安達太良山 2018年6月27日2018年06月27日

今日から3日間は、裏磐梯在住の日本山岳ガイド協会認定のガイドさんに案内して頂きます。朝に当日の天気予報
を見て行先が決まります。昨日までの晴れをもたらした太平洋高気圧が弱まり、今日からは梅雨前線が威力を発揮
福島県は雨の予報です。浜通り地方(太平洋側)のお天気がましなので、ガイドさんの提案で安達太良山にしました。

※安達太良山 (阿多多羅山) の 「ほんとの空」 は、高村光太郎の智恵子抄、「あどけない話」 の詩に出てきます。
                    ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
                           2日目・・・ハクサンシャクナゲ

                ガクウラジロヨウラク・・・萼片が7~10mmの長いものを言います

【行程】 6/27(水) ☀のち☂ 午後は風雨共に強し
7:00 朝食 8:00 休暇村(ガイドさんの車)→9:02 奥岳駐車場 あだたらやまロープウェイ山麓駅9:20→
9:30 山頂駅9:35~10:10 展望地(休憩)10:20~11:15 安達太良山山頂 11:20~峰の辻~12:35 くろがね小屋(昼食)
13:10~勢至平~馬車道~14:40 奥岳駐車場 (富士急レストハウス)15:00→16:00 休暇村裏磐梯 18:30 夕食

昨夜は露天風呂からお月様が見えたのに、今朝は曇り空で小雨もぱらついてきた。福島県は何処も雨予報なので
一応安達太良山へ行く事にして、雨なら諦めて帰ります。 8:00 休暇村裏磐梯出発 9:00 奥岳駐車場到着
あだたらやまロープウェイ山麓駅から山頂駅を見上げると、雲が多いものの青空も見えていてラッキーです(^^♪

        9:20 ロープウェイに乗る(片道\1,000) 9:30 山頂駅に到着 2人連れと私達5人が出発する

                         山頂駅の横のサラサドウダンが満開

                   ここも雨がぱらついたみたいで、葉っぱが少し濡れている

                             ツマトリソウ 「褄取草」

      ツクバネウツギ 「衝羽根空木」・・・クリーム色の花は良く見るが、縁はしばしば紫色になるそうだ

      木道の登山道の両側にサラサドウダンが咲いている(^^♪ ガイドさんは私の長女と同い年でした!

                    ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
                サラサドウダン 「更紗灯台」・・・花の数が凄くてちょっとびっくりした

                  ウラジロヨウラク・・・葉の裏が緑白色なので 「裏白瓔珞」

      木道が乾いているのでほとんど雨は降っていなかった様だ。正面に安達太良山の乳首が見える

                    ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
                  ベニサラサドウダン・・・花がちいさく紅色が濃いものを言う

             比良では見上げているのに、ここは背丈が低いので、すぐ傍で見られる♪

    ゴヨウマツ、シャクナゲ、ナナカマドに混じってサラサドウダンが満開・・・この辺りを五葉松平と呼ぶ

            ハクサンシャクナゲ・・・山頂駅付近は咲終わりだったが、この辺りは綺麗です

              サラサドウダンの花はいろんな色が・・・白っぽい花に紅の縦じまが可愛い

                       ハクサンシャクナゲがいっぱい咲いている

                花は白色で、わずかに紅色を帯び、内側に淡緑職の斑点がある

                   蕾がいっぱい付いていて、今年は当たり年なのかな?

                    ガクウラジロヨウラク・・・咲き始めで可愛い、薄紫色

                       ウラジロヨウラク・・・こちらの花はピンク色

                   サラサドウダンの散歩道、お天気も良くてルンルン(^^♪

    10:10 安達太良山の展望地で休憩、お花モードなので此処までに何組かの登山者に追い抜かされた

                           マルバシモツケ 「丸葉下野」

                       まだしばらくサラサドウダン街道が続く~♪

              ガクウラジロヨウラク・・・萼片が7~10mmと長く、ふわっと舞い上がりそう

                       ネバリノギラン 「粘り芒蘭」 ・・・ネバネバ

        ゴゼンタチバナ 「御前橘」 ※雨が心配なのでこの辺りからは一個体一枚の写真で我慢する

                          アカモノ 「赤物」・・・実が赤く熟す

                              イソツツジ 「磯躑躅」

                      ミネカエデ 「峰楓」・・・こんな可愛い花が咲く!

