カナディアンロッキー(1)ラーチ・バレー 2006年7月9日~10日2020年07月01日

昨年の冬、1~3月に海外トレッキングの記録①③④⑤をホームページからブログに転記して再度アップしました。
フィルムカメラで写した②カナディアンロッキーが未掲載だったので、山に行けない梅雨の時期にチャレンジします。

1999年10月にN H K BSでカナディアンロッキー・トレッキング紀行 【アシニボイン 運上の楽園を行く】 を見ました。
その時からずっと憧れだった【アシニボイン・ロッジ】に2連泊するトレッキングツアーを見つけて、友人と4人で参加♪
氷河を抱いた岩峰、美しい氷河湖、一面のお花畑、アシニボインロッジの美味しい食事とゆったり流れる素敵な時間
・・・海外トレッキング旅行の楽しさに魅せられてしまった海外最初の山旅です~♡

【アシニボイン・ロッジとレイクルイーズ8日間】 参加者11人 ツアーリーダー 志水三智子さん アルパインツアー
※時差・・・サマータイム期間、太平洋岸(バンクーバー) -16時間、カナディアンロッキー(バンフ) -15時間

       ハイキング初日は朝の起床もゆっくり、モレーン・レイクからモミやトウヒの森の中を歩く
       初めて見るカナダの山々と青い湖、ちいさなお花達にうっとり・・・参加者は全員女性♪
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               アルパイン・メドウ (高山草原) のお花畑、みんなとってもちいさい!

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                   インディアン・ペイントブラシ (先住民族の絵筆の意味)

             モレーン・レイクとテン・ピークス (カナダの旧20ドル紙幣の裏の絵として有名)

【行程】 7/9 (日) ☀ 参加者 Fさん Kさん Mさん 合計4人
関西空港17:50(エアカナダ40便)→11:25バンクーバー空港15:00(AC 216便)→17:20カルガリー空港19:00(バス)→
21:00レイク・ルイーズ ★レイクルイーズ・イン 2連泊 駅舎に近い所に建つ、きれいなホテルだった。
夕食はホテルのレストラン・・・舌平目 ビールはアレキサンダー・キース

7/10 (月) ☀ ☁ ☂ バンフ国立公園  ※一日に四季があると言われるカナダの天気を実感、霰が降った。
ホテル(7:00 朝食) 10:00(乗合タクシー)→10:23モレーン・レイク駐車場10:45~12:07エッフェル・レイク分岐ベンチ~
12:22小川を渡る~13:35ミネスティマ・レイクス(昼食 シーチキンサンド)~16:00モレーン・レイク~16:30展望台~
16:57駐車場(専用車)→19:00 旧レイク・ルイーズ駅舎レストランで夕食 (生ビールのジョッキの縁にネジの溝がある)

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                     レイク・ルイーズ周辺地図・・・1~2日目のハイキング

7/9 17:50 関空発のエアカナダで9時間、機内はほとんど寝ていた。バンクーバーで飛行機を乗り換えて1時間30分、
カルガリー空港に到着したが、カミナリの為に機内でしばらく待機です。19:00 送迎バスでレイク・ルイーズに向かう

  送迎バスはアルバータ牛の放牧場の間を走り、トランス・カナダ・ハイウェイを通って、レイク・ルイーズ村に到着
  21:00 2連泊するレイクルイーズ・インは清潔で良い感じのホテルです。ホテルのレストランで夕食を食べて就寝

  7/10 送迎の専用車が来なくて、10時に乗合タクシーで出発する。朝は雨が降っていたので良かったのかも?

  10:23 モレーン・レイクに到着、中央がタワー・オブ・バベル (2,300 m) 、左の岩山にロックパイル・トレイル(0.3 km)

          モレーン・レイク (1,885 m) 、とても美しい湖です。朝、テン・ピークスは雲に隠れていた

         10:45 出発、左の道を行くと直ぐに登山口の指導標があり、そこから右のトレイルに入る
         モレーンレイク・ロッジ、木造のキャビンが素敵な高級ロッジで湖畔にたった一軒しかない

  モミ、トウヒの針葉樹林の中を登る。ワンフラワード・ウィンターグリーン (イチゲイチャクソウ) 高さは5~10 cm

         トール・ホワイト・ボグ・オーキッド (ツレサギソウ属) 花の形はサギソウのよう、15~70 cm

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               イエロー・コロンバイン (キバナノヤマオダマキ) 黄色はカナダらしい色

