後方羊蹄山 2012年7月4日 ― 2012年07月18日
早朝3時半に起床、部屋で簡単な朝ごはんを済ませ4時半にホテルを出発する。薄曇りだがまあまあのお天気です。
羊蹄山(ようていざん)はコニーデ型の独立峰で蝦夷富士(えぞふじ)、後方羊蹄山(しりべしやま)とも呼ばれる。登山道は倶知安(比羅夫)、真狩、喜茂別(比羅岡)、京極から4つのルートがあり、私たちは倶知安コースを往復します。
【コースタイム】半月湖(P)5:05~5:22比羅夫登山口~6:19 2合目(休憩)6:28~6:52 3合目~7:10 4合目~7:45 5合目
~8:18 6合目(休憩)8:30~9:07 7合目~9:48 8合目~10:15 9合目(休憩)10:35~10:50 山頂・小屋分岐~11:26山頂・火口中央道分岐~11:37北山三角点~11:43山頂・マッカリ下山(小屋)分岐~12:03京極下山分岐~12:10羊蹄山
(山頂近くの岩場で昼食)12:40~13:03マッカリ下山・ヒラフ下山分岐~13:14北山巻道分岐~13:20ヒラフ下山分岐
~13:37 9合目(休憩)13:47~14:21 7合目14:32~15:12 5合目15:22~16:00 3合目16:12~16:30 2合目~16:46風穴
~17:20比羅夫登山口~17:35半月湖(P)
5:05 半月湖の駐車場に車は1台だけ、何の不信もなく元気に出発する
舗装道路を歩きながら途中で間違いに気付いたが「まあいいっか~」
羊蹄山(ようていざん)はコニーデ型の独立峰で蝦夷富士(えぞふじ)、後方羊蹄山(しりべしやま)とも呼ばれる。登山道は倶知安(比羅夫)、真狩、喜茂別(比羅岡)、京極から4つのルートがあり、私たちは倶知安コースを往復します。
【コースタイム】半月湖(P)5:05~5:22比羅夫登山口~6:19 2合目(休憩)6:28~6:52 3合目~7:10 4合目~7:45 5合目
~8:18 6合目(休憩)8:30~9:07 7合目~9:48 8合目~10:15 9合目(休憩)10:35~10:50 山頂・小屋分岐~11:26山頂・火口中央道分岐~11:37北山三角点~11:43山頂・マッカリ下山(小屋)分岐~12:03京極下山分岐~12:10羊蹄山
(山頂近くの岩場で昼食)12:40~13:03マッカリ下山・ヒラフ下山分岐~13:14北山巻道分岐~13:20ヒラフ下山分岐
~13:37 9合目(休憩)13:47~14:21 7合目14:32~15:12 5合目15:22~16:00 3合目16:12~16:30 2合目~16:46風穴
~17:20比羅夫登山口~17:35半月湖(P)
5:05 半月湖の駐車場に車は1台だけ、何の不信もなく元気に出発する
舗装道路を歩きながら途中で間違いに気付いたが「まあいいっか~」
15分で半月湖野営場の駐車場に着く。車が何台も止まっていて、ここが登山口でした^^;
5:22 入山届を書いて、比羅夫登山口(350m)を出発します。最初は緩やかな林の道です
事前にネットで調べると、9合目までは展望のない急な登山道をひたすら登るそうで、水は2リットル必要らしい
○合目の標識と9合目から上のお花畑と展望を楽しみに頑張って登ります。4人全員で登頂が目標です~☆
今日歩く倶知安(比羅夫)コースと山頂植物群は植物の垂直分布を見るのに適しているため
「後方羊蹄山の高山植物帯」として天然記念物に指定されている・・写真はツルアジサイの花
2合目から少し上、エゾマツ・ダケカンバの美しい林
この道は虫が多いので虫よけスプレーが必携です
3合目手前、ダケカンバの明るい登山道
次の標識を楽しみにゆっくり着実に登る
5合目からはジグザグの単調なきつい登り
段差のある登りが何度も続く、先頭は妹♪
8:18 横向きに生えるダケカンバの道を過ぎると6合目です
樹林帯の急登を頑張って登ってきたので思わず笑顔(^^♪
木漏れ日の当たる緑の登山道はとっても気持ちが良い♪
今日は涼しいので快調、カメラはコンデジで我慢してます
8合目を過ぎるとウコンウツギ・ナナカマドの花が咲いている
岩ゴロゴロの登山道も花が見つかると楽しいし元気が出ます
8合目からは時々展望が開け山麓の町が見える
日差しを受けて輝く木々の緑とご機嫌な3人組!
