八幡平 2017年6月28日 ― 2017年06月28日
ホテルの朝食はバイキング形式で美味しい(*^_^*) 宿泊地が変わるので荷物を整理して、勇んでガイドさんを待つ。
「早池峰山は、明日の方がお天気が良いので、今日は八幡平にしましょうか?」 昨夜の天気予報は、晴れ時々曇り
だったので、皆さんがっくり!でもガイドさんの予報を信じて、今日は八幡平に行く事にした。結果はオーライ(*^_^*)
※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
八幡平は秋田県と岩手県の県境にある高原大地で、7月のニッコウキスゲとワタスゲが綺麗です
八幡平も今年は残雪が多くて、ガマ沼はきれいな雪渓を映している
【コースタイム】 6/28(水) ☀時々☁ 今日から少し蒸し暑くなってきた。八幡平は涼しいが、昼の安比高原は暑い!
ホテル(ガイド車)7:30→黒谷地バス停(P)8:30~9:10黒谷地湿原~10:30源太森~11:30八幡沼~11:55八幡平頂上
~12:30八幡平山頂レストハウス(昼食)(県北バス \170)12:45→13:05黒谷地バス停(P)→14:10安比高原 おくの牧場→14:35ぶなの駅(P) ブナ二次林散策15:30→15:42安比高原ペンション もっきんばーど(風呂 18:30 夕食)
八幡平アスピーテラインをドライブして、黒谷地バス停(P)に到着、茶臼岳登山口から登るつもりだったので尋ねたら
茶臼岳の登山道は残雪があり、花も咲いていないのでパスするそうだ! 8:30 いつものように準備体操をして出発

標識右の湿原に、ヒナザクラの群落!丸い葉はイワイチョウです

ミネザクラ

モミジカラマツの蕾

ミヤマカラマツの蕾

オオバキスミレ

オオバタケシマラン

木道、池塘、アオモリトドマツ、チシマザサ・・・私達だけの静かな湿原歩きが始まる

ミズバショウ・・・斑入りの葉っぱがきれい
シラネアオイ

ヒナザクラの群生(^^♪ ガイドさんのお話では、八幡平の湿原は少しずつ後退しているそうだ
ヒメイチゲ

コバイケイソウの葉っぱの間に丸いふくらみが・・・蕾です

熊の泉、美味しい水なのでペットボトルに詰め替える

ヒメシャクナゲの蕾

湿原の水が流れる所に、ミズバショウがいっぱい咲いている

少し終わりかけだが、この時期に見られてラッキーでした

9:10 黒谷地湿原の展望台、白いのはチングルマの花、池塘にミツガシワ
ヒナザクラの下にモウセンゴケがびっしり! 白い花の蕾が伸びている
シロバナトウウチソウの葉

木道脇のミズバショウ

イワハゼの蕾

ベニバナイチゴ

コヨウラクツツジ

タカネナナカマドの新芽

ムラサキヤシオ
花の後から葉っぱが出てくる

イワナシ・・・ガイドさんのお話では、実が美味しいそうだ
オオバタケシマラン
イワカガミの蕾

エンレイソウとショウジョウバカマ

10:00 安比岳コース分岐、キヌガサソウ・・・源太森で逢った3人の男性は、この花の事を聞いてわざわざ戻られた!
樹林帯を抜けると広い斜面・・・冬は上の尾根に巨大な雪庇が出来て、どんどん下に崩れるので雪融けが遅いそうだ
残雪の所にムシトリスミレの群落、斜面はチングルマやニッコウキスゲが咲くそうだ。八幡平のお花は遅いんですね

アオモリトドマツとダケカンバの樹林帯と、お花畑になると言う斜面を見下ろす

茶臼岳(右) 安比岳

10:30 源太森(1,595m) 樹海の向こうに、左から秋田駒ヶ岳、ぼんやり月山、畚岳、薄っすら鳥海山、八幡沼
昨日歩いた秋田駒ヶ岳
八幡沼と広大な湿原
条件が良ければ、北に岩木山、八甲田山が見えるそうだ
ウラジロナナカマド

タカネナナカマドの葉は、先が細くて縁に鋭い鋸歯があると、ガイドさんに教えて貰った

花と間違ってしまった、アオモリトドマツの新芽、これだけしか成長しない!