     ワンサイデッド・ウィンターグリーン (コイチャクソウ) 緑がかった花が茎の片側にだけつく、5~20 cm

                ハート・リーフ・アーニカ (ウサギギク属) 葉っぱはハート型、10~60 cm

   ジグザグの道に来ると晴れて来て、樹間から山と湖が見えてきた(^^♪ マウント・バベルとモレーン・レイク

   12:07 エッフェル・レイク分岐のベンチで休憩、この辺りはオレンジ色のインディアン・ペイントブラシが多い

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インディアン・ペイントブラシ (先住民族の絵筆) 、カナディアンロッキーを代表するお花で苞葉にはいろんな色がある
根茎は他の植物に寄生して栄養を取っている。2種類以上生えている所では、自然雑種もできる、5~30 cm

           12:22 ちいさな小川を渡る。この辺りから落葉松原生林の中を歩く (ラーチ・バレー) 

               ウーリー・プッシートーズ (エゾノチチゴグサ属) ドライフラワーになる

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           コントーテッド・ロウズウォート (シオガマキク属) 8~12 cm 何本も並んで咲いている

ずっと昔に降った火山灰の上に植物が生え地面がモコモコ、地りす (コロンビア・グラウンド・スコアラル) が沢山いる

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                フェイ・氷河の末端はグレーシャー・ブルー、岩盤に滝が流れている

          濃いピンク色のインディアン・ペイントブラシ、場所によって同じ色の花が群生している

                         真っ赤なインディアン・ペイントブラシ

  ラーチ (カラマツ) に囲まれた緩やかな道を抜ける。ハートリーフ・アーニカ (ウサギギク) がいっぱい咲いている

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       ホワイト・マウンテン・ヘザー (イワヒゲ属) 10~20 cm 高山帯に生え、白いベル型の花をつける

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          樹林帯を抜けると、右にマウント・テンプル (3,544 m) レーク・ルイーズで一番高い山です

                     ゴールデン・フリーベン (ムカシヨモギ属) 2~15 cm

  後方にマウント・バベル (左、3,101 m) とテンピークス№・1のマウント・フェイ (氷河 3,235 m)  ※テンピークスは
  モレン・レークの南から西にかけて連なる標高3,000 mを越える高峰群の総称で、№1~10までナンバーをふる

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                 エッフェル・ピーク (3,084 m) 、ピナクル・マウンテン (3,067 m)

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    アルパイン・メドウ (高山草原) のお花畑、みんなとってもちいさい! 白はインディアン・ペイントブラシ

          モス・キャンピオン (マンテマ属) 2~6 cm 苔状でクッションのように集まって生える

  13:35 ミネスティマ・レイクス (2つの湖がある) に到着、上の大きい湖からセンチネル・パス (左上の峠 2,611 m)

              湖の傍でランチ、シーチキンサンド、ジュース、青りんごは丸かじり (*^_^*)

シマリスに似たキンイロジリスとカメラを持って追いかけっこ(^^♪ツアー仲間は湖の奥の方でライチョウを見たそうだ

            ホワイト・ドライアド (チョウノスケソウ) 高山で群生して咲く。花弁は8枚、5~15 cm

 ウェスタン・アネモネ (イチリンソウ属) 10~60 cm クリーム色の大きな花をつける。葉と茎は毛に覆われている

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      白いインディアン・ペイントブラシ、色がついているのは苞葉で花弁ではない。どれも綿毛がある

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ウィンド・フラワー (イチリンソウ属) 15~50 cm 花は白、薄黄、赤紫がある。風の強い所に多く咲く。網目状なのは実

        時間が無くなりセンチネル・パスには行かず同じ道を戻る。テン・ピークスの山々を振り返る
        左から①フェイ ③ボウレン ④トンサ ⑤ペレン ⑥アレン ⑦トウゾ ※手前の尖山は違う

         ウェスタン・アネモネの穂・・・花が終わり亜麻色の毛が密集、リスのベッドと呼ばれている

                            レイクルイーズ・アーニカ?

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   アルパイン・スピードウェル (クワガタソウ属) 5~30 cm 葉と茎は毛で覆われている。青紫色の花弁は4枚

              マウンテン・チックウィード (ミミナグサ属) 5~25 cm とってもちいさな花

        ワイルド・ヘリオトロープ (カノコソウ属) 30~70 cm ラベンダー色の花は成長と共に白くなる

           トール・パープル・フリーベン (ムカシヨモギ属) 10~70 cm アズマギクに似ている
              小川の橋まで来た時に雨が降り出した。一瞬ヒョウも降ってびっくりする!

