久住山・法華院温泉 2012年6月6日 ― 2012年06月11日
ミヤマキリシマのピンク色の絨毯が見たくて、女4人で九重連山と由布岳の登山を計画しました。
直前に台風が通過してどうなる事かと心配しましたが、最初の2日間は良いお天気に恵まれラッキー♪
3日目は梅雨入りして終日の雨、由布岳登山は諦め湯布院めぐりをしてから別府で海の幸を頂きました。
【1日目】大阪南港(夜行フェリー)→別府(九州横断バス)→牧の戸峠~久住山~御池~北千里浜~法華院温泉山荘
【2日目】法華院温泉山荘~坊ガツル~大戸越~平治岳~坊ガツル~くじゅう登山口(亀の井バス)→湯布院
【3日目】湯布院観光(亀の井バス)→別府(夜行フェリー)→大阪南港
【コースタイム】牧の戸峠10:25~10:38沓掛山第一展望所~10:50沓掛山展望所~11:43分岐直前の広場(昼食)
~12:15扇ヶ鼻分岐~西千里浜~12:31星生山分岐~12:55避難小屋・トイレ13:08~13:14久住分れ~13:43久住山
~14:15中岳分岐~14:36御池~15:04久住分れ~北千里浜~15:53すがもり越分岐~16:40法華院温泉山荘(1泊)
6/5 19:55 大阪南港を出発したフェリーさんふらわあ こばると
6/6 6:55 別府観光港に到着、デッキから別府温泉と鶴見岳
直前に台風が通過してどうなる事かと心配しましたが、最初の2日間は良いお天気に恵まれラッキー♪
3日目は梅雨入りして終日の雨、由布岳登山は諦め湯布院めぐりをしてから別府で海の幸を頂きました。
【1日目】大阪南港(夜行フェリー)→別府(九州横断バス)→牧の戸峠~久住山~御池~北千里浜~法華院温泉山荘
【2日目】法華院温泉山荘~坊ガツル~大戸越~平治岳~坊ガツル~くじゅう登山口(亀の井バス)→湯布院
【3日目】湯布院観光(亀の井バス)→別府(夜行フェリー)→大阪南港
【コースタイム】牧の戸峠10:25~10:38沓掛山第一展望所~10:50沓掛山展望所~11:43分岐直前の広場(昼食)
~12:15扇ヶ鼻分岐~西千里浜~12:31星生山分岐~12:55避難小屋・トイレ13:08~13:14久住分れ~13:43久住山
~14:15中岳分岐~14:36御池~15:04久住分れ~北千里浜~15:53すがもり越分岐~16:40法華院温泉山荘(1泊)
6/5 19:55 大阪南港を出発したフェリーさんふらわあ こばると
6/6 6:55 別府観光港に到着、デッキから別府温泉と鶴見岳

鍵が掛かるツーリストベッドの4人部屋が取れてラッキー(^^♪
ラウンジで食事をしたり、テレビを見て快適な時間が過ごせる

フェリーは利尻・礼文で乗っただけなので大きさにびっくり!
1時間ほど洗面をしたりして、8:01発の九州横断バスに乗る

やまなみハイウェイ由布登山口から見る双耳峰の由布岳
台風一過の晴天ですが、最終日は雨で登れませんでした

九州横断バスは別府・湯布院・阿蘇・黒川・熊本を巡る観光バス
ゆったりした座席で快適なバス旅が出来る。小田の池で休憩中

10:01 牧の戸峠到着、レストハウスとトイレがあり準備をします
10:25 牧の戸登山口(1,333m)出発、舗装された遊歩道を登る

10:38 沓掛第一展望所、黒岩山と左後方に涌蓋山が見える
ここから花の道、ベニドウダン、ハルリンドウ、ミヤマキリシマ

大きな赤い花はツクシドウダン、白い花はシロドウダン

10:50 沓掛山展望所に到着、九重の山並が見渡せる
岩塊は火山群の山である事を実感させる・・安山岩?

左が星生山(ほっしょうざん 1,762m)、右が扇ヶ鼻(1,481m)
これから歩く登山道は手前の稜線から中央奥の窪地に続く
※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
馬酔木のトンネル、虫が多いのでここで虫よけスプレーをした
直ぐに岩場があり登りと下りで道が分かれ、右側の道を下る

登りの方に沓掛山(1,503m)に行く道があり山頂は踏まなかった
下り岩場の途中から、稜線の登山道とピンク色のミヤマキリシマ
ほんの少しだが慎重に岩場を下る。下った樹林の中に・・・

ベニドウダン・・・沓掛山では色は淡いサーモンピンク

沓掛山の山頂を振り返る。山頂に2人見える

樹林にはウコンウツギも咲いている

ここから久住分れまでは標高差の少ない緩やかな道
雲が流れ日が差したり陰ったり、爽やかな山日和です

登山道すぐ傍の笹原にミヤマキリシマが点在している
星生山の中腹にもミヤマキリシマのピンク色が目立つ

11:43 扇ヶ鼻分岐(中央の丘辺り)手前の広場で昼食
人気の山で登山者が行き交うが広いので気にならない

右斜面のミヤマキリシマはちょうど見頃を迎えている
紫紅色、桃色、薄紅色など、色合いが少しずつ違う
2cmほどのちいさな花で、枝先に2~3個の花を付ける
12:15扇ヶ鼻分岐、左に星生山の稜線が見えている

沓掛山から歩いてきた稜線の道を振り返る、右奥は黒岩山

12:25 西千里浜の広い登山道に入る。前方に星生山山頂
道の真ん中でとぐろを巻いた蛇をうっかり踏んで「キャー!」

右後方に扇ヶ鼻、ミヤマキリシマがきれいな山だが
この辺りはほとんどがまだ蕾で、見頃は来週かな?

