ツール・ド・モンテローザ(6) グレッソネイ 2011年7月13日2019年03月06日

TMR3日目は、コースタイムが3時間35分、スキー場のリフト横を登り下りする比較的楽な行程です。天気予報は、
雨と雷!夜半から雨が降り続いていて心配です。峠を越えた後に素敵なプレゼントが待っていてくれて幸せ(*^_^*)

【予定】 標高差 606mの登り、848mの下り 、コースタイム 登り1時間50分、下り1時間45分、合計3時間35分
      レシーのフェラーロ小屋(2,066m)~ベッタフォルカのコル(2,672m)~グレッソネイ・スタッフェル(1,824m)

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                       自分で見つけた野生のエーデルワイス~♡

                ペンネのトマトソース・・・アルベルゴ・リストロ・シッテンのレストラン

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         地図・・・ツール モンテローザ 1/50,000 (黄色が歩いた道、オレンジはTMRのコース)

【行程】 ☂ 午後に雷雨、あられが降った
レシー、フェラーロ小屋(7:00 朝食)8:40~9:40リフト山麓駅~10:35休憩~11:20ベッタフォルカのコル~
12:50アルベルゴ・リストロ・シッテン(昼食)13:50~14:50グレッソネイ・スタッフェルバス停~15:00ホテル
ホテル・ノルトエント(2F 79号 内装はモダンでお洒落 清潔で気持ちが良い 何故かスイスのポスターがいっぱいある)
★昼食(パスタ、コーヒー)€7 白スパーリングワイン€3

7:00 朝食、フェラーロ小屋の奥さんと写真・・・昨夜の子供達との対応がさっぱりしていて迫力充分、素敵な人だった

  フェラーロ小屋(2,066m)、私達の部屋は裏側で窓が開かなかった。5色のタルチョは並ぶ順番があるそうだ
  夜半から雨が降り出す。8:00 出発は延期、8:40 雨が上がりレインスーツの上だけ着て出発、土の車道を歩く

ベッタフォルカのコル 2,646m 1h50min 標識にTMRの表示がない。イタリアの地図ではロートホルン峠越えがTMR?

            雨に濡れた牧草地の花、ディアントゥス・シルベストリス・・・ヒメギンナデシコ

                        スカビオサ・ルキダ・・・マツムシソウ属

                 フィティウマ・ベトニキフォリウム・・・キキョウ科、タマシャジン属
    
             30頭ほどの牛が放牧されている。左上のコルが目指すベッタフォルカのコル                     

          後方はアヤス谷、シャンポルック(1.579m)の集落が見える。雲がかかり墨絵の世界だ

                  望遠で石積みの中の牛さん・・・この柵から出ないのかなあ?

サクシフラガ・アイゾイデス・・・ユキノシタ属、日当たりの良い河原などで岩を割って出てくる。昨日のヴェラ谷で見た

 9:25 この上はスキー場、9:35 スキーリフトは止まっている。担当者が乗るなら動かすとの話だが私達は歩いて登る

    スキーリフト山麓駅(2,308m)で休憩、一面がお花畑で休憩どころではない(*^_^*)・・・コロリナ・バジナリス
 
                 ペディクラリス・ベルティキラタ・・・タカネシオガマの群生が凄い!

                      カンパヌラ・ロトゥンディフォリア・・・イトシャジン

   トロリウス・エウロパエウス・・・バターボール、キンポウゲ科、キンバイソウ属、沢の方に咲き残りがあった

              トリフォリウム・バディウム・・・マメ科、シャジクソウ属、黄色いクローバー

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                       登って来た道とムラサキツメクサのお花畑

         10:00 雨が降り出し傘をさして登る。右斜面は一面アルペンローゼ(咲き終わりで残念)

スキー場の斜面はグニュグニュで足が沈み込む。リフト下にプリムラ・ファリノサ・・・ユキワリザクラ、これも咲き残り

       10:35 風が強くなったので傘を閉じてレインスーツのズボンをはく。寒いのでフリースも着込む

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              キルシウム・スピノシスシムム・・・アザミ属、ガレ場の斜面一面に生育

11:20 ベッタフォルカのコル(2,672m)、左上が展望台だが何も見えないので行かない。登りでは誰とも逢わなかった

 フェラーロ小屋(2,66m) 1h10min TMRと書いてある。 レシー集落には小屋が2軒あり、上のフラッシェー小屋がそれ
             ※スイスの地図では、ベッタフォルカとロートホルンの両方がTMRとなっている