10:15 念願の9合目に到着、ここは避難小屋と頂上の分岐です
リーダーの妹によると休憩を含めて33分遅れで好タイム(*^^)v
岩場の陰にイワブクロがいっぱい咲いています
咲き始めたばかりの花はとてもきれいで感動!
※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
安堵感から一眼レフの出番、9合目からはお花畑の連続
咲き始めのカラマツソウ、他にイワベンケイも咲いていた
チシマフウロのお花畑、他にイワブクロ・ウラジロタデ
サマニヨモギ
山頂・小屋分岐の広場、ミヤマオダマキ
クルマユリの蕾
ガスが晴れると、北山と雪渓の雄大な風景が広がる
足下に青いチシマフウロの花、他にエゾニューが咲く
咲き残りのキバナシャクナゲ、他にエゾイワハタザオ
斜面にはシラネアオイが群生、上の稜線まで続いている
この辺りは雪渓が残り、花の時期が他よりも遅いです(^^♪
ウコンウツギとナナカマドの花
ナナカマドの白い花
コケモモの蕾と白い地衣類
11:26 山頂と中央火口道分岐、花街道で時間掛かり過ぎ^^;
母釜、奥に子釜と父釜があり、間が中央火口道
父釜(大火口)の火口壁の中央に羊蹄山山頂
右に行くと中央道火口道(帰りはこの道を使った)
私達は左に行き、北山を経て羊蹄山山頂に登る
11:37 北山(雲泉岳 1843.7m)の三等三角点
登山道から少し外れるので妹だけが踏んだ
11:43 山頂とマッカリ下山・小屋(火口中央道)の分岐
右が火口中央道、上に旧避難小屋、真狩ピークと続く
北山(右ピーク)を振り返る、雪渓の上が先程通った分岐
帰りは、写真左の火口中央道から巻道を歩き分岐に戻る
羊蹄山山頂を望遠で写す
父釜火口壁を歩き中央の三角点旧山頂に登る
その右が山頂です。左側にハクサンチドリ群生
咲き始めたばかりのハクサンチドリ
三角点旧山頂に登る3人を望遠で写す
大火口の父釜(1700m)、左が真狩ピーク(1860m)
右が旧避難小屋、鞍部が真狩コース下山の分岐
12:03 京極下山分岐の直ぐ後に三角点旧山頂(1892.7m)
奥の三角のピークが山頂(1898m)、後5分で到着です♪
12:10 羊蹄山山頂(1898m)から眺める大火口
崖にイワヒゲ・イワウメ・キンバイ・コケモモなど
北山から歩いてきた火口壁と中央火口道
山頂から先の火口壁はやせた岩場が続く
京極側からどんどんガスが湧いてきます
羊蹄山山頂で喜びの記念写真(*^^)v
山頂は狭いので直前の岩場に戻り昼食
エゾシマリス、樹林帯でも度々出逢った
山頂の岩場にもイワブクロが群生
崖に咲くイワヒゲ・イワウメの実
チシマキンレイカ
ピンク色のイワブクロ
12:40 下山開始、山頂を振り返る。予定より1時間40分の遅れです
羊蹄山避難小屋には寄らないで北山から直接下山する事にする
13:03 マッカリ下山・ヒラフ下山の分岐で自然保護監視員さんと出逢う。中央火口道のコイソツツジがきれいだと教えて頂き、マッカリ下山方向の中央火口道を下り、ヒラフ下山の巻道を通って北山分岐から9合目に下る事にした。
コイソツツジとコケモモ
ヒメイワタデ(時間がないのですべてコンデジです)
マルバシモツケ
イワブクロ・コケモモ
チシマキンレイカ・コケモモ
ミヤマキンバイ・コケモモ
ミヤマキンバイ・チシマフウロ
ウメバチソウの蕾、ハイマツの枝の上でノゴマが囀っている
13:37 9合目に到着、羊蹄山避難小屋に行かなかったので予定より17分遅れに時間短縮が出来た。後は黙々と下るのみです。怪我をしないよう慎重に下り、17:20 比羅夫登山口に到着、余分になった半月湖駐車場まで戻ると小雨が降り出し、ちょうど間に合って良かったです。本降りの雨の中を車でホテルに戻ります。
今日の登山は爽やかなお天気に恵まれて、余裕を持ってたくさんの花と素晴らしい展望を楽しむことが出来ました。
500ccのペットボトルでお茶、ポカリ、京極の水、合計1.5リットルを飲み、500ccの温かい紅茶は山頂でほんの少し!