12:33 星生山(1,762m)真ん中の登山道分岐
稜線の岩場を歩くたくさんの登山者が見える

星生崎の岩峰と三角錐の久住山が見えてきた
風向きのせいか、かすかに硫黄の臭いがする
目立たないがこんもりした土の上にマイヅルソウが群生

コケモモの蕾・・・コケモモの生息地南限で
天然記念物の指定を受けているそうです

少し岩場を登って、星生崎の尾根筋をまたぐ
岩場に背の低いミヤマキリシマが咲いている

岩棚に群生するちいさなイワカガミ

尾根筋から西千里浜を振り返る。左は肥前ヶ城(1,685m)

端正な姿をした久住山(1786.5m)、きれいです!
ここから久住分れに下り、左の緩い稜線を登る
中央鞍部が久住分れ、登った所が中岳分岐で久住山は右へ行く
左は天狗ヶ城、久住分れ手前の広場に避難小屋とトイレがある
13:14 久住分れに到着、三俣山と右後方にピンク色の平治岳
後程、北千里浜に下り、右に曲がって法華院温泉山荘に行く
硫黄山(いおうざん 1,554m)と三俣山(1744,7m)、北千里浜
のんびりしていたら、1時間40分の所を2時間半もかかった!
13:24 中岳分岐、ここから空荷で久住山を往復する
左から扇ヶ鼻、肥前ヶ城、西千里浜、星生崎、星生山

途中で可愛いイワカガミを見つけストップ♪

13:43 久住山(1786.5m)山頂標識に付けられた温度計は17℃
九重連山の主峰で一等三角点がある。今日の最高到達点!

360°のパノラマ、かすかに阿蘇の根子岳も見える
西の牧の戸方向に、扇ヶ鼻(後方)と肥前ヶ城(手前)
北方向は星生山、星生崎、噴煙上がる硫黄山、三俣山
下に北千里浜、避難小屋~中岳分岐に登る道が見える
左から三俣山、天狗ヶ城(てんぐがじょう)、中岳、空池
中央が中岳分岐、後程分岐を真直ぐ行き中岳に向かう
東方向に、中岳(1,791m)、白口岳(しらくちだけ 1,720m)
稲星山(いなぼしやま 1774m) 後方に大船山も見える
14:15 中岳分岐に戻り中岳に向かう。まだ蕾のマイヅルソウ

火口湖の空池・・ほとんど水は溜まらないそうで空池
天狗ヶ城中腹の右側に水を溜めた美しい御池がある

登った反対方向から空池、後方は先程登った久住山
この辺りのミヤマキリシマは毛虫で全滅、赤茶色です
14:36 火口湖の御池・・年中水をたたえ冬は凍結するそうです
青空を映しブルーの水面が美しい。右の道は池ノ小屋へ行く
左が九州本土最高峰の中岳、右の丘に池ノ小屋、後方は稲星山
時間切になったので、中岳登山は止め巻道から久住別れに戻る
15:04 久住分れから北千里浜に下る。黄色のペンキマークが目立つ
久住山は日帰り登山の方が多くて、この時間だと人影はまばらです

硫黄山の噴煙が上がる所に無人の観測所?が見える

荒涼とした北千里浜と硫黄山の風景
風向きが逆なのか硫黄の臭いはしない

硫黄山と三俣山の鞍部が諏蛾守越で長者春に行けます
北千里浜はガスが湧くと視界が悪くなるので急いで通過

15:53 すがもり越え分岐を右に曲がり星生山、硫黄山を振り返る
ちいさな小川を渡るが、しばらくすると水は地下に消えてしまった

平治岳、北大船山と坊ガツル湿原が見えてきた
沢沿いの大きな岩がゴロゴロした急斜面を下る

大船山の大きな山塊が見える。右斜面はミヤマキリシマの絨毯
砂防ダムがいくつかあり、下から工事の大きな音が聞こえてくる

16:40 法華院温泉山荘(1,303m)到着、まず温泉で疲れを取る
部屋は別棟2階、窓が2ヶ所ある特別室で大船山が見える(^^♪

夕食は2回目の6時半から、品数も多くて美味しかった!
山荘は水道の蛇口から出る水が飲める。冷たくて旨い

今日は登山口の出発が遅かった為、中岳まで行けなかったが、九重連山の懐の深さを実感できました。素晴らしい展望とお花がいっぱいで、多くの方が気軽に山を楽しんでおられるのが「いいなあ!」と思います。西千里浜ではボランティアの方が登山道を整備されていました。山荘の従業員さんも明るく親切で、たくさんの人の応援で、私たちも素敵な山歩きが出来て感謝の気持ちでいっぱい!夜は星空を見るつもりが、知らぬ間にぐっすり寝ていました。
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