佐渡石花登山口 2014年5月10日 ― 2014年05月10日
最終日は、登山ガイドさんと一緒にオオミスミソウを探して、石花(いしげ)登山口から石花越分岐まで往復します。
今までは、大佐渡山脈の南東側の登山口から歩きましたが、石花登山口は北西側にあります。加茂温泉から、ガイドさんの車で国道350号線と県道を走り、相川から尖閣湾など日本海の海岸線を石花まで行って、そこから狭い林道
を登り、1時間10分かかって石花登山口に到着です。ガイドさんに送迎して貰えて本当にラッキーでした(^^♪
初めて歩く登山道はそれだけで楽しいし、お花もいっぱい咲いていて、思い切って石花まで来て良かったです。
※click!のある画像は拡大してご覧いただけます。
石花登山口から追分までの道は、ニリンソウがいっぱい
ヒトリシズカの群生
楽しみにしていたオオミスミソウ(ユキワリソウ)
追分から石花越分岐までは、カタクリがちょうど見頃~♪
※登りの時は、昨夜の雨と気温が低い為、花は閉じていたが、下山の時は太陽の日差しを浴びて、オオミスミソウ、カタクリ、ニリンソウなどがきれいに咲いていました。ピストンにしたくなかったけど、結果的に大正解でした\(^o^)/
【コースタイム】 ☀
佐渡加茂温泉吉田家7:00(ガイドさんの車)→8:10石花登山口8:22~9:19平城畑(休憩)~9:58カツボラ池~
10:20追分(休憩)10:32~11:06カレー清水~11:27石花越分岐点(昼食)12:12~12:30カレー清水~
12:59メット池分岐~13:12イモリ池分岐~13:32追分(休憩)13:44~14:02カツボラ池~14:24平城畑(休憩)14:40~
15:17石花登山口15:30→16:50吉田家(日帰り入浴)17:20(送迎バス)→両津港17:40(ジェットフォイル)→
18:45新潟港18:55(路線バス)→19:10新潟駅(お土産・夕食)22:05(新潟交通夜行バス)→5/11(日)6:05京都駅
5:30 起床 簡単な朝食を済ませる。部屋から加茂湖の牡蠣養殖筏が見える
昨夜の雨はあがり、晴れている(^^♪ 山頂部分の雲も早く流れてほしいな 7:00 ガイドさんの車で登山口に向かう
8:10 石花登山口に到着、標高は374m、仮設トイレがあり協力金は100円、山麓は晴れていたが登山口は曇っている
※林道は途中工事中の所があり、昨夜の大雨で道がぬかるんで運転が大変そうでした。ガイドさんに感謝します。
標識に大佐渡自然歩道入り口と書かれていた。早速ニリンソウの大群生! 雨と寒さで花はまだ閉じている
ウラシマソウが3株ある
ウラシマソウは初めて見ました!
最初に真直ぐ付けられた幅広の急斜面を登る。しばらくすると普通の登り道になったのでホッ! アケビの花
サルトリイバラの黄色い花
仏炎苞の外に長く伸びた付属体を、浦島太郎の釣糸に見立ててウラシマソウ
レンゲツツジの蕾がいっぱい! 凄い花数です
フキ・・・ガイドさんは山菜に詳しくて 「これは食べられる」 を連発
ヤマオダマキの蕾
フクジュソウの実・・・今日はガイドさんが一緒なのでいろいろ教えて頂く
林間の登山道沿いに、ニリンソウが次々咲いている、黄色はミヤマキケマン
アテビ(ヒノキアスナロ) 枝から根が出て次々と繁殖する、建築材に適している
ハンゴンソウ、夏に黄色い花が咲く
ヒロハユキザサ
アマナ、林床では背丈が長い
ナルコユリ、雨の雫を溜める
ニワトコ、淡黄白色の小さな花が密集
ユズリハの新芽と花
9:19 平城畑(ひらじょうばた 653.6m) に到着、展望が良い所だがガスがかかっている・・・下山時は素晴らしい展望
平城畑までが急登で、後は緩い登りだそうです。広い草地にモグラの穴・・モグラ塚を発見!
ニシキゴロモ
ムシカリ(オオカメノキ)
水溜りに大きな卵!
