樹園もあった
  上空を飛行機がいくつも飛んでいき、夏の秋田からの帰りに上空から奈良盆地と生駒山を見たのを思い出した

                    みかんって、こんなにたわわに生るんだとびっくり!

15:10 車道から右後方にUターンし、檜林の登り道を行く。明るい畑の道から、薄暗い樹林帯になり何故か気が重い

 15:20 檜原神社・・・大神神社の摂社で、同じように三ツ鳥居がある。左は豊鋤入姫宮(とよすきいりひめのみや)
 祭神は天照大御神(あまてらすおうみかみ)で、元伊勢(もといせ)として今に伝えられている。立札に由来があった

二本の柱に注連縄を渡した鳥居、反対方向に二上山が見えて夕焼けが美しいそうだ。45分で到着できて良かった♪

    井寺池周辺案内図、眺めが良いらしく、往復10分なので行けばよかった。山名を知りたくて写しました

    檜林のうっそうとした道を歩く。反対方向からハイカーが来られたので尋ねたら、これで合っているそうだ

               15:35 三輪山奥の院 玄賓菴 密寺(げんぴあん みつじ)、真言宗のお寺

               暗い山道をどんどん下る。大きな木が何本もあって自然林なのでしょう

狭井川(さいかわ)と書かれた細い水路を渡ると長いコンクリートの階段、途中で右に曲がる人影を見たので行くと、
ささゆり園があり、左に曲がると展望台があるようだ。大神神社への道が分からないので元の階段に戻って登ると、
狭井神社(さいじんじゃ)の鳥居がありホッ!池の中に市杵島姫神社(いちきしまひめじんじゃ)、九州宗像の弁天さん

      16:00 既に大神神社の広い境内に入っているようだ。時間が遅いので寄り道せず拝殿に向かう

 大神神社拝殿(おおみわじんじゃ はいでん)、奥は禁足地で結界に三ツ鳥居(三輪鳥居とも言う)、徳川家綱が再建
 祭神は、国造りの神様で大物主大神(おおものぬしのおおかみ)、ご神体は三輪山で、日本最古の神社と言われる

                      大注連縄は、毎年12月に掛け替えられている

 手水社は蛇、巳さんです。ここに境内案内図があったので貰う。三輪駅から歩いた方が道が分かりやすかった?

       16:17 二の鳥居、16時31分発のJRに乗りたいので急ぐ。徒歩10分とあるので大丈夫でしょう

        16:23 JR三輪駅、今日は電車でICOCAが使えたので、乗り継ぎがスムーズだった(*^-^*)

    16:31 奈良行の各停に乗る。最終のみやこ路快速に乗れるので貴重、車窓から美しい夕焼けが見られた

  17:07 始発の奈良駅から、みやこ路快速に乗ったので座れたが、途中からは満員、やはり外国人が多い!
  これから始まる紅葉の季節はもっと凄いことになるんでしょうね。静かな山の辺の道を歩けて良かったです

コメント

_ かおり ― 2024-11-16 15:04

chikaさん~ こんにちは

好天の一日妹さんと山の辺散策、古寺古刹を巡りながらかなりの
距離を歩かれご様子。
歴史ある地点だけに古寺古刹の多さにビックリです。
八朔、ミカンに柿の産地で果樹園が多く広がり味覚も楽しめそう。
金剛山、葛城山にニ上山を眺め古代ロマンを求めて、のんびりと歩くのもいいですね
奈良と云えば明日香路に柳生街道、山の辺の道が先ず浮かびます。
chikaさんのレポに触発され一度歩いてみたいと願っています。

_ chika ― 2024-11-16 21:23

かおりさん、こんばんは
愛宕山のような澄んだ空気と展望は、平野なので望めなかったですが、
穏やかな大和盆地の風景を見ながら、歴史散歩が出来て楽しかったです。
ほとんど忘れかけていた歴史上の人物名が浮かび上がり興味がわきました。

街道で買ったみかん、柿は甘くて果汁がたっぷり、とっても美味しかったです。
かおりさんの奈良歴史散歩はどこでしょう?レポを楽しみにしています(^^♪
もうすぐ奈良も紅葉の見頃を迎えて、京都と同じく凄い人出になるのでしょうね。

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