                雨が上がった(^^♪ 階段状の沢からエッフェル・ピークが見える

 16:00 モレーン・レイクに到着、橋を渡り遊歩道のある左のちいさな岩山に登る。ロックパイル・トレイルと呼ばれる
 遊歩道を少し行くと、モレーン・レイク・ビューポイントに出る。    ※左の堆積物 (モレーン) が湖の名前の由来

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            16:30 ビューポイントからの素晴らしい眺め(^^♪ モレーン・レイク、テン・ピークス

  旅の仲間(*^_^*) テン・ピークス№3のマウント・ボウレン (左、3,071 m) 、№7のマウント・トウゾ (右、3,245 m)

                 日差しが当たり、湖面のコバルトブルーがキラキラ輝いている

       16:57 駐車場から・・・マウント・テンプルとすらっと伸びたモミ、トウヒが美しいカナダらしい風景

    専用車に乗ってレイク・ルイーズ戻る途中に、ビューポイントで下車する。タワー・オブ・バベル (左手前)
    左奥はクワドラ・マウンテンと氷河、右はテン・ピークス、左下にモレーン・クリークの壮大な森が広がる

    19:00 カナディアン・パシフィック・レイルウェイの線路を渡り、旧レイク・ルイーズ駅舎のレストランで夕食
           コモン・ファイヤーウィード (ヤナギラン) 山火事の跡や森林の伐採跡に群生する

           バターアンドエッグス (ウンラン属) 20~80 cm 唇型の黄色い花で下唇はオレンジ色

          ツアーガイドの志水三智子さん、憧れのガイドさんに案内してもらいラッキーでした(^^♪

           食事の間に3回もなが~い貨物列車が通った! これは穀物を積んだ貨車だそうです

アルバータ牛のステーキが美味しかった。朝バスが来なかったお詫びに、生サーモンとアイスワインをご馳走になる

       駅舎の内部はまるで博物館の様! 階下のトイレ内に1898年製、S Lの焚口の扉?があった

※花の説明の()内は日本名、該当なしは科又は属を表記、数字は高さですが実際に見た花はどれも小さかったです
                  出典は、The Flower guide of the Canadian Rockies

コメント

_ 摩耶山さん歩 ― 2020-07-14 10:18

chikaさん お写真をデジカメで再撮影?され アップでしょうか?
chikaさんの 海外トレッキングは 憧れです。
ステキなお写真を、ありがとうございます。
お花がまた 可愛くステキ!
地理など 知識なくさっぱりわかりませんが、
美しい景色に うっとりです。

時間をみつけてゆっくりまた 拝見しますね。
アップをありがとうございます。

_ chika ― 2020-07-14 17:54

てるみさん、こんばんわ 
ブログにお越しいただきありがとうございます。
カナディアンロッキーは初めての海外トレッキングで、ワクワク、ドキドキの山旅でした。
アシニボインロッジは、私たち山仲間の憧れの山小屋で予約できて大喜び(*^_^*)
日本と違って、お花畑の中を自由に歩き回り、自然をゆっくり楽しめるのが驚きです。

2008年にデジタル一眼を買うまで、一眼レフはフィルムカメラだったので、
ホームページの時は、スキャナーでフィルムスキャンをしてファイルを作りました。
今回はホームページを作った時のファイルを残していたので、それを利用しています。
一つ一つ思い出しながら、宝物のような日々を振り返るのは楽しいです。

お付き合いいただき恐縮しています。
夏山計画が出来なくて、日々の過ごし方を模索する毎日です。

_ かおり ― 2020-07-16 14:09

chikaさん~ こんにちは。
カナディアンロッキーの旅拝見しています。初めての
海外トレッキングだそうでバンフ国立公園のモレン.レイクと
テン.ピークスの氷河を抱いた高峰に目がうろこどす。
レポ拝見してテンピークの峰々の名称判りました。

実を云うと昔の話ですが昭和時代にブラブラ繁華街を
よく歩いたものです。そこで必ず寄るのが旅行会社で旅の
パンフを良く集めたものです。
スイスアルプス、カナディアンロッキーの綺麗なパンフを
持ち帰り行くことは叶いませんが憧れたものです。
もちろん日本の山岳風景パンフも待ちかえっています。
お陰さまで美しき眺めや光景は目の肥やしになりました。

chikaさんはお友達とカナダからスイス、イタリアと
海外トレッキング経験豊富で羨ましき限りどす。
昔のパンフアップしても著作権など時効でしょうかね・・・

_ chika ― 2020-07-16 16:39

かおりさん、こんにちわ
思い出探しのブログを見て頂きましてありがとうございます。

実はてるみさんのコメントから気が付いたのですが、カナディアンロッキーのフィルム写真の
CDデータが残っていました!プリントする時にカメラ店でCDに焼いてもらっていたのです。
1~3まで、ホームページのちいさなファイルを使いましたが、再度作り直そうと思っています。
雨降りばかりで時間はたっぷりあるので、自分のお楽しみの時間にしたいです。

かおりさんもパンフレットを集めておられたんだ(*^_^*)
若い頃、上高地が私の憧れの地でした。あの写真を見たら誰でも一度はと思いますね。
ラッキーにも、登山で何度も訪れることが出来て、娘とも歩きました。
次の夢は、孫たちと上高地を歩くことですかね~☆

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