しっとり濡れた針葉樹と常緑樹の森を歩く、左にアテビとユズリハ
ミヤマシキミが群生している
ムシカリ(オオカメノキ)
広葉樹の道で視界が開け、きれいな青空が見えた
幹が四方にくねくね伸びたリョウブ
オオバクロモジ・・雨露に濡れてきれいなのにピンボケ
9:58 カツボラ池・・・平坦な道をどんどん奥に進む
雨に濡れたニリンソウ、帰りは花びらを開いていた
ヒトリシズカ
くるっと葉っぱに巻かれ暖かそう
こんな群生は見たことがなくてびっくり!
ミヤマキケマンも雨の雫でしっとり
日の当たる場所で、元気に咲くヒトリシズカ
晴れて気持ちの良い登山道を行く。佐渡在住のガイドさんは、身長182cm、30歳でお子さんが2人だそうです
岩棚に群生するオオタチツボスミレ
日差しに花びらを開き始めたニリンソウ♪
日向で元気いっぱいのオオタチツボスミレ
ヤマシャクヤクの蕾
10:20 追分に到着、上から下りてこられた15人ほどのグループが休憩中、早いので今日はもうお帰りなのかも?
ガイドさんから、お手製の酒粕クッキーと干しブドウとナッツが入った地元のクッキーを頂く。美味しかったです(*^_^*)
休憩地にアリ塚がいっぱいあった、大きな蟻がいっぱいいて気持ちが悪い
ブルーのキクザキイチゲ
針葉樹の下にオオミスミソウの蕾、ここからはカタクリもいっぱいあったが、午後からの日差しを期待して先を急ぐ
ピンクの雄蕊が可愛いオオミスミソウ
カタクリも開き始めた
蕾がいっぱいのオオミスミソウ
食べごろのコゴミ・・・美味しそう
11:06 カレー清水に到着、ちいさな沢で下流側を写す。水は冷たくて気持ちが良かった。手前から少しだけ残雪あり
カレー川を詰めると、目的地の石花越分岐点は直ぐそこ
11:27 石花越分岐点に到着、標高は840m、中央奥から登ってきました
石花越分岐点の標識から、小俣沢のコルへ行く稜線の登山道、前回歩いたドンデン山~マトネ~金北山の縦走路
北東側は、1日目に歩いたドンデン池、尻立山、ドンデン山方面
尻立山(左)、ドンデン山(右)、右端にドンデン山荘があり中腹に佐渡縦貫線の車道も見える
稜線は風が強くて寒いので、少しマトネ側に行った茂みで昼食を頂く。左下が石花越分岐点、右斜面は青い粘土質
お弁当を1つガイドさんにあげたら、奥さんが焼かれたパンと手製の山ブドウのジャムを頂いた。とっても美味しい♪
昨日登ったマトネ方向の縦走路
12:12 石花越分岐点を出発する。足元にイワカガミが咲き始めていた
早速オオミスミソウを見つけた・・・花びらの周りが紫色でとてもきれいです
オオミスミソウ(ユキワリソウ)の花期は3~4月なので、大きな株は少ないが見られたので良かった
カタクリもお目覚め
6つも固まって咲いている・・・佐渡のカタクリの葉は緑一色で斑入りは少ない
12:30 カレー清水を通過、岩の上にショウジョウバカマ
ピンクの縁取りが可愛いオオミスミソウ
淡いピンクがかかったオオミスミソウ・・・蜜を吸うマルハナバチ
キクザキイチゲ・・・ブルーも結構咲いている
ガイドさんは先を歩いてお花探し、穏やかな気持ちの良い登山道です
今日一番の群生、春先はこのように咲いているらしい
4月は残雪があって山を歩くことができないので、どちらかを選択するしかないです
根元に、産毛のいっぱいついた新芽、新しい葉が見える
コミヤマカタバミとユキザサの蕾
シラネアオイは葉っぱが出ただけの株も多く、この登山道ではまだこれから
エゾエンゴサク
白のオオミスミソウ、奥伊吹で見たのはこの色だけでした
キクザキイチゲ、圧倒的に白い花が多い
花びらに薄紫の縁取りがあり、雄蕊も薄紫
エゾエンゴサク、まだ開いてないものもあり、アオネバ登山道より雪解けが遅いのでしょう
開き始めたばかりで星の形をしている
12:59 メット池分岐のお花畑、カタクリ、キクザキイチゲ、エゾエンゴサクが一面に咲いている~♪
少し行ってみると、カタクリが満開です
キクザキイチゲ・・・地面に這いつくばって撮ります(*^_^*)
今まさに目覚めようとしているカタクリ
エゾエンゴサクの蕾とカタクリ
このカタクリの蕊は本当にきれいでした
シラネアオイ
ようやく花を開いたシラネアオイがありました
根元から三角の新しい葉っぱが出ている
紫のオオミスミソウ・・・とても小さい
ちいさくて可愛い~♪
午後の日差しに林床のカタクリも満開
逆光のカタクリ畑・・・光が揺れてきれい!
