ツール・ド・モンテローザ(14) グリンジゼー 2011年7月19~21日 ― 2019年03月14日
最終日のハイキングは、ロートホルンパラダイス~オーバーロートホルン~トゥフテルン~スネガの予定でした。
野生のエーデルワイスがたくさん見られるそうなので行きたかったが、天気予報が曇りのち雨と雷です^^;
昨夜相談して、標高2,000m以上の山上の湖を巡る3時間のハイキングコースに変更し、早目に下山します。
プルサティラ・ハレリ (オキナグサ属)
【行程】 ☁ のち☂
7/19 ホテル8:45~ツェルマット駅(GGB)9:10→9:30リッフェルアルブ9:35~10:45グリュンゼー~11:45グリンジゼー
12:15~12:50ライゼー~13:00スネガ(昼食 地下ケーブル)13:55→14:00ホテル15:00~ツェルマット散策~16:00ホテル
7/20 ホテル4:30(徒歩10分 タクシー)→5:30フィスプ5:54(IC)→8:20チューリッヒ空港10:15(OS0562便)→
11:40ウィーン空港13:30(OS0051便)→7/21 7:35成田空港8:50(成田エクスプレス8号)→9:52東京10:20(のぞみ223号)
→12:41京都
★GGB登山電車 CHF9(半額) スネガ地下ケーブルCHF8(半額) 昼食(スープ、サラダ)CHF14.5 お土産・・・
(レダラッハチョコレート)CHF49.3 (ウィーンでゴディバチョコレート、Mannerウエハース)€43 JR(成田→京都)\16,620
※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
イタリアの地図 1:25,000 №108 チェルビーノ (黄色い線が歩いたコース)
7:00 部屋のベランダから白いマッターホルンの穂先が見えた・・・これが最後
7:30 朝食、ここで4回も食べたが美味しくて飽きない
私はクロワッサン、チーズ、ミルクが特に好きだった・・・パンは2人分です
8:45 出発、今日はAさんと3人で気楽に行きます。バーンホフ通りでヤギの行列に出逢う
9:10 2度目のGGB、マウンテンバイクが積んである
9:30 リッフェルアルプ(2,211m)で下車すると、初めて日本人のグループと一緒になった!
マッターホルン・グレッシャーパラダイスのロープウェイが休止でこちらに変更したそうだ
線路を渡り標識を確認、グリュンゼー 50min 車道のような広い道を歩く
※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
左側に、マッター谷の崩壊地(赤↓)、ミシャベル山群のドム(青↓)、ロートホルンパラダイス(緑↓)
これからフィンデルンの谷を遡り、3つの山上の湖を巡り、対岸に見えるスネガ(黄↓)まで歩きます
広く地面に根を這わせた大きな松がいっぱいある
※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
左側の谷の向こうに、リンプフィッシュホルン(4,199m)、シュトラールホルン(4,190m)、アドラーホルン(3,988m)
ミシャベル山群の南端の山で、下はフィンデルン氷河、モレーンの台地にフルアルプ小屋(2,620m)が見える
リンプフィッシュホルン・・・魚の背ビレのような形をしている
ドイツ語でレルヒと言うヨーロッパカラマツの樹林帯を歩く。花は終わっているがアルペンローゼが群生している
サクシフラガ・ブリオイデス(ユキノシタ属)・・・1本の茎に単花、花弁に黄色い斑点がある
※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
今日はお花も一眼デジカメで撮影(^^♪
※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
谷を挟んで尾根の中程にスネガパラダイス、下はエッケンの集落、後方に薄っすらヴァイスホルンが見える
オルティリア・セクンダ (コイチヤクソウ)・・・10cm程でちいさい
樹林帯から岩が積み重ねられた道に出る。きれいな緑色のレルヒとアルペンローゼ
岩の道で展望が開け、今日行く予定だったロートホルンパラダイス(3,103m)が対岸に見える
きれいに岩が敷き詰められた道、以前に崖崩れがあったのでしょうか?
フィンデルン分岐(2,231m)の標識を過ぎると、レストラン兼ホテルがある
グリュンゼー分岐標識の左側から、大きなザックを背負った男女2人が来た。バックパッカーかな?まっすぐ行くと~
道がいくつもあって、妹は自由に駆け回る(^^♪
※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
10:45 グリュンゼー(緑の湖 2,300m)・・・深いエメラルドグリーンが美しい
妹が湖畔に下りたのでカメラを向ける・・・きれいな水で透明度が凄いです!
