ツール・ド・モンブラン(6) シュクルイのコル 2010年7月19日2019年02月19日

TMB3日目は、コースタイムが4時間20分、標高差258mの下り、470mの登り、484mの下り、のんびり風景が楽しめる
イタリア側のハイライトです。今日も快晴のお天気に恵まれ、モンブラン山群の絶景と、美しいコンパル湿原を満喫、
メゾン・ヴィエイユのランチとクールマイユールのホテルが共に素晴らしく、イタリアが大好きに~スイスを抜くかも?

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                         お花畑とモンテ・ビアンコ  (モンブラン)

                 グラシエ針峰、トレ・ラ・テート針峰、ミアージュ氷河のモレーン

                    ダン・デュ・ジェアン、グランド・ジョラス、ヴェニの谷

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 黄色い線が歩いた所です。 出典・・・RANDOEDITIONS 2003 Pays Du Mont-Blanc ハイキングマップ 1:50,000 

【行程】 ☀ 爽やかな快晴
エリザベッタ小屋(5:30 起床 6:30 朝食) 7:45~8:48コンバル湿原~9:08分岐~10:20避難小屋~
10:56ピーク2,442m(休憩)11:30~12:18草地で休憩~12:50シュクルイ湖~13:13シュクルイのコル(昼食)
14:30(リフト)→プラン・シュクルイ15:15(ロープウェイ)→クールマイユール~15:54ホテル(散策 19:00 夕食)
ホテル・・・ホテル・ブトン・ドール (三ツ星、木の香りがする綺麗なホテル、朝食の種類が多くて美味しい、連泊したい)
昼食・・・メゾン・ヴィエイユ(ペンネ、ミートソーススパ、生ハム、サラダ、ウインナ、ポレンタ、フレッシュトマト、
     生ビール、ケーキ、コーヒーなどを6人でシェアー、美味しかった €122)

  5:30 起床(仲間たちはもっと早起き)、寒いのでレインスーツを着てテラスに行く。エリザベッタ小屋とフォルテ山

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   6:20 小屋のテラスから、トレ・ラ・テート針峰(左) レックス・ブランシュ氷河から幾筋も水が流れ落ちている

      6:22 スイスのグラン・コンバンから朝日が昇る。ご来光に感激!下は朝靄がかかるコンパル湿原

        6:30 朝食、昨夜はアトラストレックの6人と相部屋、ほぼ同日程の四日市のグループとは
        時々出逢ったが、途中日本人と出逢ったのはほんの少しで、外国人との交流が楽しい♪

                    シリアル、パン、コーヒー、ヨーグルト・・・朝は質素だ

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       7:17 朝食後テラスに戻ると、すっかり明るくなり、これから歩くコンパル湿原が良く見える
       湿原の左奥の壁は、ミアージュ氷河が造ったモレーンで、水はヴェニの谷へと流れ出る


          今朝も抜けるような青空が広がる\(^o^)/ 左の三角錐の山は、エリザベッタ針峰

                トレ・ラ・テート針峰 (3939m) 迫力あるレックス・ブランシュ氷河

7:45 エリザベッタ小屋(2258m)出発、シュクルイのコル分岐まで車道を歩く。今日も良いお天気で皆さん絶好調~♪

7:50 車道に下るとイタリアのハイキング標識、メゾン・ヴィエイユ(1956m) 2h55min 早過ぎる!山渓の本なら4h20min

   右に小さな滝があり、広場にテントが張ってある。2人仲よく気持ち良さそう~のんびりお喋りかなあ(^^♪

   8:10 振り返ると、緑の丘にエリザベッタ小屋が見える。さっそくマーモットを見たが、コンデジでは写らない^^;

              左の小川は水しぶきをあげて流れている。川沿いのヤナギランはまだ蕾

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   8:48 ラーゴ・デュ・コンパル湿原の下流域、逆さグラシエ(^^♪ 後方左がセーニュのコル、緑の台地に小屋

前方にモンテ・ビアンコとノワール針峰が再び姿を見せる。ミアージュ氷河のモレーンがデッカイ! 湿原にワタスゲ

              逆さモンブランとノワール針峰・・・良い場所を探したがなかなか難しい

                         アコニトゥム・ブルパリア (トリカブト属)

                氷河の白濁した水と、湿原の澄んだ水が交わる所を過ぎると・・・

       9:08 分岐の標識(1970m)、橋を渡らず右手の斜面を登る。メゾン・ヴィエイユ(1956m) 2h15min
          ※橋を渡り、1時間程歩くとヴィエイユのバス停がありバスでクールマイユールに行ける