      ミネズオウ・・・とても小さな花で白から淡紅色、東北では白、北海道の大雪旭岳で淡紅色の花を見た

                             イワカガミ 「岩鏡」

       10:45 森林限界を抜けてロープウェイ山頂駅を振り返る。画像の右側から雲が流れてきて
       ポツポツ雨が~レインスーツの上着とレインハットを被り、岩がゴロゴロした道を黙々と登る

11:15 安達太良山(1699.6m)風雨が強くなってきたので、後方の岩には登らない^^; 他の人は登っていたので残念!
少し戻ってレインスーツのズボンをはき、峰の辻への巻道を下る。風は少し収まったが雨が降っていてカメラはダメ

     オノエラン 「尾上蘭」・・・尾上は山の峰と言う意味、いっぱい咲いていて、雨の中で無理やり①枚

       12:35 くろがね小屋に到着、ずぶ濡れのレインスーツを脱いで、ゆっくりお昼ごはんを食べる
       小屋で入れて貰った熱いコーヒーが美味しかった♪ 山小屋の有難さが心に沁みました~♡

 くろがね小屋は3階建てで、温泉があります。小屋の上の方に源泉があり、麓の岳温泉までお湯が引かれている

13:10 土砂降りの雨の中、くろがね小屋を出発、岳温泉の源泉を整備するためのジープがここまで来るそうだ!
温泉のパイプから硫黄の臭いがする。勢至平を通り、後は馬車道と呼ばれる林道を下る。樹林帯で雨はマシです。
14:40 奥岳のロープウェイ山麓駅に到着、15:00 ガイドさんの車に乗り、16:00 休暇村裏磐梯に到着した。
外で泥んこの靴を洗い、レインスーツとザックなどを乾かす。ごみ袋に入れていたのでザックの中は乾いていた。

整理が終わり露天風呂に入ると、何と青空がのぞいている! 明日は晴れるのかなあ?今日と同じパターンかな?
ガイドさんの判断で、午前中たくさんの可愛い花が見られたので、皆さん満足している。晩御飯も美味しかった(*^_^*)


コメント

_ (未記入) ― 2018-07-07 14:55

ベニサラサドウダンや白っぽいサラサドウダンがかわいいですね。目の高さなんですね。
ガクウラジロヨウラクも少女のよう。
くろがね小屋からはどしゃぶりだったのですね。

ガイドさんの車が有難いですね。

_ chika ― 2018-07-07 16:46

しーちゃん、続きで見て頂いたのですね?

安達太良山は展望が素晴らしい山で、花は期待していませんでした。
登ってびっくり・・・安達太良山に謝らないといけません。
目の高さに花が咲いているって、なかなか良いですよ。
いつも見上げたり、しゃがみ込んだり大変です^^;

ガクウラジロヨウラクは、しーちゃんが書かれた通り、清楚で少女の様な感じの花です。
ハクサンシャクナゲも、いつも比良でピンクの濃いホンシャクナゲを見ているので、
比べると、優しい感じがしました。

東北はレンタカーを運転するか、ガイドさんを頼まないと複数の山に登れません。
5年前の冬にガイドして頂いた方に、今回はリクエストしてお願いしました。
年配の私達を連れて行ってくださって、ありがとうの言葉しかありません(*^_^*)