途中何度も虫よけスプレーをしたのに、最後に虫が多いと言う風穴付近で水を飲んで虫に刺されたのが失敗です。
18:00 ホテルに到着、直ぐ後にバスが3台来て、今日は修学旅行の専門学校生の団体が宿泊です!急いで温泉に入り、7時半からの夕食に行きます。バイキング会場は満員ですが、今日は和食会席を予約しているので悠々♪
生ビールと冷酒で羊蹄山と皆の頑張りに乾杯~☆
「旬華の膳」、盛り上がり過ぎて写真を忘れました
積丹のウニ、北海道産の茹で毛蟹など北海道の味覚満載(^^♪
道産米「ふっくりんこ」の土鍋炊き御飯が美味しくて食べすぎた
9:00 ほろ酔い気分で天気予報を見ると、明日は☂のち☁、登山予備日は積丹観光に決めコースは明日考えます。
コメント
_ かおり ― 2012-07-21 08:38
_ chika ― 2012-07-22 00:00
かおりさん、こんばんわ
北海道の山旅、長文の記録を見て頂きありがとうございます。
予想以上の楽しい山旅が出来て、笑顔いっぱいの毎日でした(*^_^*)
最近はデジカメと言う便利な記録方法があるので、ついつい頼ってしまい、
記録用のコンデジとプリント用の一眼レフの2台合計で500枚もありました。
記憶をたどりながら、1枚1枚写真を見ていると面白い発見もあって楽しいので、
仰る通り、容量の多い新しいパソコンに感謝しないといけません。
前の週は良いお天気で羨ましかったのですが、登山には暑すぎたようですね。
私たちは反対に天気予報が悪くて、心配ばかりしていたのに、山を歩く時に雨が降らず
一度もレインスーツを着ませんでした。
夜間に雨が降ったので、花が瑞々しくてきれいだったのもラッキーです。
かおりさんの夏山はどちらへ? 健脚でいらっしゃるのでいろいろ楽しみですね(^^♪
私の夏山はこれでおしまいですが、来年に向けて楽しい計画を考えたいと思います。
北海道の山旅、長文の記録を見て頂きありがとうございます。
予想以上の楽しい山旅が出来て、笑顔いっぱいの毎日でした(*^_^*)
最近はデジカメと言う便利な記録方法があるので、ついつい頼ってしまい、
記録用のコンデジとプリント用の一眼レフの2台合計で500枚もありました。
記憶をたどりながら、1枚1枚写真を見ていると面白い発見もあって楽しいので、
仰る通り、容量の多い新しいパソコンに感謝しないといけません。
前の週は良いお天気で羨ましかったのですが、登山には暑すぎたようですね。
私たちは反対に天気予報が悪くて、心配ばかりしていたのに、山を歩く時に雨が降らず
一度もレインスーツを着ませんでした。
夜間に雨が降ったので、花が瑞々しくてきれいだったのもラッキーです。
かおりさんの夏山はどちらへ? 健脚でいらっしゃるのでいろいろ楽しみですね(^^♪
私の夏山はこれでおしまいですが、来年に向けて楽しい計画を考えたいと思います。
_ しーちゃん ― 2012-07-27 08:05
chikaさん、おはようございます。
羊蹄山!私は遠方には疎いですがここの名前だけはしっています。
うっとりするお花、壮大な山、元気で美しい4人様の女子力を拝見しまして、私も元気をいただけました。
妹さん、山岳ガイドさん?お詳しい、頼もしいご姉妹ですね。山が趣味のお友達がおられていいなあ~
そうそう、おいしい夕餉もうらやましい、レポートありがとうございます。
羊蹄山!私は遠方には疎いですがここの名前だけはしっています。
うっとりするお花、壮大な山、元気で美しい4人様の女子力を拝見しまして、私も元気をいただけました。
