裏磐梯五色沼 2013年2月16日2013年02月20日

妹が山岳会でスノーシューを始め、面白いのでやってみたらと誘われました。私は全くの初心者なので、昨秋妹らがガイドを頼んだ裏磐梯の「もくもく自然塾」のツアーに参加します。裏磐梯の天気予報が悪くて心配しましたが、3日間とも予定通りに歩け、特に2日目は良いお天気でツアー名どおりの絶景と、美しい霧氷、パウダースノーを満喫(^^♪

【1日目】JR京都駅八条口 2/15 21:53 (福島交通夜行バス)→2/16 7:29 JR郡山駅 8:00 (送迎バス)→猪苗代で乗換
→10:00 裏磐梯猫魔ホテル 裏磐梯五色沼自然探勝路を歩く(個人) 裏磐梯猫魔ホテル2連泊
【2日目】2/17 雄国山絶景ピークハントツアー(もくもく自然塾)
【3日目】2/18 磐梯山噴火口散策・イエローフォールツアー(もくもく自然塾) 裏磐梯猫魔ホテル 16:45 (送迎バス)
→猪苗代で乗換→18:40 郡山 21:00 (福島交通夜行バス)→2/19 6:23 JR京都駅八条口

2/15 夜になってまた雨が降り出し寒いです!裏磐梯は寒いだろうと、スーツケースは防寒着と非常食でいっぱい。郡山行の夜行バスの乗客は週末なのに9人だけで、座席シートをいっぱいに倒し、朝までぐっすり眠れました。
2/16 郡山は晴れていますが風がとても強いです。送迎バスに乗り裏磐梯に着く頃には、どんよりした曇り空になり、雪交じりの強風が吹き荒れています。歩けるのかな?と心配・・・取りあえず私のスノーシューをレンタルし、山の服装に着替えて荷物を預けます。雲の流れが速く、時々晴れ間も見えるので、2人で五色沼へ行くことに決めました。

【コースタイム】裏磐梯猫魔ホテル11:00~11:53裏磐梯高原駅五色沼入口~12:46瑠璃沼(昼食)~13:18弁天沼
~14:03竜沼~14:16深泥沼~14:46毘沙門沼~15:20五色沼入口バス停15:36(バス)→15:50裏磐梯猫魔ホテル

除雪された車道の両横は高い雪壁が出来て、裏磐梯高原駅バス停付近にある五色沼の入口が見つからず、うろうろする。段差の低いところを見つけて上に登ると、奥の方に小さな沼があり、ちょうど青空も出て水面がきれいです。
※帰宅後裏磐梯ビジターセンターの記事を見たら、入口はわかりにくいが「物産館」の横から上がるとの事で、私達が上がった場所であっていることが判りました。 http://www.urabandai-vc.jp/?cat=5

広場の建物は皆閉じていて、強風で雪が飛ばされたのかトレースは全くありません。カメラのレンズを通して小沼の左に「←檜原湖」の標識が見えます。標識の場所に行くと、左にも大きな沼があり此処が五色沼自然探勝路の起点。

歩き始めるまでに1時間のロスタイムでした^^; 妹は首から地図とコンパスをぶら下げ、方向の確認をしてくれます。

左の大きな沼は柳沼で、ほとんどが氷っています。しばらく行くと「柳」の字だけが雪の上に出た標識がありました。

妹は何度か五色沼探勝路を歩いていますが、雪の時は又違うようです。樹林帯に入るとトレースが見つかりました。

最初はもう帰ろうか?と弱音を吐いていた私ですが、誰もいない雪の森を歩くのがだんだん楽しくなってきました♪
風が強く粉雪が舞いとても寒い。写真を撮るのに手袋を外すと手が凍えます。(行きの道路標識の気温は-8℃)  

しばらくすると又トレースがなくなるが、妹は地図で確認して平らな雪面を進みます。樹林の間から左右に沼が見え、左下の沼にはトレースがあります。下って行くとそれが青沼で、青白色の水面が五色沼で一番きれいだそうです。

登り返して右にある大きな沼が瑠璃沼、青く澄んだ水面に日が差してきて白い雪とのコントラストが美しいです。
風が吹くと左から右にさざ波がさっと流れてきれい!後ろに磐梯山が見えるそうですが、今日は雲に隠れています。
                    ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます。

