ツール・ド・モンテローザ(12) ヘルンリヒュッテ前半 2011年7月18日2019年03月12日

昨日見たテレビの天気予報では曇りと雨、どうしようか迷って朝食後ホテルの奥さんに相談したら、すぐにパソコンで
調べてくれて「今は曇りだが午後から晴れるのでOK」とにっこり(*^_^*)
マッターホルンの登山基地ヘルンリヒュッテは、2人とも行きたかった場所なので大喜びで出発する(^^♪

                ヘルンリヒュッテからのマッターホルン、山頂はガスで見えなかった

                    下山する頃に晴れてきた・・・流れる雲とモンテローザ

【行程】 ☁ のち☀
ホテル8:30~8:45シュルーマッテンゴンドラ乗り場→9:05ジュヴァルツゼー~9:25ケルンのある高台~9:55ヒルリ~
10:50ツムット分岐~12:00ヘルンリヒュッテ(昼食)13:00~14:00ツムット分岐~14:35ヒルリ(休憩)~
15:20ケルンのある高台~15:40シュヴァルツゼー(散策)16:15→16:30シュルーマッテンゴンドラ乗り場~17:00ホテル
★ジュヴァルツゼーゴンドラ往復 CHF24(半額) ヘルンリヒュッテ(スープ) CHF12.5 グランビス(夕食) CHF25

                     ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
             イタリアの地図 1:25,000 №108 チェルビーノ (黄色い線が歩いたコース)

     ※登りはほとんど展望がなく歩いた道の説明写真、午後は晴れたので下りにきれいな写真が撮れた
      コースタイムは上り下り共に3時間、下りでは何度も休憩し、景色を見たり片言のお喋りをしたり~♪

 7:30 朝食、パン、チーズ、ハム、みんな美味しくていっぱい食べた 8:30 曇っているが晴れる事を祈って出発する

 8:45 シュルーマッテンゴンドラ乗り場(1,616m)、チケットは往復でCHF24(半額)、9:02 シュヴァルツゼー駅(2,583m)

9:05 出発 、緑色の湖を左から半周して急坂を登りケルンのある高台(青↓)、次にスキーリフト小屋(黄↓)を目指す

               シュヴァルツゼー(2,552m) ヒルリ 40min ヘルンリヒュッテ 2h 10min 

                     ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
    9:25 急坂を登るとケルンとベンチのある高台に出る。一瞬雲が流れて白いマッターホルンが姿を見せる!

                 昨日の雨は山頂では雪だったみたいで、薄く雪化粧している

                  日中にマッターホルンの山頂を見たのはこの時だけでした

ジュヴァルツゼーのゴンドラ駅とホテルを振り返る。5才の男の子とお父さんが登って来て、後程ヒュッテでも出逢う♪

       少し下り、車道のような広い道を横切り、右の岩山を登る。道には水が流れていて石伝いに渡る

                       左奥に見えるのは、テオドールパスの小屋

9:55 ヒルリ(2,780m) 分岐標識、ヘルンリヒュッテ 1h 30min トロッケナーシュテーク 1h 35min 夏は無人のリフト小屋

    右に回り込み、大きな岩山の下を添うように歩く。地図を見ると岩山の右端のピークがヒルリ山(2,888m)

                 岩山に付けられた細い道を歩く。左はカール状のフルグ氷河

                          落石注意・・・見上げると凄い!

  岩壁に鉄柵のついた階段があり慎重に登る。氷河を歩く登山者を発見!分岐で出逢った重装備のグループだ

 足元が透ける鉄柵の通路が続く。左はザレの急斜面、鉄柵の通路から元の道に戻る所が崩れていて怖かった^^;

     その後、急な坂道をジグザグに登り、岩尾根(2,870m)を越えると反対側のツムット谷の景色が見える

                   岩尾根からフルグ氷河、午前中山は全く見えなかった

      フトキンシア・アルピナ(アブラナ科フトキンシア属)・・・葉っぱが披針形、初めて花を写す(*^_^*)

                     ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
    ツムット谷もガスで何も見えない。辛うじてマッターホルン氷河の末端と、下流に多くの池と川が見える

              しばらくは平坦な砂の道をのんびり歩く。ハイカーが多くなりひと安心です

ツムット分岐の標識とマッターホルンの北壁が見えた。前の3人は日本人家族で、今日出逢った日本人は3組でした

                   10:50 ツムット分岐(2,931m)、前方の岩を左方向に行く

                  分岐を過ぎると北壁が間近に見える。何処を歩くんだろう?