            9:30 樹林帯の登りを過ぎると展望が開け、グランド・ジョラスが見えてきた(^^♪
            アルプ・ヴィエイユ・アンフェリエール(2073m)石造りの廃屋の所でちょっと休憩

         緑豊かなアルプをハイカーが行き交う。一組の外国人グループと抜きつ抜かれつで歩いた

             斜面はアルペンローゼが花盛り(^^♪ ゲンティアナ・プンクタタ(黄色いリンドウ)

                    沢沿いの急登・・・沢音だけが聞こえて、とっても静か

背丈の低いイトシャジン ※他にイブキジャコウソウ、白いアザミ、ヒメヤマカガミ、クモノスバンダイソウなど次々~♪

 ニグリテラ・ニグラ (5~20cm バニラの香りがする) ガイドさんに教えて貰うと、微かにバニラの香りがした(*^_^*)

10:10 沢を登りきると気持ちの良いアルプで、アルペンローゼと小さな花が一面に(^^♪ 岩峰は、Mt.Fovie (2967m)


                     10:20 アルプ・ヴィエイユ・シュペリユール(2302m)

                     避難小屋の前で休憩・・・風もなくいい気持ち(*^_^*)

                お花畑とモンテ・ビアンコ・・・沢沿いを登ってくるハイカーが見える

10:56 今日の最高地点に到着(2442m) グラシエ針峰、記念写真を撮ろうとしたら、先程の外国人グループの一人が
「はい、こっち!」と指図しながら三方向の写真を撮ってくれた。和やかなひと時・・・楽しく幸せな時間が流れる(^^♪

      白いモンブランのイメージを変える岩峰・・・モンブランを半周、ここまで歩いてきて良かった(*^_^*)

                        6人でハイポーズ・・・ガイドさんもノリノリ
   
                     モンブラン、グランド・ジョラスを従えてジャンプ!

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       最高地点(2442m)から・・・左側(西)に、グラシエ針峰(左 3816m)、トレ・ラ・テート針峰(右 3930m)
           ミアージュ氷河と左下に青い氷河湖、コンパル湿原、左の緑の斜面を登ってきた

     正面(北)に、イタリア側の豪快なモンテ・ビアンコ、山頂はモンブラン・デュ・クールマイユール(4769m)
            目の前に迫る大岩峰に圧倒される! 右の尖った山はノワール針峰(3773m)

右側(北東)に続く岩峰の末端が、グランド・ジョラス、左にダン・デュ・ジェアン、右の三角山はモン・チェティフ(2343m)
谷の遥か向こうにスイスのグラン・コンバン、眼下にヴェニの谷、右側山の中腹につけられた道をこれから歩く~♪

                モンブラン・デュ・クールマイユール (2969m) イタリア側の山頂

                 ダン・デュ・ジェアン (左 4013m) イタリア語の意味は巨人の歯

    グランド・ジョラス、右が最高峰の東峰ウォーカーピーク (4,208m) 西峰ウィンパーピーク (左隣4,184m) 

  ダン・デュ・ジェアンの左にポワント・エルブロンネ展望台 (3462m) 中腹に中間駅のバビロン・ド・モントフレティ

             最後にもう一度・・・モンブランとノワール針峰、下はミアージュ氷河末端部

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         11:30 名残惜しいがもう出発、三角山モン・チェティフ手前のシュクルイのコルに向かう

                   なめらかな斜面の巻き道、雪渓から流れる沢が見える

        ヘリアンテムム・ヌムムラリウム (ハンニチバナ科)・・・背丈に比べて大きな花が咲いている

     センペルビブム・アラクノイデウム (クモノスバンダイソウ)・・・5~15cm、葉の基部が蜘蛛の巣に似る

12:00 L.di Vesses (2332m イタリアで買ったハイキングマップ参照)・・・ 四日市から来たグループが湖畔でお昼ご飯

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 一面の可愛いお花畑とグラシエ針峰、トレ・ラ・テート針峰、ミアージュ氷河の末端、紫のアルペンアスターが綺麗!