グリュンゼーとオーバーガーべルホルン・・・晴れていたら綺麗だったでしょうね
日本人グループのガイドさんに道を教えて貰い、分岐に戻らず奥に進むとムシトリスミレの群落があった(^^♪
ムシトリスミレ・・・5cm位の花が草地一面に咲いていて感激、3人でしばらく撮影会(*^_^*)
ドリアス・オクトペタラ(チョウノスケソウ)・・・他の花はまだ蕾だった
※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
グリュンゼーから車道に下る道の小さな沢沿いに黄色い花が咲いている。サクシフラガ・アイゾイデス(ユキノシタ属)
車道の向こうにフィンデルン氷河の大きなモレーンが見える。モレーンの上に小屋あり下から道が続いている
望遠でフルアルプ小屋(2,620m)・・・人気の小屋で近くのシュテリゼーは逆さマッターホルンで人気です
※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
車道からロートホルンパラダイス(中 3,103m)、右がオーバーロートホルン(3,415m)、この後モレーンの下の道を歩く
オルティリア・セクンダ (コイチヤクソウ)
エピロビウム・フレイスケリ (アカバナ)
※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
車道の右斜面は一面のお花畑、背丈の低い花が咲き競っている(^^♪
ディアントゥス・シルベストリス (ヒメギンナデシコ)・・・こんなかわいいナデシコは初めて見た
※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
車道の右にちいさな湿原があり、水面に白い石とレルヒの緑を映す
黄色い花はまるで点描のよう~☆
11:25 黒い道標のある分岐を左に行き橋を渡る。遥か上流にフィンデルン氷河がある
川の奥に氷河が削った岩盤が見える。黄色い花はサクシフラガ・アイゾイデス(ユキノシタ属)・・・沢沿いに咲く花です
※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
石の河原や道沿いに、クモノスバンダイソウが群生、イトシャジン(青)、アンティリス・バレシアカ(白)
橋でUターンして下流に進むと大きな岩が点在している。フィンデルン氷河の巨大なモレーンに圧倒される!
モレーンの上に取り残された大岩・・・落ちてこないのかな? モレーンの上にもハイキングの道がある
ちょっと頑張ってみました(*^_^*)
ジムナデニア・コノプセア (テガタチドリ)・・・芳香性がある
この道はマウンテンバイクが走れる。谷の向こうの山頂にゴンドラリフト駅が見えるので、ここも冬はスキー場?
谷を挟んでリッフェルアルブから歩いた道、ゴンドラリフトの下の駅が見える
しばらく行くとモレーンにつけられた直線の登り坂になる。途中マウンテンバイクとジープを避けた
※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
横を見ると岩の上にちいさなお花畑・・・ポリガラ・アルペストリス (ヒメハギ属)
イワガスミ (ハナイトナデシコ)
車道の途中に分岐標識があり、グリンジゼーは右に曲がる
※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
11:45 グリンジゼー(2,334m)、ちいさな湖で湖面は深い緑色
風がないので鏡のような湖面に大岩が映っている
上流に3本の滝がありハイカーが歩いている。シュテリゼーから流れ落ちる滝です
私達も反時計回りで対岸に行ってみる。レルヒが林立する素敵な小道を歩く(^^♪
※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
ここはマッターホルンを眺めるビューポイントです。残念!素敵な場所なのでしばらく休憩する
※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
プルサティラ・ハレリ(オキナグサ)・・・花は淡紫色、この花はまだ蕾です。茎、葉ともに白毛で被われている
湖畔にいくつも咲いていて感激です。いつも穂ばかりなので花に出逢えてうれしい(*^_^*)
一輪だけ花びらが開いていて花芯が見える。雄しべが多数あり、花柱は花の後長く伸びそう果に・・・
集合果が老人の白髭のように見えるのでこの名前がある
14日にガビエットで見たオキナグサの穂
12:15 雨が降り出したので傘をさして出発、急斜面を登り高台に出ると下にモスジゼーが見える。下はフィンデルン谷
後は斜面を巻くようについた道をどんどん下る。エッケンの集落手前のスネガ分岐を右に行く。風雨ともに強くなる!
12:50 ライゼー(2,232m)、今日歩いた中で一番大きい湖・・・前回は晴れていて水遊びをする人を見た
13:00 スネガ(2,288m)に到着、ハイキング標識を見ると凄い数がある。また歩きたいな~☆
2007年7月・・・スネガ展望台からマッターホルン
レストランで昼食、混んでいてほぼ満席!セルフサービスのお店に美味しそうなものがいっぱい(^^♪
良く冷えたサラダと温かいスープ・・・どちらも美味しい(*^_^*)
広くてきれいなレストランですが、混んでいたので天井部分だけ
13:55 地下ケーブルカー「スネガ・エクスプレス」で3分、ツェルマットに戻る。ホテルは直ぐ前なのでラッキー!
15:00 バーンホフ通りにあるレダラッハの量り売りチョコレートを買いに行く。その後ホテルに戻り荷造りをした
19:00 ホテルのレストランでガイドさんと4人で最後の夕食、イタリア料理でとても美味しい(^^♪ 野菜の濃厚なスープ
サーモンソテーとリゾット・・・お米の硬さが絶妙
鶏のソテーは直火で焼いてあり香ばしい
ちょっと酸味のあるシャーベット(カシス?)
20:50 ホテル・シュミネーの素敵なオーナーご夫妻、後方にお肉を焼いた暖炉がある
21:00 部屋に戻り最後の夜をのんびり過ごす。明日は3:40のモーニングコールで起床
7/20~21 4:30 ホテル出発、ツェルマットからフィスプまでタクシー、始発電車(IC)でフィスプ→チューリッヒ空港
オーストリア航空で、チューリッヒ空港→ウィーン空港→成田空港、JRで成田→東京→京都着12:41・・・東京も☂
【後記】 2011/9/7
TMRは、頼りになるガイドのSさんと優しいAさんのお蔭で、今迄で一番思い出に残る素敵な山旅が出来ました。
毎日が発見と感動の連続で、予備知識の多いTMBよりはるかに面白い山歩きが出来たのも理由のひとつです。
今年の7月は安定しないお天気で心配したにもかかわらず、ここぞという日は晴れが多くてラッキーでした(^^♪
いつも一緒に山歩きをしてくれる妹と2人で、気軽に自由行動が出来たのも良かったです。また行きたいな~☆
最近のコメント