_ かおり ― 2018-07-08 17:35

chikaさん~ こんにちは。

東北の山旅拝見しました。雄国沼のニッコウキスゲの群落見事ですネ。
霧ヶ峰では御馴染みですが此方は年々少なくなっているよう感じます。、安達太良山のハクサンシャクナゲの
白さとピンクに魅せられます。ウラジロヨウラクやサラサドウダンの群生に数々のお花にも
目を奪われます。裏磐梯休暇村に連泊のよう

裏磐梯と云えば当方、夜行列車「きたぐに」で出かけ新津から磐越西線で猪苗代に下車1970年前の9月休暇村に
宿泊、五色沼散策して爆裂火口の凄まじさと彩のエメラルドグリーンの鮮やかさに目からウロコでした。
会津若松に出て福島からバスで吾妻小富士の火口縁に登り、東京経由で帰った想い出があります。
まだその当時は山に登るのではなく高原歩きが主体でした。今から48年前の話どす。

朝から降られる雨も嫌ですが景色を撮るには青空が一番。お花はややうす曇が一番かと思います。お天気と相談しながら早くから計画から実行へ凄いですね。
梅雨時なので少々降られるのは我慢せざるを得ませんね。

_ chika ― 2018-07-08 20:29

かおりさん、こんばんわ
1970年ですか。私はその頃スキーに夢中で、夜行列車「ちくま」の通路に新聞紙を敷いて寝ていました。
「きたぐに」は3段の寝台列車だったような記憶が?周遊券でぐるっと回られたんですね。
その当時の五色沼は、今の様に木々が繁茂しておらず、とても綺麗だったと同行の友人が話していました。
あの頃は「山屋さん」がいて、普通の人は高原ハイクを楽しむのが流行、志賀高原とか軽井沢に憧れていました。
懐かしいお話をありがとうございました(^^♪

安達太良山、磐梯山、西吾妻山はどれも展望が素晴らしい山なので、やはり秋に行くのが良かったようです。
爆裂火口が一つも見られず、ちょっと残念でした。

_ 摩耶山さん歩 ― 2018-07-11 11:40

急行 ちくま きたぐに 懐かしいですね。
きたぐにには 2度ほど乗りました
新聞紙をひいて 寝ましたね。
糸井川で 降りて スキー場へと ふつー電車に乗りかえました。
私も山にはまったく興味が無く 休暇を使って スキーでした。

安達太良山と言うと 思いだし検索してみました。
https://www.youtube.com/watch?v=4KMLS2-HAVs
コンロンビアローズさんとは知りませんでした。

サラサドウダン の色が 鮮やかですね。
雨の中 娘の様なガイドさんと共に 鮮やかな花たちに出会われたのですね。
沢山のすてきな 花 景色です。
雨の中大変でしたね。
お疲れ様でした。

_ chika ― 2018-07-11 21:05

てるみさん、こんばんわ
やはりあの時代は皆さんスキーですね・・・「思い出の赤いヤッケ」が大好きでした。
私の記憶では、レコードのジャケットは華奢な男の子だったような?
高石ともやさんが歌っていたんですね。

安達太良山=ほんとの空だけが、私の中で独り歩きしていて、楽しみにしていました。
当日は、少しの青空と優しい日差しの下、可愛い花たちに出会えて良かったです。
またまた説明不足ですみませんが、ガイドさんは娘と同い年の男性です<(_ _)>

東北の花は淡い色が多いと思いますが、ベニサラサドウダンは別ですね。
どこも鈴なりで、日差しを透して緑の葉と赤い花が鮮やかでした。
帰りは雨で大変だったはずなのに、この日は何故か達成感いっぱいでした。

_ 摩耶山さん歩 ― 2018-07-23 13:50

chikaさん 子供が夜中に熱を出し、5分体温計で測るとき 
思い出のヤッケと 3回ほど歌っていました。 
山旅も 中ほどで 達成感が おありだったのですね。

_ chika ― 2018-07-29 16:19

てるみさん、返信が遅れてすみません。
山頂は目指さないと言いながらも、天辺に立つと達成感が生まれますね(*^_^*)

久しぶりに雨が降って暑さから解放され、ホッとしています。

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