   リストロ・シッテンまで45分、スタッフェルまで1時間45分、展望もなく寒いのですぐに出発、雨は止んだようだ

     11:37 しばらく行くと車道の右に野生のエーデルワイスが咲いているのを、ガイドのSさんが見つける
     たった3本のエーデルワイスが、私達をとっても幸せな気持ちにしてくれました~♡ 妹は初めてです

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         中心部が雄花、外側に雌花が丸い形でつく、星状に苞葉を開ける。白い綿毛が目立つ

 レオントボディウム・アルピヌム(花冠がライオンの足)・・・エーデルワイス(ドイツ語で高貴な白)、ハナウスユキソウ

右が谷になっていてちいさな沢が流れる。黄色のバターカップと、青のエゾムラサキが咲き、白いアザミがいっぱい

            リフト横の車道を花を見ながらのんびり歩く。下に見えるのがスタッフェルの村

                       バルトシア・アルピナ・・・ゴマノハグサ科

                       ミオソティス・シルバティカ・・・エゾムラサキ

              右上を屋根付きの4人乗りリフトが通り、乗客が手を振ってくれた(*^_^*)

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12:23 花がいっぱいの斜面に、今度は私がエーデルワイスを見つける\(^o^)/ 咲き始めたばかりで優しい花です

      左の視界が開けて氷河の山が見える。緑の斜面を流れ落ちる沢が綺麗、また雨が降ってきた^^;

   12:50 アルベルゴ・リストロ・シッテン、ここはガイドのSさんがお薦めの食事が美味しいホテル&レストラン
   料理を待っているとびしょ濡れの3人組が来た。アメリカ人の親子で大きなザックを背負っていて凄いな!
   食事の量も多くてビールを飲みながらお喋り、食後は地図を広げて楽しそうに相談しておられた(*^_^*)

    私達は大きな窓がある特等席に座る・・・お薦めは数種類のキノコとベーコンの自家製パスタ、妹が注文

                  私はペンネのトマトソース、この旅で一番の美味しさ(*^_^*)

エスプレッソコーヒーの香りとコクも最高、チーフから「お味はいかが?」と聞かれて・・・berry good イタリア語は?

小雨になりテラスに出てみる。下はグレッソネイの谷、左の大きな雲の上の台地が明日登るガビエットのゴンドラ駅

               望遠で、明日行くガビエット(2,342m)のゴンドラ駅とオレン峠(右上)

13:50 出発、少し下ると途中駅のサンタアンナ、ここからロープウェイでスタッフェルまで下れるが私達は歩く事にした

    ジムナデニア・コノプセア・・・テガタチドリ、誰もいなくてただ黙々と歩いたがご褒美の花があった(^^♪

途中から雨が強くなり雷も鳴りだした! 14:50 スタッフェルのバス停、15:00 ホテルは直ぐ近くにあり良かった(*^_^*)

                 部屋に入ると大粒のアラレが降り出して本当にラッキーだった

きれいなホテルで、まずシャワーをしてからドライヤーで濡れたものを乾かす。1時間ほどかかったが全て片付いた

夕食は19時なのでのんびり過ごす。部屋は2階の79号室でツイン、ホテル内を見に行くとスイスのポスターが多い?

                     階段のタイルは階によって違い、可愛い模様です

                   玄関に置かれている、お洒落なドライフラワーバスケット

       19:00 地下通路を通ってホテルのレストランに行く。最初は私達だけだが、後で地元の人が来た

  白ワイン(€3)を頼んだらスパーリングワインで美味しかった。妹が頼んだ赤ワインが絶品で美味しかったらしい

                             前菜はエビとズッキーニ

                       ラビオリ・・・美味しいけれどこれで1人前です!

                     判らずに頼んだのはスープ・・・でも美味しかった

         メインは3種類から選べて、私はエビの焼き物・・・下の野菜とオリーブオイルが美味しい

                      ティラミス・・・もうお腹いっぱいで感動がない

 21:05 夕食を終えて外に出る。ホテル・ノルトエントは、1階がレストランで左に売店、木造の建物がホテルになる

  左下にサンタアンナに行くロープウェイの駅が見える ※スタッフェルはグレッソネイ谷の一番奥にある小さな村

リス川は増水し濁流が流れている! ※チェルビニア、アヤス谷、グレッソネイ谷は全てヴァッレ・ダオスタ州になる

          ホテル・ノルトエントの玄関から部屋に戻る。私達の部屋は3階のベランダがある右側

今回の旅で一日中雨の中を歩いたのはこの日だけだった。早く着いたので寝るまでには全てのものが乾燥済みで
良かった。2時間程夕食を楽しんだ後、外に出るときれいな夕焼け、22:00 就寝の頃には大きなお月様が出てました

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