               11:00 一番下の大岩まで来ると、前を登るハイカーが居て道がよく判る

                       振り返ると、先程歩いた平坦な道が見える

                   脆い岩の右横に道がつけられているが意外に登りやすい

                     ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
           縦縞模様の岩の上からつららが幾つも落ちてきた!縦の白い筋がつららです

     陽射しが出て上空が明るくなってきた。その時は気づかなかったが、ヘルンリヒュッテが見えている

          そして一瞬、マッターホルンの穂先が! ここは岩にロープが張られていて慎重に登る

                 11:30 今にも崩れそうな大岩の先に目指すヒュッテが見えた(^^♪

                     右側の崖はこんな感じで谷底はガスで見えない

 11:45 大岩から両側が切れ落ちた狭い稜線を登る。振り返るとヒルリ山、ジュヴァルツゼーのゴンドラ駅が見える

       12:00 最後の緩やかに蛇行した道を登りきると、憧れのヘルンリヒュッテ (3,260m) に到着(*^_^*)

                     ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
              マッターホルンの東壁が目の前に!氷河と迫力ある大岩壁に圧倒される

                ヘルンリヒュッテから山頂に向かうクライマーが見たかったな~☆

                   山頂は見えないが。白く雪化粧した岩肌がきれいです

               ベルグハウス・マッターホルン&ヘルンリヒュッテ 3,260m 記念写真(*^_^*)
   ※マッターホルン初登頂150周年記念で、2015年7月1日にヘルンリヒュッテはリニューアルオープンしました
    2013年からの大改修工事で左側に新しいホテルが建ち、この建物も改修、右側のヒュッテは取り壊された

  右隣のヘルンリヒュッテは1880年、スイス山岳会モンテローザ支部により定員17人の山小屋として創設された
  ベルグハウス・マッターホルン (当時の名はベルヴェデーレ) は1911年、ツェルマット村により建設された
  増改築の後1982年に合わせて170人の山小屋となり、1987年共同管理となる。 ※現在はこの小屋はない!

      寒いので中に入る。セルフサービスでスープ(CHF12.5)を注文、妹はトマトソースのパスタを食べた

 スープは温かくて美味しい。日本人のご夫婦とお喋り(^^♪ケルンの高台で出逢ったお父さんと男の子も到着する 

      マッターホルン登山の人が泊まる山小屋に来た・・・と言う達成感がありとてもうれしい(*^_^*)

                     ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
              テラスで雲が上がるのを待つ。フルグ氷河と登ってきた最後のジグザク道

                        モンテローザ付近に雲の隙間が出来る

 西のスイス側から見るモンテローザの大きな山塊・・・北からノルトエント(青↓)、デュフール・シュピッツェ(紫↓)
 ツムシュタイン・シュピッツェ(赤↓)、プンタニフェッティ(緑↓)、パロット・シュピッツェ(黄↓)、ピークは右に続く・・

                     ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
北からノルトエント(4,609m)、デュフール・シュピッシェ(最高峰、アルプス第2位 4,634m)、間の真っ白な氷河が美しい

  ※イタリアのマクニャーガから見たノルトエント(右)とデュフール・シュピッツェ(左)・・・表裏の感じが初めて解った

                     ※click!のある画像は拡大してご覧いただけます
 デュフール・シュピッシェ、ツムシュタイン・シュピッツェ(4,563m)、プンタ・ニフェッティ(4,554m)、パロット・シュピッツェ

 プンタ・ニフェッティは、別名シグナールクッペ、山頂にヨーロッパで一番高所にあるマルゲリータ小屋が見える!

      プンタ・ニフェッティ(緑↓ (4,554m)、パロット・シュピッツェ(黄色↓ (4,436m))、こちらからは真っ白

         ヘルンリヒュッテのテラスでTMRの主役、美しいモンテローザの姿をしっかり見届けた(^^♪

 ヘルンリ稜の取りつきに2人立っている!私達は道が凍っていて諦めたが、トイレの裏から行く道があったようです

       13:00 ヘルンリヒュッテに別れを告げる。ヘルメット姿の登山者が何人も後片付けをしていた^^;


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