妹さん、山岳ガイドさん?お詳しい、頼もしいご姉妹ですね。山が趣味のお友達がおられていいなあ~
そうそう、おいしい夕餉もうらやましい、レポートありがとうございます。
_ chika ― 2012-07-27 14:42
しいちゃん、羊蹄山を見てくださってありがとうございます。
2011年に5人でヨーロッパアルプスの「ツール・ド・モンブラン」を個人企画で歩いたのが始まりで、それ以来誘い合わせて遠方の山に登っています。
私を通じての仲間なので、1年に数度しか会わないメンバーもいますが、気の置けない素敵な仲間です(^^♪
企画担当は私で、歳のせいか?美味しい食事がないとメンバーが集まりません^^;
妹はガイドではないですが、最近は頼りになるリーダーで皆が助けてもらっています。
全員しいちゃんよりずっと年上なので、レポは将来の参考にしてくださいね。
2011年に5人でヨーロッパアルプスの「ツール・ド・モンブラン」を個人企画で歩いたのが始まりで、それ以来誘い合わせて遠方の山に登っています。
私を通じての仲間なので、1年に数度しか会わないメンバーもいますが、気の置けない素敵な仲間です(^^♪
企画担当は私で、歳のせいか?美味しい食事がないとメンバーが集まりません^^;
妹はガイドではないですが、最近は頼りになるリーダーで皆が助けてもらっています。
全員しいちゃんよりずっと年上なので、レポは将来の参考にしてくださいね。
_ chika ― 2012-07-27 20:25
しいちゃん、ツール・ド・モンブランは2010年でした。
今思い出すと、山歩きのツアーで2006年のカナダのアシニボイン・ロッジ、
2007年のスイスアルプススカイラインツアーも同行していました。
日本の山もたくさん・・最近では屋久島、佐渡、八甲田山、八ヶ岳など、
比良は、10年以上前から歩いているので皆さんとは長いお付き合いです。
一緒に歩く仲間がいるのは幸せですね(^^♪
今思い出すと、山歩きのツアーで2006年のカナダのアシニボイン・ロッジ、
2007年のスイスアルプススカイラインツアーも同行していました。
日本の山もたくさん・・最近では屋久島、佐渡、八甲田山、八ヶ岳など、
比良は、10年以上前から歩いているので皆さんとは長いお付き合いです。
一緒に歩く仲間がいるのは幸せですね(^^♪
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
毎日暑いですネ
夏の北海道、道南の山旅を公開され、一気に拝読しました。
これだけ盛沢山の内容を整理するのも大変だったかと想像されます。
わかり易く見事に編集され、流石と感心させられました。
標高差1500mの羊蹄山登山、お天気に恵まれ
ミヤマキンバイ、シラネアオイ、キバナシャクナゲ、コケモモ、ハクサンチドリ等々
お花の種類の多さに驚いています。、やはり北海道ならではかな~
お花を愛でながらの12時間かけての登山、日の長い夏ならではの山歩きですネ
ニセコアンヌプリではマイヅルソウ、ツバメオモトなど こちらもお花のパレード
きれいな海岸線が続く積丹岬から更に支笏湖まで足を延ばされ
活火山の樽前山登山、砂礫に咲くタルマイソウの花々、充実した5日間の
道南の山歩き、皆さんの楽しそうな雰囲気がこちらにも伝わってきます。
行かれる少し前までは北海道も猛烈な暑さだったとかで
お天気にも恵まれ超ラッキーな山旅だったようですネ
遠征だと計画から実行、そして帰ってからの山行記(ブログ)と大変でしょう。
デジカメが記録の媒介になるので助かりはしますが・・・?
山旅もさることながら、PCにも先ずはお疲れ様でした。