静かな瑠璃沼の辺でお昼にします。冬おにぎりは凍るので、私は2日ともバームクーヘンと温かい紅茶にしました。訪れる季節や天候によって違うでしょうが、私は瑠璃沼が一番のお気に入りでした。寒いのでしばらくで出発します。

妹の先導で微かなトレースを辿りながら弁天沼に到着します。初めて3人のハイカーに出会いちょっと安堵しました。
彼らは反対方向の毘沙門沼から歩いて来たそうです。ここからはトレースもバッチリ♪最後は日赤の碑から五色沼入口へ出るのが良いとの事です。この後数組のハイカーに出会いましたが、とても静かな沼めぐりでした(^^♪

雪で埋まった弁天沼展望台からは、吾妻連峰が望めるそうです。今日のお天気では歩けるだけでもラッキー!

全面凍結に近い弁天沼、風が吹くと広い雪原に粉雪が舞いあがり幻想的! 弁天沼を半周して次の沼に行きます。

              わずかに凍ってない弁天沼の水面は蒼く、真っ白な雪の造形がきれい!

              スノーシューにも慣れて、気持ちの良い雪道をルンルン気分で歩いて行く(^^♪

                冬枯れの明るいアカマツ・ブナなどの森を歩くのは心地がいい~☆

             弁天沼の辺りから日が差してきて、振り返れば青空も広がっています(*^^)v

左に赤い沢が見えます。近づくと赤い水草が水面を覆っています。雛あられのような小さい雪の粒が可愛いです。

マシュマロのようにふわふわした雪とちいさな沢、夏は弁天沼から竜沼へ流れるきれいな小川なのだそうです。

             すぐに左へ登る別の踏み跡があるので行ってみると、左下に竜沼がありました。

              アカマツの木立と深い青緑の沼、雪を被った枝先、竜沼は日本画の風景

                    竜沼からのちいさな流れは深泥沼へと続いています。

               青緑色に濁った深泥沼の西部、10羽ほどの鴨が泳ぎ回っています。

                 くちばしを水に突っ込むヨシガモのつがい、右上はヒドリガモ。

深泥沼全景、奥が西で手前が東、水質と水深、水草の繁茂により色が違うそうで、葦が茂っている場所は赤いです。

                 深泥沼東部は翡翠色、日が陰ってしまい画像が暗くなりました。

                   少し歩くと左下にきれいな緑色をした赤沼が見えます。

水中の倒木は赤色。裏磐梯観光協会によれば、アシの根元に酸化鉄の沈殿物が付着して赤みがかかるそうです。

                赤沼の傍に真っ赤な実がまだ残っています。不味いのかなあ?

小さな橋を渡ると最後の毘沙門沼で、吹き抜ける風が冷たい!奥の氷ってない緑の水面に鴨がいっぱいいます。
※裏磐梯ビジターセンターの記事では、五色沼にはオオバン・ヒドリガモ・ミコアイサ・ヨシガモなどがいるそうです。

中間の展望地から眺める毘沙門沼は右側の3/1を残して氷っています。薄氷の上に出来た雪模様がきれいです!

粉雪が舞い始め左側はぼんやり霞んで見えます。毘沙門沼は五色沼最大の沼でボートにも乗れるそうです。

お天気が悪くなったので毘沙門沼に下りず、五色パラダイスキャンプ場からトレースがしっかりした方向へ歩きます。

弁天沼で教えて頂いた「日本赤十字社平時災害救護発祥の地」記念碑に出ました。此処から車道を歩き裏磐梯ビジターセンターに向かいます。15:36のバスに間に合ったので、ビジターセンターに寄らずそのままホテルに戻りました。

猫魔温泉は透明に見えますが、鉄分を含んだ赤いお湯です。露天風呂に行くと、檜原湖から吹き上げる風と雪で、髪の毛は白くなりタオルが凍り始めます。夕食は6時から「KOREZO東北バイキング」、まずは生ビールで乾杯~♪
お料理は野菜が豊富で味付けも美味しく、会津蕎麦、喜多方ラーメン、稲庭うどん、小岩井のアイスクリームなど等地方色豊かでお腹いっぱい頂きました(*^^)v 土曜日なのでスノボーの若者や小さなお子さんを連れた家族連れでレストランは満員、賑やかですが皆さん楽しそうでこのホテルにして良かったです(^^♪

明日はメインの雄国沼絶景ピークハントツアーです。天気予報は☁のち☀ 眠たくて早めに就寝しました。