朝に見たオオミスミソウの蕾、針葉樹の下は日差しが届かず、ちょっと花びらを開いただけでした
こういうのも、私は好きです
背丈は数センチで、立派に咲いている
やっと日差しを受けて開き始めたキクザキイチゲ
13:32 追分に到着、お花がいっぱいでゆっくりしすぎたが、少しだけ休憩する。爽やかで気持ちの良いお天気です
美味しそうなヨモギのなかにアマナ
スダヤクシュも咲き始めた
ニリンソウの花びらが、ゆ~らゆら
ヤマトグサ・・・朝は濡れていた雄蕊のかんざしも、ゆ~らゆら
登山道のニリンソウは元気よく咲いていて、蕾もいっばい
14:02 カツボラ池を通過、ここまでちっちゃなオオミスミソウがいっぱい咲いていて大満足でした・・・ありがとう~☆
14:24 平城畑に到着、登りの時に石花越分岐点手前で出会ったグループが休憩中、私達より亀足の方が居られた
朝はガスに覆われていたが、素晴らしい展望!記念写真を撮って貰う。写真では写らないが外海府の海も見えた♪
雪の多い山が、佐渡最高峰の金北山(1172.1m)、右に二の岳の通信施設、奥に妙見山のレーダーも見えた
右から、金北山、真砂の峰、ツンブリ・・・1日目と反対側から眺めている
松倉山に隠れて、石花越分岐点、マトネ、ドンデン山などは見えない。カツボラ池の分岐から松倉山に行けます
平城畑から松倉山付近は牛の放牧地で、牛が松倉山まで登るのを想像? 確かに去年の乾燥した糞がある
牧草地にはエチゴキジムシロがあちこちに咲いている
ガイドさんの説明を聞きながら、午前中と違って明るい樹林帯を歩く
ヒロハヘビノボラズの花、良く見ると茎にとても長い棘がある。これでは蛇は上れない
期待していたレンゲツツジは、ほとんど咲いていなかった
サンショの黄色い花、新芽を食べたら柔らかくて良い香りがした
15:17 石花登山口に到着、登山者は2グループと稜線で出会ったご夫婦だけ、今日も静かな山歩きが出来ました♪
登山口直前のウラシマソウ、浦島太郎の釣糸をしっかり写しました(*^_^*)
15:30 登山口から車でホテルに戻る。途中ガイドさんに蕎麦の実を入れた香ばしいシュークリームをご馳走になる
車窓から田植えが終わったばかりの広い田んぼを見て「米どころ」を実感、美しい海岸線のドライブも最高\(^o^)/
16:50 吉田家に到着、大急ぎで日帰り入浴、その後両津港までホテルの車で送って貰う。本当に皆さん親切です!
土曜日なので、ジェットフォイルは高校生?の団体や、金北山を縦走してこられた団体の登山客など満席に近い!
新潟駅でお土産を買い、駅前から5分程歩いたピザ店で、生ビールとピザマルガリータ、ニョッキなどの夕食を頂く。若者向けの店だったようで、お洒落な店員さんにちょっと肩身が狭かったけれど、これもまた楽しい経験です。
そして夜行バスに揺られて帰宅の途に就きます。みっちゃん、今回も楽しかったよ(^^♪ お付き合いありがとう~☆
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