ハイマツの紅い雄花と松ぼっくりの雌花

八幡平の広大な湿原に入ると、ヒナザクラが一面に咲いている

チングルマは咲き始め

ワタスゲの花・・・いつも穂を見ているので判らなかった

サギスゲ

池塘がいっぱいあって、ミツガシワの白い花がちょっとだけ咲き始めている

ガイドさんが観察しているのは、池塘に半分ずつ住み分けるミツガシワとスゲ・・・写真でも、半分で色が違う

水が流れている両側に、ミズバショウとピンクのショウジョウバカマ、厚い泥炭層の上にお花畑
ミズバショウの白い苞が水面に映っている

青空を映す池塘を写したいが、雲が流れて日が差さない^^; 手前にヒナザクラの群落
やっと晴れてきた(^^♪ 緑の葉っぱはコバイケイソウ
ヒナザクラは、これが最後でした
11:30 八幡沼の畔にある避難小屋「陵雲荘」

小屋の脇に、シナノキンバイとスダヤクシュ
小屋から八幡沼を見下ろす・・・八幡平の湖沼群は、湿原とともに魅力の一つです

展望台から八幡沼、爆裂火口湖で水深22m、複数の火口が繋がって出来ているので、手前が浅い。後方に源太森
ガマ沼、雪渓が水面に映ってきれいです
風がないので鏡の様に美しい湖面
ガマ沼と後方に岩手山
ハクサンチドリ

ガイドさんがしきりに上を見てキョロキョロ?アオモリトドマツに実がないと話された。確かに大きな実が見つからない

11:55 八幡平頂上(1,613m) 高い展望デッキが造られている

これから歩く遊歩道と、アオモリトドマツ・・・冬の強風に耐えて、他の生育地より背が低いとの事。冬の樹氷も小ぶり

展望台から森吉山

下のと二つ合わせてメガネ沼
鏡沼・・・5月下旬から6月初旬に残雪が龍の目の様になり、ドラゴンアイと呼ばれている。崩れてしまって残念^^;
ガイドさんに、きれいなドラゴンアイの写真を見せて貰いました
ちいさな火口の雪が融けるとお花が咲くそうだ

サンカヨウ

シナノキンバイ

12:30 八幡平レストハウスに到着、お腹がぺこぺこ、源太カレーを頂きました。12:45 県北バスに乗って、黒谷地口の
駐車場に戻る。午後はガイドさんの地元、安比高原に行きました。お天気が良すぎて、直射日光が暑くて堪らない!

14:35 ブナの二次林を散策、ミズナラとダケカンバが根元で合体している!蕨とりの人が居られて成果を見せて貰う

昭和初期に伐採された場所に、少しだけ残された母木から種子が落下して発芽し、現在のブナ林が出来たそうです
ほとんど陽射しが入らず涼しい。同じ風景なので方向感覚が判らず、10m毎にある標識がないと迷いそうです!

15:42 明日に備えて休養したいので、早めに安比高原ペンションエリアにある宿へ行く。広々した気持ちの良い所♪

ご夫婦で営んでおられ、手作りの籐家具がいっぱいのお洒落なペンションでした。2間続きを2部屋頼んで広々(*^_^*)

18:30 順番にお風呂に入り、ゆっくり明日の準備をする。夕食の前菜、お野菜のピクルスが美味しいし、ワラビもある

メインは、牛タンシチューと岩魚のパン粉焼き、岩魚がとても美味しかった。ほとんどが天然の岩魚だそうです(*^_^*)

安比高原は夜になると涼しくて寒い位!一部屋に集まって楽しいお喋り(^^♪2日間早寝したので今夜が初めてです
3日間、私達が歩いた山は、十和田八幡平国立公園に属していて、那須火山帯に含まれます。明日の早池峰山は、
北上山地に属し、古い地層が隆起して出来た隆起準平原、蛇紋岩の巨岩帯で、新しいお花が見られそうです(^^♪
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