  モンテ・ビアンコの姿は、歩いている間に横に広がりのっぺりした感じになる。右にノワール針峰の岩壁が続く

            グランド・ジョラスなどの山々が近くなってきた。道はスキー場のコース内に入る

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           12:18 気持ちの良い草地で休憩・・・周りは花がいっぱいで私は休憩どころではない

              上のピンクはカラフトゲンゲ、下の青はエゾムラサキ(ワスレナグサ属)

                   ラヌンクルス・グラキアリス・・・桃色に変わり始めている

                  プリムラ・ファリノサ(ユキワリザクラ)   ビオラ・カルカタタ

  ゲンティアナ・オルビクラリス (3~8cm リンドウ科)・・・深みのある青色で草地に点々と星のように咲いている

                12:36 標高が下がり、スキー場周辺に背の高い針葉樹が出てくる

 12:50 シュクルイ湖 (2161m)、本に逆さモンブランが見えると書いてあったが素通り・・お昼もまだだし仕方ないか^^;

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シュクルイ湖の反対側は素晴らしいお花畑・・・少し背の高いワスレナグサ、ムラサキシロツメクサ、ミヤマキンホウゲ
左後方はスキー場で草が刈られている。針葉樹とグラシエ針峰、トレ・ラ・テート針峰、モンテ・ビアンコの大きな岩盤

                        お花畑とモンテ・ビアンコ、ノアール針峰

     お花畑でハイジになりたい(*^_^*) ダン・デュ・ジェアンとグランドジョラス・・・何回写したか判らない位

 13:05 美しいヨーロッパモミの樹林帯を下る。薄紫のフウロソウ (ゲラニウム・シルバテクム) が一面に咲いている

 13:13 シュクルイのコル(1956m)に到着、お腹が空いてレストランにまっしぐら!右の山はモン・チェティフ(2343m)

                鮮やかな黄色のパラソルの下で、皆さん優雅にランチタイム(^^♪

    MAISON VIEILLE (メゾン・ヴィエイユ 古い家の意味) ここのお料理は美味しいと評判なので楽しみです

イタリアの缶ビールで乾杯! スパゲティ・ペンネ・生ハム・サラダ・ウインナ・ポレンタ エリザベッタ小屋のトマトが
美味しかったのでメニューにないがフレッシュトマトを注文・・・オリーブオイルをかけて食べたら最高に美味しい(^^♪
お腹がいっぱいなのにデザートも注文! ケーキとコーヒーで〆 室内は私達だけだったので、のんびり出来ました

     私が見たNHKのビデオも再生してくれてサービス満点! 気さくな方で記念写真もお願いした(*^_^*)

                  14:30 レストランを出発、直ぐ近くにあるリフト乗り場に行く

         グラシエ針峰~モンテ・ビアンコの山々と一旦お別れ・・・素晴らしい風景をありがとう~♡

      14:45 リフトからクールマイユールの街、歩いて街まで下れるが勿論リフトを選択しました(*^_^*)

   15:05 プラン・シュクルイ(1709m) ロープウェイ乗り場、乗客は私達だけで、後方の2人は逆上がりに挑戦中!

                      対向のロープウェイ・・・必ず写してしまう私^^;

            15:15 山麓駅から歩いてホテルに向かう。明日の午前中は街歩きをします(^^♪

                            メインストリートにある教会

       15:54 今夜のホテル、ホテル・ブトン・ドールに到着、2階の赤い花のあるベランダが私の部屋

           2階ツィンの角部屋に妹と2人になる。ベッドカバー、カーテン、椅子は可愛いピンク色

調度品は全て木製で良い香りがして、いっぺんにお気に入り(^^♪友人3人はベッドルームが2つもある広い部屋です

         花のある小さなバルコニーからの眺めがまた素敵・・・ダン・デュ・ジェアンの夕焼けも見えた

  バスルームもきれいで、さっそくお風呂に入り汗を流す。3日ぶりのホテルでホッと一息、皆さん元気回復です

      1階の広いラウンジには、「モンテ・ビアンコ」の本やモンブラン山群の立体模型などが置いてある

       鍵を預けたカウンターには木彫りのマーモット、写真を撮らせて貰った女性はとても親切でした

         17:55 5人でクールマイユールの街を散策、シャモニーと比べると可愛い町並みです
         広場に飾られた花もカラフルで種類が多い。イタリア版のTMBの地図を€8で買った

 広場にジェラートのお店があったのでプラリネを注文・・・本場のジェラートは初めてで、とっても美味しかった(^^♪

  19:00 LA TE RRAZZA で夕食(ツアー料金に込み) 生ビール、サラダ、パン、ローストビーフ、フルーツポンチ

      流石イタリア!オリーブオイルがとても美味しかった\(^o^)/ ※コース料理は私にはちょっと^^;

                  明日は、TMBの休息日で、午後からエレナ小屋に行きます